奈滝電鉄

概要

 奈滝電鉄(なたきでんてつ)は、津喜県奈原市の奈原駅(なはらえき)から、茨原県木滝市の木滝駅(きたきえき)までを結ぶ鉄道路線です。江戸時代から大きな町であった奈原と、参拝客の多い木滝神宮を結ぶことを目的に敷設され、昔から多くの人々に親しまれてきました。

 1925年に奈原駅-尾身川駅(おみがわえき)間が開業。1927年には大野原駅-木滝神宮駅間が開業し、1933年には尾身川駅-大野原駅間に利根川を渡る鉄橋がかけられ全線開業しています。

 1970年代までは国鉄連絡の貨物輸送が行われていたようで、木滝神宮や尾身川などから電気機関車で引っ張ってきた貨車が奈原駅で国鉄の列車に連結されていました。

 2018年3月9日までは両得電鉄両得本線(当時)富街駅まで直通運転を行っていましたが、現在は廃止されています。


沿線概況

 起点の奈原駅は、結急電鉄との共同管理駅です。ホームはNR両武本線ホームの北側にあり、3面6線のうちNR線に面した1面2線を使用しています。1952年から2018年3月9日までは両得本線(現在の結急津喜線)への直通運転が行われていましたが、現在はすべて奈原駅折り返しとなっています。

 奈原駅を出ると、坂を登ってNR両武本線の線路を越えていきます。線路は高架線のまま1986年に開業した新線上の駅「奈原ドーム駅(なはらどーむえき)」に到着します。この奈原ドーム駅の由来となっている「奈原ドーム」は、1990年から使用されている施設であり、時折イベントやコンサートが行われているようです。一方で慢性的な赤字が問題となっているようで、2022年度をもって廃止され、解体されてしまうことが決まっています。

 奈原ドーム駅を出ると、再びNR両武本線の線路を越えて地上に降ります。地上の線路は開業時からの線路で、進行方向右側に田園風景を見ながらゆっくりと走って行きます。

 車窓は田んぼ、森、そして田んぼ、森と細かく変わっていきます。学園公園駅(がくえんこうえんえき)には大きなバスターミナルがあります。大きな通りに面しているため各方面からバスが集まりますが、最近は本数が減っているようです。

 八都駅を過ぎしばらくすると、右手に車庫を見ながらカーブし、尾身川駅に到着します。尾身川は両得桃志線と連絡している駅で、2面3線構造です。開業時から高架構造であり、駅には隣接して直営の奈滝百貨店があります。

尾身川を出ると川を渡ります。途中、大きな川を二つも渡らなければならないため、道路と一体的に橋を架けることとなり、1922年の完成時から1986年までの間は道路の真ん中を走っていました。しかし、単線だったので輸送力増強のネックとなっており増発のため1986年に隣に新しい橋が完成。尾身川~高松公団間の複線化が果たされました。同時にラッシュ時運行間隔が10分間隔から最短5分間隔に改められています。

大きな川を二つ渡ったら津喜県から茨原県へ突入。大野原駅に到着します。当駅から木滝神宮まで、沿線は住宅地となっています。1960年代に自動車工場が建設されたあと、1980年代に内陸工業団地が建設され急速に住宅開発が進んだエリアです。近年は環境保護のため自動車工場の社員はマイカーではなく電車を利用するよう推奨されており、利用客が増えています。そのため一時期減少していた4両編成が近年のダイヤ改正で増加しています。

この大野原~木滝間沿線には学校が多いです。特に学生の利用が多いのは、病院も近い南平泉駅です。駅近くに高校があり、朝ラッシュ時は尾身川方面からも木滝神宮方面からも学生が集まります。

木滝神宮駅は木滝神宮の門前町の中にあり、奈滝電鉄の建設理由の一つとなった木滝神宮が東にあります。木滝神宮は古くから知られている神社であり、昔から参拝客が多いです。1970年までは終点で地上に駅がありました。

 

最後に

 奈滝電鉄は奈原、尾身、木滝神宮などを結んでいるが、それぞれの都市に様々な施設があることから都心部の一部の路線にみられるような「上り列車に混雑が集中する」現象はあまり見られない。上りにも下りにも乗客がそれなりに乗ることから、乗車効率が良いのが特徴だ。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年11月03日