永京環状線

 永京環状線(ながきょうかんじょうせん)は、高品駅から真先、民谷、蓮庭、折袋、萩生、堀端、業平、但馬護町、洲崎、中島、浜茄子町を経由し再び高品駅に戻る路線です。1960年までは堀端~浜茄子町間のルートが異なり、上谷、春葉原、永京を経由するルートでしたが、同年に「城東線」と呼ばれる但馬護町経由のルートに変更されました。

 電車は11両編成で、3分ほど待てば電車がやってきます。あまりにも運行本数が多いことから、駅の時刻表は「おおむね○分で運行」と表記が簡略化されています。

 ラインカラーは黄緑色です。これは1963年に導入された1512系の塗装でもあり、以降永京環状線を走る電車は黄緑色の塗装、または帯とされています。現在は全列車がN1604系(2015年登場)により運行されています。


N1604系

2015年に登場した車両で、現在はすべての電車がこの形式で運行されています。中吊り広告の廃止を目的にデジタルサイネージを増設したり、新しい車両情報管理システム「IN-NIMS」を採用したりするなど、それまでの車両とは細部も含め異なっていることが話題となりました。

N1600系500番台

2002年に登場した車両です。N1600系そのものは1998年に試作車が信濃・両武線に導入されていましたが、これをさらに改良し、ドア上の情報案内装置をLCD(15インチ、アナログ伝送)に置き換えました。また、混雑対策のため編成内に2両、6ドア車が連結されていました。

N1600系500番台(強化スカート)

2007年頃にスカートを強化型に変更した後の姿です。その後、2009年からはホームドア対応工事が行われたり、Free Wi-Fi を車内に設置したりなど様々な改良がおこなわれました。

N1600系通勤仕様の特徴でもあった6ドア車は2009年~2011年にホームドア対応のため置き換えられることになり、この時に後のN1604系への連結を想定した中間車が導入されています。

2014年から信濃・両武線への転用が開始され、2020年5月で全編成の転用が完了しています。

1524系

1985年に「界磁添加励磁制御」を採用した車両として導入されました。2005年まで活躍していました。

1522系

 1981年、湾岸エリア地下新線計画に対応するため登場した車両で、アルミ製車体と電気子チョッパ制御を採用している。2006年まで活躍していた。

沿線概況

但馬護町駅-浜茄子町駅

 この区間は、「城東線」として計画された区間の第二期・第三期開業区間になります。両武線、結急津喜線、永津線、永越線などに接続しており、発展著しい臨海部と各線を結ぶ役割を果たしています。

 但馬護町駅(たまごちょうえき)-中島駅(なかしまえき)間は、もともと両武本線の貨物支線として建設された区間ですが、1960年に旅客化されて電車が走るようになりました。途中には住吉駅(すみよしえき)、千田駅(せんだえき)があり、いずれも住宅地の中の駅です。

 洲崎駅(すさきえき)手前では高架線から地上に下り、高架の結急線の下にホームが設けられています。この駅は2面4線構造となっていますが、これは貨物列車の退避を行うための設備です。

 洲崎駅を出ると、カーブを曲がって中島駅へと向かっていきます。中島駅はいまでこそ永津線に接続する駅ですが、かつては近隣に工場が密集している工業地帯の駅でした。駅には隣接してレールセンターが設けられており、レール運搬用の貨物車両が留置されています。

 中島駅から浜茄子町駅までの区間は、城東線の第三期区間として1972年に開業した区間です。この区間の開業に伴い、従来永京駅経由で運行されていた環状運転電車の一部が城東線経由に変更されました。

 途中には豊洲駅(とよすえき)、勝どき駅(かちどきえき)、汐留駅(しおどめえき)が設けられています。いずれも海に近い場所に設けられている駅で、特に豊洲駅、勝どき駅周辺は2000年代に入って乗車人員が大幅に増加しています。

 浜茄子町駅(はまなすちょうえき)はもともとの永京環状線ホームとは別に「城東線ホーム」として1面2線のホームが新設されています。これはもともとのホームを常盤本線からの直通各駅停車折り返しのために転用したからであり、城東線ともともとの線路が合流するのはこの先の田町駅手前付近になります。

 ちなみに、2006年ダイヤ改正までは、中島駅または浜茄子町駅止まり、また浜茄子町駅から永京駅経由で環状運転を行う電車も設定されていました。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年09月24日

当ページ公開開始日 2020年10月10日