永京外環電鉄

概要

 永京外環電鉄(ながきょうがいかんでんてつ)は、その名の通り永京近郊の各都市を環状線路で結ぶことを計画して建設された路線です。1934年に民谷駅(たみたにえき)-井之葉駅(いのはえき)間が開業した後、空白期間を経て1960年から1973年にかけて残りの井之葉駅-椿菜駅(つばきなえき)が開業しました。椿菜駅から先の津喜県内は、1975年から両得電鉄(現在の結急外環ライン)へ乗り入れており、文字通り「外環」な現在の運行形態となりました。

 歴史的経緯から、途中で接続する各私鉄とのつながりが深いことでも知られています。1940年には永阪電鉄に統合。1950年に独立しましたが、その後線路を延伸する際、雪松急行電鉄、永越鉄道、北宮電鉄、鹿原鉄道、常丸鉄道、来戸急行電鉄(当時)、両得電鉄などが協力したことから、これらの鉄道が直通乗り入れなどで協力する際に仲裁役として永京外環電鉄の人が活躍することもあるようです。

 長い間電車は6両で運行されてきましたが、2016年12月からはすべての駅でホームの延伸が完了したことから、7両編成での運行が開始されました。その後、両得電鉄(当時)が中心となって「コネクトネットワーク」が導入されることになり、2019年3月ダイヤ改正からは「外環ライン」という路線愛称が導入されています。

路線データ

 管轄 永京外環電鉄

 軌間 1067mm

 複線区間 全線

 電化区間 全線(直流1500V)

 保安装置 外環ATC

 最大編成数 7両


沿線解説

 始発駅の民谷は永急電鉄により開発がすすめられたターミナル駅です。若者に人気があります。その民谷から井之葉までの各駅はかつて駅の間隔が短い区間でした。現在は駅の統合がすすめられたため、かつてほど駅は多くありません。永京の都心部に近いことから、外環電鉄でも特に利用客が多い区間でもあります。

 井之葉はきれいな公園と動物園があることで知られるエリア。住んでみたい街に選ばれることが非常に多いです。かつては多くの小説家が住んでおり、現在でも有名な賞を受賞した小説家が住んでいる街として知られています。

 長沼は雪松急行線との接続駅。雪松急行線から民谷方面へ向かう乗客などで混雑します。一方で、赤増・錦方面に向かう列車は乗客が減り、乗降の隙に座れることが多いです。

 泉上は地下鉄線との乗換駅。地下鉄線がこの駅まで開通したのは2002年と比較的最近のことで、多くの乗客が地下鉄線利用に切り替えました。外環電鉄としては泉上~赤増間の混雑が緩和されましたが、運賃収入が減ったのが痛いところです。

 赤増は雪松急行線との接続駅で、長沼駅並みに栄えている駅です。この赤増からは少し乗客が増え、北宮電鉄と接続する河戸、そしてNR線と接続する錦を通ります。

 錦を出ると乗客が若干減りますが、住宅地は続いています。鳩坂駅は2001年に開業した鳩坂高速鉄道との接続駅。2008年頃までは永京外環電鉄と鳩坂高速鉄道の直通計画もありましたが、旅客流動や採算性などを検討した結果計画は廃止されました。

 高草は鹿原鉄道との接続駅。接続駅が多いのは外環電鉄の特徴であり、乗換駅が多いので乗客の入れ替わりが激しいのが特徴です。一方、乗換駅で乗り込み別の乗換駅でまた乗り換えるような利用をする人が学生に多く、比較的長い時間乗る人もいます。

 高草を出ると畑や森が見える区間もありますが、おおむね住宅が続きます。三潮駅は常丸鉄道との接続駅。駅が多少狭かったため、2013年から2017年まで駅拡張工事が行われていました。完成した現在は広くてきれいな駅になっています。

 三潮を出るとラストスパート。津喜県に入り両得浦椿線も乗り入れる椿菜駅に到着です。椿菜駅は2面4線の駅。この駅で外環電鉄は終わりですが、ほとんどの列車が両得浦椿線に乗り入れるため折り返す電車は少ないです。

車両

5000形(7連35本)

 2003年から運行されている車両で、老朽化した1000系などの置き換えを目的として導入されています。バリアフリー対応を最初から意識した設計となっており、車椅子スペースや案内表示器、ドアチャイムを設置しています。また、車体は岐阜車輌の標準型ステンレス車体となっており、それまでの車両よりも低コストな車両となっています。

 2013年までに6連21本が導入され、1000系をすべて置き換えました。2015年からは7連対応のために7連14本と増結中間車25両が導入され、2022年3月ダイヤ改正ですべての編成が7連となりました。

4000形(7連8本)

 1993年に3000形の設計を見直した車両として登場しました。車体をステンレス製とすることで、車体塗装の省略と軽量化を実現しました。2001年までに6連8本が導入されたほか、2016年に増結中間車8両が導入され、すべての編成が7両編成となりました。

3000形(7連13本)

 1987年に登場した車両です。制御装置にGTO-VVVFインバータ制御装置を採用した車両です。1992年までに6連13本が導入されました。

 2015年からは更新工事が一部の編成で行われています。また、2016年には廃車となった1000形を改造し、3000形に編入して組み込む工事も行われました。

2000形(7連4本)

 1980年に1000形のモデルチェンジ車として登場した車両です。界磁チョッパ制御を採用しており、消費電力量を削減しました。6連14本が導入され、一部の編成は制御装置のIGBT-VVVFインバータ化が行われました。

 現在は7連4本のみが残っています。また、一部の中間車が3000形7連化の際に編入されています。

1000形(2013年引退)

 1960年から1979年にかけて導入された車両です。

 永京外環電鉄の延伸・増発にあわせて導入されました。

 2013年にすべての編成が引退しました。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年03月07日

当ページ公開開始日 2018年03月21日