富原八幡線

概要

 八幡線(はちまんせん)は、風杜府風杜市の風杜駅(かぜもりえき)から、水瀬市の水瀬駅(みなせえき)までを結ぶ、富原電鉄の鉄道路線です。1911年に「八幡電気軌道」として風杜-八幡間が開業したのが始まりで、1942年に富原電鉄の一部となりました。

 途中の津田駅(つだえき)から分岐し、風杜空港駅(かぜもりくうこうえき)へ向かう支線の「空港線」もあり、空港アクセス路線としての重要性も高い路線です。


運行形態と車両

 急行、準急、快速、各駅停車が運行されています。

 急行は風杜駅と水瀬駅を少ない停車駅で結びます。風杜駅を出ると塩谷、津田、寺山、弁天、瀬戸、八幡、白井、大浦、芳賀、守谷、水瀬に停車します。最高速度は115km/hで、朝ラッシュ時(7時台の風杜行き)には毎時6本、日中は毎時3本(20分間隔のパターンダイヤ)運行されています。

 空港線直通の急行も設定されています。空港線内は途中駅の流通団地駅(りゅうつうだんちえき)にも停車し、朝ラッシュ時、日中ともに毎時6本(10分前後の間隔)の電車が運行されています。空港線直通電車は大半が地下鉄3号線に直通します。

 準急は途中の白井まで急行と同じ停車駅ですが、白井から先は各駅に止まります。朝と夕方に運行され、朝ラッシュ時(7時台の風杜行き)には毎時3本が運行されています。

 快速は途中の瀬戸まで急行と同じ停車駅ですが、瀬戸からは各駅に止まります。朝ラッシュ時(7時台の風杜行き)は毎時2本、昼間は毎時3本(20分前後の間隔)運行されています。

 各駅停車は風杜-風杜空港間の電車と、風杜-水瀬間の電車が主に運行されています。ラッシュ時(7時台)は津田駅→風杜駅間で毎時10本、昼間は風杜駅-瀬戸駅間で毎時6本、瀬戸駅-水瀬駅間で毎時3本の電車が運行されています。なお、瀬戸駅-水瀬駅間は快速が各駅に停車するため、すべての駅に毎時6本程度の電車が停車します。

 昼間の各駅停車は、大半が地下鉄3号線に直通します。

沿線概況

風杜駅-津田駅

 起点の風杜駅から塩谷駅(しおやえき)までは他の路線と併走する3複線区間ですが、八幡線用の線路はそのうちの2本であり、実質的に複線区間となっています。

 塩谷駅から津田駅までの区間は、風杜都心に近くまた空港へのアクセスも良いということで人気の高い地域であり、人口過密地域となっています。急行は塩谷駅を出ると津田駅まで止まりませんが、それでも途中駅周辺にはマンションが多数建っており、利用客がかなり多いです。

 津田駅(つだえき)では空港方面への支線が分岐します。急行も停車するということで特に人気の高い駅であり、ラッシュ時はかなり駅が混雑します。富原電鉄で初めてホームドアが設置(2018年)された駅でもあります。

空港支線

 空港支線は、1972年に開港した風杜空港へのアクセス路線として建設されました。この風杜空港は、1968年に行われた富原地方の日本返還に伴い急ピッチで建設された国際空港です。

 国際線・国内線の両方が発着する富原地方を代表する空港であり、この空港から風森都心まで向かう唯一の鉄道路線となっています。

津田駅-水瀬駅

 白井駅までの区間は、各駅停車も運行される本数が多い区間です。途中の瀬戸駅(せとえき)を過ぎたあたりから海に近い区間を走るようになり、車窓からは風杜湾を眺めることができます。

 路線名の由来になった八幡駅(やわたえき)は、風杜府南八幡市の中心となる駅で、駅前には富原百貨店八幡店があります。富原百貨店は富原電鉄系列が運営する百貨店で、風杜・西倉・尾鈴とこの八幡にもあります。その中で最も歴史があるのがこの八幡店です。

 終点の水瀬駅(みなせえき)は、造船業で栄えている水瀬市の中心となる駅で、NR線と接続しています。風杜と水瀬の間は、内陸部を通るNR線の方が距離が短いことから、二つの都市間はNR線で移動する人がほとんどです。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年10月21日

当ページ公開開始日 2022年04月06日