按針鉄道

概要

 按針鉄道(あんじんてつどう)は、奉旗県按針市に3つの路線がある鉄道です。メインとなる「按針鉄道本線」は、按針市街の沿岸部にある小さな半島の先、「木戸駅(きどえき)」から、内陸の山を登ったところにある温泉地「中込駅(なかごめえき)」までを結ぶ路線で、途中の北文駅(きたふみえき)からは学校が集中している文京都市「文駅(ふみえき)」までの「文線(ふみせん)」が分岐しています。

 また、離れ小島の路線として按針駅からNR西豊本線で3駅進んだ「郡駅(こおりえき)」から「桂駅(かつらえき)」までを結ぶ「桂線(かつらせん)」もあります。

 按針市近郊を結ぶ通勤・通学路線としても、そして中込温泉へ向かう観光路線としても、日々多くの人々を運びます。

 軌間 1067mm

 電化区間 全線(直流1500V)

 保安装置 ATS


車両・列車

 列車は2両編成または3両編成で運行されており、木戸駅から中込駅までの所要時間は30分から35分ほどです。ほとんどの時間帯で15分間隔での運行が行われているほか、ラッシュ時には按針駅と文駅を結ぶ直通列車も運行されています。

 小堀駅(こぼりえき)から中込駅までの間には、NR線からの特急列車も入線します。

 現在在籍する車両は、すべて5000系車両であり、本線運用6運用+文線運用3運用と桂線運用4運用+予備3本で合計2連16本と、増結用車両6両が在籍しています。

5000系

 1991年に永急電鉄6000系を冷房化して導入した車両です。1993年までに現在在籍している2連16本+増結用車両6両の合計38両が導入されました。それまで在籍していた1950年代製造の旧型電車や、1960年代に導入された自社発注車をすべて置き換えました。

 本線用編成のうち1編成は、永急電鉄時代の姿に復元されています。

 帯の入っていない車両は本線系統と桂線にそれぞれ1編成在籍しています。

沿線概況

 起点の木戸駅から北文駅・文線付近までは按針市街の中心を走る区間です。最も利用客が多いのは按針駅で、NR線への乗り換えや駅周辺への通勤・通学客で賑わいます。按針鉄道のホームは2面3線で、NR線のホームに隣接して設けられているほか、連絡通路により按針越後(百貨店)と接続されています。

 車庫があるのは北文駅で、桂線の車両も含めてすべての車両がこの車両基地でメンテナンスされます。なお、桂線の車両は線路が直接繋がっていないことから、検査の時だけNR西豊本線経由で回送されてきます。木戸駅から北文駅までは複線です。

 北文駅からは単線となりますが、パークアンドライドの推進により地方私鉄にしては利用客が多いです。沿線の道路網が貧弱なのも、鉄道利用者が多い理由の一つかもしれません。山をゆっくりと上り、途中の小堀駅からはNR線の特急列車も乗り入れます。終点の中込駅周辺は「中込温泉」として広く知られている観光地で、駅もNR線特急が停車できる長いホームを有しています。

 離れ小島の桂線は、桂港からの鮮魚輸送を目的に建設された路線ですが、現在は貨物輸送が廃止されて旅客輸送のみとなっています。按針の市街地に直通しないのは不便ということで、日中は桂線内折り返し電車とNR西豊本線直通電車が交互に運行されています。


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2022年08月30日

当ページ公開開始日 2022年05月08日