木滝線

概要

 このページでは、津喜県渡辺市の渡辺駅(わたなべえき)から、茨原県来戸市の来戸駅(くるとえき)を結ぶ木滝線、津喜県平松市の知和駅(ちわえき)から渡辺市の窪田駅(くぼたえき)までを結ぶ久田線、遠山原県篠田市の篠田駅(しのだえき)から坂元市の昇山駅(のぼりやまえき)までを結ぶ昇山線(のぼりやません)の3路線について解説します。

 いずれもNR木滝線に関係する路線であり、津喜県北東部と遠山原県南部、茨原県東部の各地域を結ぶローカル線です。


運行形態と車両

 木滝線は、渡辺駅-来戸駅間を走破する普通列車(4両)が1時間に1本運行されています。また、窪田駅-牧野駅間では久田線・神原線直通の普通列車も1時間に1本運行され、運行間隔が30分前後の間隔となります。

 大洗駅-来戸駅間では、豊矢線からの列車が30分間隔で運行されており、この区間では毎時3本の列車が運行されています。

 久田線は両武本線奈原駅から知和駅・窪田駅を経由し、木滝線牧野駅-神原線-豊矢線東豊矢駅までを結ぶ普通列車が毎時1本運行されています。

 昇山線は篠田駅-昇山駅間で2両ワンマンの普通列車が毎時1本運行されています。

 車両は、4両編成の列車に1528系2100番台が使用されるほか、ワンマン列車にはN1330系が使用されます。津喜支社の検見浜車両センターまたは遠山原支社の利次車両センター所属です。

沿線概況

木滝線

 起点の渡辺駅は港町です。川の河口ということもあり、海・川ともに船の物流の拠点でした。桃志と同じく日本有数の水揚げ量を誇り、また内陸部には1970年代に工業団地が造成されたことから工業も発達しています。

 窪田駅では久田線と合流します。この周辺は「窪田工業団地」のある場所であり、久田線はこの工業団地への貨物輸送などを目的に1970年に建設されました。かつては永京から両武本線経由で運行される特急がこの窪田駅や木滝神宮駅まで運行されていましたが、結急電鉄が上谷(永京)-木滝神宮-遠山原間で運行する特急を利用したほうが早いことから、現在は定期運用がありません。

 篠田駅まで来ると遠山原県です。この駅で分岐する昇山線は、首都圏有数の秘境路線ですが、終点の昇山への登山客輸送のために臨時の特急列車が運行されることもあります。本来であれば1両のディーゼルカーだけで乗客を運べますが、わざわざ電化してあるのは電車特急が入線できるようにするためです。

 木滝神宮からは茨原県内の区間に入ります。県境が複雑に入り組んでいる沿線ですが、文化的なつながりは強くそこに「境」があることをあまり感じさせません。

 木滝神宮駅(きたきじんぐうえき)は結急電鉄と奈滝電鉄も乗り入れるターミナル駅で、駅名は古くから多くの参拝客でにぎわっている木滝神宮に由来します。参拝客が多いことから数多くの店が軒を連ね、近隣では唯一の百貨店もあります。最近は結急遠山原特急線を経由する高速急行が15分間隔運転に増発されたこともあり、永京への利便性が大幅に向上していることで注目が高まっています。

 牧野駅で神原線と分岐すると、来戸駅を目指して北へと進みます。途中の加島駅(かじまえき)で加岡駅へ向かう加岡線(かおかせん)と接続しつつ、その先の大洗駅では豊矢線と合流します。

 大洗駅では豊矢線と合流。そして来戸駅へと向かいます。

久田線(知和駅-窪田駅)

 久田線は、両武本線から木滝神宮、来戸方面へ貨物列車を運行するために建設された区間で、1970年に開業しました。全線が高架または掘割区間として建設されており、踏切はひとつもありません。

 貨物列車のために建設された路線ではありますが、旅客列車も運行されています。当路線の恩恵を大きく受けているのは、津喜県渡辺市の北西部にある窪田駅(くぼたえき)周辺や、遠山原県篠田市、そして昇山線沿線の住民です。当路線開業以前も、渡辺・桃志経由で永京方面(横網行き)の直通列車が運行されていましたが、当路線経由になったことでショートカット&スピードアップを実現しました。

 途中には二つの駅がありますが、そのうち久田駅(ひさだえき)では結急桃志線に接続しています。結急桃志線は利根川沿いに敷設された歴史ある路線であり、線路は小野原から結急遠山原線経由で古林・永京方面までつながっています。篠田や窪田の住民は、お出かけするさいに久田駅で結急に乗り換えて古林駅方面へ向かっていくようです。

 窪田駅手前で地上に下ると、木滝線と合流します。

昇山線(篠田駅-昇山駅)

 昇山線(のぼりやません)は、路線名にもなっている昇山駅周辺の温泉や行楽地にアクセスするための路線として、木滝鉄道によって建設されました。昇山温泉は永京都心に近い温泉地として古くから人気があり、現在も両武本線経由の特急列車が運行されています。

 篠田駅(しのだえき)で木滝線と分岐すると、単線の線路をガタンゴトンという音を響かせながら進んでいきます。坂元駅(さかもとえき)で多田鉄道と接続しつつ、国道と坂元川の間の谷間を進んでいくと、終点の昇山駅に到着します。


※このページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2022年11月27日

当ページ公開開始日 2022年06月25日