旗野鉄道線

概要

 旗野鉄道線(はたのてつどう)は、津喜県津喜市街道宿区(かいどうじゅくく)の千代田駅(ちよだえき)から、津喜県津喜市中央区の八宿浦駅(やつやどうらえき)までを結ぶ路線です。私鉄の大半が結急電鉄の路線である津喜市内において、数少ない結急電鉄ではない私鉄の路線となります。

 津喜市東部を南北に結ぶ数少ない交通機関で、元々は沿線の農作物などを輸送することを目的として建設されました。1960年代に沿線の道路状況が改善されてきたことがきっかけで乗客が減少し、廃線も検討されていましたが、その後宅地開発が進み通勤路線としての改良が進められました。

 1993年には、権田駅からつはら台駅(つはらだいえき)、1996年にはつはら台駅から津喜臨海鉄道の八宿浦駅までが延伸され、つはら台ニュータウンの通勤・通学輸送も担うようになりました。


運行形態

 すべての電車が各駅に停車します。長さはすべて4両編成で、朝は6分間隔、昼と夕方は10分間隔、22時台以降は15分間隔で運行されています。車庫は鹿島川駅(かしまがわえき)に隣接しており、僅かながら鹿島川行きの電車もあります。

 千代田駅から権田駅までは22分、権田駅から八宿浦駅までは16分です。

 2022年3月12日ダイヤ改正では、八宿浦駅-つはら台駅の運行本数が変更され、日中は15分間隔となりました。また、つはら台駅-千代田駅間の電車が新設されています。

車両

沿線概況

千代田駅-権田駅間

 起点の千代田駅(ちよだえき)は、NR両武本線に接続している駅です。当鉄道は沿線の農作物などを運ぶことを目的として建設されたことから、かつてはここで国鉄への貨物連絡輸送が行われていたようです。駅はNR線ホームの南側に面しており、NRの改札口とは橋上駅舎上で結ばれています。

 次の鹿渡駅(しかわたしえき)は、かつては田畑の中にぽつんと佇む田舎の駅でしたが、2009年に津喜急行電鉄(現在の結急津喜東西線)が開業すると、周辺の開発が一気に進められました。都心部へ乗り換えなしでアクセスできることから、大規模マンションや大型商業施設などが相次いで建設され、今では津喜市街道宿区で2番目の乗降客数となっています。

 さて、旗野鉄道の旅客流動はなかなか特徴的です。というのも、途中で結急津喜線と光鐘線、つはら線、NR外郷線と海千キリン線など複数の路線に接続しており、それらを結ぶようなルートになっているからです。このため、特定の区間の片方向だけ混雑するということがありません。

 鹿島川駅(かしまがわえき)では結急津喜線に接続。かつては一番乗降客数の多い駅だった時期もありましたが、鹿渡駅を津喜急行電鉄が通るようになると、乗降客数が大きく減少してしまいました。永京都心への通勤需要が鹿渡駅へ移行したのが要因ですが、津喜市街へ通勤・通学する人は現在もこの鹿島川駅を主に利用しているようです。

 西泉駅(にしいずみえき)は、結急光鐘線に接続する駅です。2019年に駅舎が橋上駅舎化され、2017年度から2019年度にかけては乗降客数が増加し続けていたようです。以前運行されていた6両編成が廃止されたのは、この駅から津喜市街や永京都心へ向かう人が増えたからと言われています。

 権田駅(ごんだえき)はNR外郷線と接続する駅であり、車両基地も隣接しています。かつては特急停車駅だった権田も、両隣の柿取駅や土気駅の乗車人員増加に伴い特急が止らなくなってしまいました。旗野鉄道の駅はNR線の北側にあり、2面2線の島式ホームとなっています。

権田駅-八宿浦駅

 この区間は、津喜市南部と福増市北部に造成されたニュータウンへのアクセス路線として建設されています。1993年に権田駅-つはら台駅間、1996年につはら台駅-八宿浦駅間が開業しました。

 全線開業に伴い、八宿浦駅からは津喜臨海鉄道への直通運転を開始。津喜臨海鉄道の鹿居駅(しかいえき)から千代田駅までを結ぶ電車も多く設定されました。当時は両得つはら線(当時)が津喜市中心部に乗り入れていなかったこともあり、6両編成の電車も混雑していたのですが、2017年に結急つはら線が若葉の森線経由で津喜中央駅に乗り入れるようになった頃には、乗客数が減少してしまいました。

 通勤需要に関しては、主に津喜市または福増市の沿岸部の駅への需要が多いようです。沿岸部には主に石油関連の工場があり、八宿浦駅から津喜臨海鉄道経由で通勤している人が多いようです。通学需要に関しては、鹿居駅周辺の学校に通っている人が主に利用しているようです。 

 さて、新しい路線の建設には莫大な費用がかかります。できる限り建設費を圧縮するため、この区間の大半は単線で建設されました。ただし、全線複線にできるように高架線や用地は複線分の幅が確保されています。

 終点の八宿浦駅は2面2線の相対式ホームとなっており、津喜臨海鉄道とホームを共用しています。元々ただの途中駅を無理矢理合流地点としたことから、駅はかなり手狭。ホームの幅を広げる工事が検討されたこともありましたが、用地買収などの都合で今も手狭なままです。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年09月02日

当ページ公開開始日 2017年08月04日