永越遠山原線

概要

 永越遠山原線(ながえつとおやまはらせん)は、永京都心の上谷駅(かみたにえき)から折袋駅(おりぶくろえき)を経由し、赤増駅(あかますえき)へと向かう路線です。加えて、途中の練馬駅から分岐しあさま台駅(あさまだいえき)へ向かう「練馬線(ねりません)」、本郷三丁目駅(ほんごうさんちょうめえき)から晴海駅(はるみえき)まで向かう「湾岸線(わんがんせん)」という路線もあります。

 いずれも2019年9月まで「永京東西電鉄」によって運行されていた路線で、永越鉄道と合併したことにより現在の形態となりました。東側の上谷駅からは結急遠山原線、西側の赤増駅からは永越本線に乗り入れています。

沿線概況

永越遠山原線上谷駅-赤増駅

永越遠山原線・染物屋線

 日中(10時台から16時台頃)は、急行毎時4本、各駅停車毎時8~12本が運行されています。

 急行は森林公園駅始発で、赤増、練馬、折袋、後楽園、本郷三丁目、上谷に停車します。上谷駅からは結急遠山原線に直通し、仁戸崎駅または木滝神宮駅行きとなります。

 各駅停車は赤増駅-晴海駅間の電車(毎時8本)と、結急遠山原線から直通する後楽園駅-上谷駅間の電車(毎時4本)が運行されています。

 すべて10両編成で運行されています。

 永越遠山原線は、2019年9月までは「永京東西電鉄(ながきょうとうざいでんてつ)」として運行されていました。また、現在の「遠山原線」という路線名になったのは、まだ永京東西電鉄時代の2019年3月16日のことです。この永京東西電鉄で最初に開業した区間がこの上谷駅-折袋駅間で、1936年に上谷駅-本郷三丁目駅を除く区間がすべて高架線として開業しました。

 開業当時から2019年3月16日ダイヤ改正までは、両得電鉄(当時)と鹿原鉄道の電車が交互に乗り入れるというダイヤでしたが、2019年3月16日ダイヤ改正以降は両得電鉄と永越鉄道との相互直通運転が行われる現在の形態に変更されました。

 起点の上谷駅は、結急電鉄管理駅で2面4線構造となっています。両得百貨店上谷店の真下にある駅で、永越遠山原線の電車は駅を出るとすぐに南西の方へきついカーブを曲がっていきます。京香上野駅(京香電鉄)や不忍池付近の下を通り、これまた急な上り坂を上って高架区間へ出て、本郷三丁目駅に到着します。

 本郷三丁目駅は、2面2線の相対式ホームです。ここからは高架区間となります。都心の中心部を走るということで、ガード下は飲食店やオフィスとして使われています。電車の走行音がうるさいという欠点はありますが、永越鉄道東西電鉄支社の「不動産収入」を支える要素となっています。また、本郷三丁目駅からは勝どき線が分岐していますが、下り坂の手前に分岐があり、そこから平面交差せずに勝どき線へ入れるようになっています。

 道路とビルの間を窮屈そうに走ると、後楽園駅(こうらくえんえき)に到着します。近くには遊園地やスタジアム、大きなビルなどがあり、永越遠山原線内でも利用客の多い駅です。急行停車駅でもありますが、ホームは狭く2面2線の相対式。ホームを広げようにも周辺は道路やビルが密集していて、広げようがありません。2019年5月には当時の永京東西電鉄で初めてホームドアの稼働が開始された駅でもあります。

 後楽園駅と茗荷谷駅(みょうがだにえき)の間には、車両基地(永越鉄道東西車両基地)があります。永京東西電鉄時代からある車両基地で、車両の検査もできる設備を有しています。狭い土地に詰め込めるだけの設備を詰め込んだ車両基地で、かなり手狭であることから、車両基地の移転が検討されているようです。

 茗荷谷駅は周辺にいくつかの学校がある駅です。駅は2面2線の相対式。ガード下には喫茶店や書店があり、特に書店は永越鉄道直営ということで鉄道書籍も(店の広さの割に)豊富に取りそろえています。

 新大塚駅(しんおおつかえき)、向原駅(むこうはらえき)も相対式の2面2線ホーム。この付近は都心の中の住宅地ですが、向原駅を出るとビルの谷間を走るようになります。電車は南へ向かってゆっくりと曲がると、泣く子も黙る巨大ターミナル、折袋駅(おりぶくろえき)に到着です。

 折袋駅は雪松折袋店の下に潜り込むようにしてホームがあります。2面4線で永越遠山原線にしては珍しくホームが広いです。各駅停車を抜かせずノロノロと走っていた急行は、この折袋駅で各駅停車と対面接続し、先に発車していきます。折袋駅を出てすぐの所には、線路をまたぐようにして建設されたオフィスビルもあり、永越鉄道の不動産収入を支えているのだとか。

 急カーブで今度は西へ曲がると、ここからは1915年に開業した練馬電気軌道(ねりまでんききどう)から引き継いだ区間に入ります。練馬電気軌道は1942年まで折袋駅-練馬駅(ねりまえき)までなどの路線を運営していましたが、陸上交通事業調整法により、永京東西電鉄に吸収されました。そのような経緯により、練馬駅までの区間と、戦後まもなく延伸された練馬駅-豊島駅(としまえき)までは地上を走ります。

 練馬駅までの各駅は、いずれも住宅街の中にある駅です。昼夜問わず電車が高頻度で走ることから、開かずの踏切が問題となっています。永越鉄道では連続立体交差化を目指しているようですが、中々計画が進まないようです。

 豊島駅から赤増駅までの区間は、1963年に延伸開業した区間です。豊島駅からは再び高架線となり、永越本線と繋がっている赤増駅(あかますえき)を目指します。

 終点の赤増駅は、2019年3月16日までは永越本線の駅の南側に隣接していました。2019年3月16日のダイヤ改正で相互直通運転が開始されると、線路は永越本線の赤増駅に繋がるようになり、以降は永越本線と同じホームを使用しています。

勝どき線本郷三丁目駅-晴海駅

 昼間は赤増駅-晴海駅間の電車が7分30秒間隔で走っています。すべて10両編成です。

 2000年に開業した区間です。新しい路線ということで、当時最新の技術を多く採用しました。フルスクリーン式ホームドアや、ATOによる自動運転を採用しています。また、全線が地下に建設されているのも特徴です。

 起点の本郷三丁目駅(2面4線)では、外側のホームから発着します。坂を下って地下に潜ると、御徒町駅に到着します。地下鉄・NR線との乗換駅ですが、当路線はこの駅のように他の鉄道路線に接続している駅が多いです。

 かつては南の鳥豊地方へ向かう夜行列車が多く発着していた横網駅(よこあみえき)を経由しつつ、南へと進んで臨海部へと向かいます。路線名の由来にもなった勝どき駅(かちどきえき)では、NR永京環状線と接続。その次の終点、晴海駅(はるみえき)では、結急ベイコネクト線に接続しています。有明駅までの延伸計画があります。

練馬線練馬駅-あさま台駅

 昼間は快速(折袋駅-あさま台駅間)が10分間隔で走っています。折袋を出ると練馬に止まり、練馬からあさま台までは各駅に停車します。10両編成です。

過去の運行形態

 2019年3月16日から2023年3月17日までは、急行が上谷駅-赤増駅間で毎時8本、各駅停車が勝どき駅-赤増駅間で毎時8本運行されていました。急行のうち毎時4本は、赤増駅から永越本線準急として、森林公園駅・桜沢駅方面まで運行されていました。

 鹿原鉄道への直通運転は、2019年3月16日ダイヤ改正をもって終了している。

 2019年3月16日ダイヤ改正以前は、上谷駅-赤増駅間の急行が毎時8本、勝どき駅-赤増駅間の各駅停車が毎時8本で運行されていましたが、急行は毎時4本が両得電鉄古林線(後の遠山原線)へ、もう4本が鹿原鉄道へ直通していました。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年09月24日

当ページ公開開始日 2018年11月16日