常盤本線

概要

 常盤本線(ときわほんせん)は、永京都の上谷駅(かみたにえき)から、宮城県の岩沼駅(いわぬまえき)までを結ぶ、NR今北の鉄道路線です。永京都と茨原県、福島県、そして宮城県の仙台方面を結ぶ重要な路線であり、特に上谷駅から稲出駅までは緩行線(各駅停車)と快速線(特急や快速など)が分離された複々線区間となっています。

 永京都心の区間では、特急と快速が上谷駅またはNR西本線の高品駅(たかしなえき)から発着しているほか、各駅停車は浜茄子町駅(はまなすちょうえき)から発着し、二宮駅から古林線に入って古林駅(ふるはやしえき)へ向かう電車が多いです。

 茨原県方面へ向かうメインルートの一つですが、ライバル路線として常丸鉄道や結急来急本線が存在しており、特急と快速は対抗するため時速130km/h運転を行っています。

 2017年10月以前は、稲出駅から先が交流電化でしたが、現在は勝田駅北側が境界となっています。


運行形態・車両

特急・快速

 特急・快速(一部を除く)は、時速130km/h運転に対応した高性能車両で運行されています。

 特急は高品駅から発着する列車が多く、30分前後の間隔で勝田行きといわき行きが交互に運行されています。

 快速は10両または15両の電車が高品駅または上谷駅から発着しており、上谷駅基準で10分間隔の運行となっています。上画像のN2600系(交直流車)で運行される「普通列車」と、N1600系で運行される「快速」が交互に運行されており、普通列車は土井駅まで、快速は二宮駅から古林線に入り、古林駅まで運行されています。

 なお、普通列車と快速の停車駅は同じですが、普通列車の最高速度が130km/hなのに対して、快速は120km/hで2階建て車両が連結されていないという違いがあります。

各駅停車

 各駅停車は、浜茄子町駅から稲出駅・または古林駅までの間を結んでおり、大半の電車が浜茄子町駅-古林駅間での運行となっています。

 車両は快速にも使われるN1600系10連が使われており、浜茄子町駅-亀芝駅間では5分間隔、亀芝駅-古林駅間では10分間隔で運行されています。なお、二宮駅-古林駅間では快速が各駅に停車することから、運行本数の調整のために二宮行きが毎時3本設定されています。

 ちなみに、2006年ダイヤ改正以前は、浜茄子町駅-日暮里駅間において永京環状線の電車も運行されていました。

普通(土井以北)

 N2500系は現在、土井以北でのみ運用される。

 土井以北の普通列車は、土井駅から高萩駅までは合計30分間隔で運行されています。なお、土井方面、いわき方面からも来戸行きが設定されており、来戸駅から勝田駅までの間は毎時3本運行となる時間帯があります。

 高萩駅からはおおむね1時間間隔で運行されています。

沿線概況

 上谷駅から三ノ輪駅(みのわえき)までは、NR北本線や永京環状線などの路線と併走することから、非常に賑やかな区間となっています。三ノ輪駅からは永京環状線とわかれ、複々線のままで北東へと進んでいきます。

 荒川駅(あらかわえき)は鹿原鉄道との乗り換え駅で、ラッシュ時になるとこの駅で当路線に乗り換える人々で賑わいます。鹿原鉄道は地下鉄経由で都心部に乗り入れていますが、常盤線各駅停車は永京駅など鹿原鉄道直通の地下鉄が通らない駅を通っているので、地下鉄との棲み分けがなされているようです。

 亀芝駅(かめしばえき)では、常丸鉄道白鬚線(しらひげせん)と接続しています。この駅も多くの乗り換え客で賑わいますが、各駅停車しか止りません。快速を止めて欲しいという要望も多いのですが、ライバルの常丸鉄道が別ルート・地下鉄経由で都心直通していることや、用地の問題で快速を止める予定はないようです。

 葛西駅(かさいえき)から椿菜駅(つばきなえき)までの区間は、永京都から津喜県に入る区間で、また京香電鉄新京香線と平行している区間でもあります。新京香線は、かつての軍事用路線を転用した路線であり、1973年以前は椿菜駅が起点でした。

 その椿菜駅(つばきなえき)は、新京香線に加えて結急・永京外環電鉄外環ラインもやってくる駅です。かつてはこの駅に停車する特急も設定されていたようですが、現在は普通・快速と各駅停車のみが停車します。私鉄との接続駅ではありますが、近隣に都心直通のライバル路線が多いことから、荒川駅ほどの乗降客数ではないようです。

 住宅地の直線区間を走って行くと、各駅停車のみ停車の蔵元駅(くらもとえき)で結急観林線(みりんせん)に接続します。この観林線は、常盤本線が通らなかった観林への路線として開業し、1980年代までは貨物連絡輸送も行われていました。2023年春からはこの観林線経由で昇田(しょうだ)方面へ向かう電車の運行が開始されることとなっており、毎時2本(6両)が高品駅まで直通することになっています。

 2023年春から快速線高品駅まで直通開始する結急30系2500番台(上段)と1528系2100番台(下段)。30分間隔で高品・永京と結急かなで線昇田駅(しょうだえき)の間を結びます。停車駅は高品を出ると、永京、上谷、蔵元(結急ホーム)、観林、梅川、昇田です。編成が短いことや、津喜県、昇田市が中心となって設定された電車であることから、停車駅を絞って速達化と混雑緩和をねらっています。

 樫葉駅(かしはえき)は、結急来急本線、かなで線、樫葉線が乗り入れる主要駅であり、特急も停車します。百貨店や商業施設などが隣接している地域の拠点駅であり、茨原県民が最初に行く都会とも言われています。定期利用客の乗り換え需要は以前に比べると減りましたが、定期外需要に関しては衰えず、その求心力の高さがうかがえます。

 二宮駅(にのみやえき)は、古林線が分岐する駅です。古林線は津喜県北部の大都市古林(ふるはやし)への輸送を目的に敷設された路線で、基本的に常盤本線と一体化した運行が行われています。

 稲出駅(いなでえき)からは茨原県に入ります。常丸鉄道も乗り入れる駅であり、以前はこの駅から北側が交流電化となっていましたが、地磁気観測所の移転に伴い2017年10月に直流区間が延長されています。

 土井駅(どいえき)では、2022年3月ダイヤ改正以降普通列車の系統分断が行われています。以前は来戸・勝田方面への直通列車が多数運行されていましたが、日中の普通列車はすべて土井止まりに変更されていまいました。土井駅自体は茨原鉄道も乗り入れる駅であり、茨原県内の駅としては利用客数が多いです。

 土井駅から先の普通列車は、30分間隔で運行されています。今のところN2600系で運行されていますが、遠山原支社所属のN1330系や津喜支社の1528系4連による試運転も行われており、そのうち使用車両が変更されるという噂話もあります。

 加岡駅(かおかえき)では加島線と結急来急本線に接続。ここから県庁所在地の来戸駅までは、結急来急本線の方が近道して早いことから、普通列車の利用客はさほど多くありません。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年04月30日

当ページ公開開始日 2020年06月13日