永阪3ドア車

34000系

 2007年に関西側で運行されている特急(着席料金不要)の混雑緩和を目的に導入された車両で、それまでの特急車両が2ドアだったのを3ドアに増やしたことが特徴です。また、新しいコーポレート・アイデンティティの導入に伴い、新しい塗装デザインとなりました。

 この車両は非常に好評だったことから、特急以外の電車にも導入することになりました。増備は2007年度と2008年度に行われましたが、その後2012年度と2015年度・2016年度にも増備が行われています。増備車は、ドアの下の部分がオレンジ色に塗られたり、車体端の安全性を高めた設計となったりしました。

 ロングシート仕様の車両も2013年度から導入開始されており、名古屋・静岡エリアを中心に活躍しています。

33000系

 1998年度に、関西エリアの準急をスピードアップする目的で導入されました。編成は8両編成を基本としていますが、増結車を2両連結できるよう、電気連結器を備えています。また、増結用の2両編成も導入され、2016年3月までは10両編成で運行される運用も存在していました。

 現在はすべての編成が新塗装に変更されましたが、北陸急行電鉄に乗り入れて福井まで足を伸ばす運用にも引き続き入っており、長距離通勤輸送を支える車両の一つです。

31000系・32000系

 31000系は、1981年度に登場した界磁チョッパ制御の汎用型車両です。車体外装のデザインを大幅に変更し、当時は「モダンスタイル」として紹介されることもありました。また、1990年度には内外装のスタイルはそのままに制御装置をGTO-VVVFインバータに変更した32000系も登場しています。

 2007年度からは車体塗装の変更が進められました。このように特急・急行塗装に変更された車両もあれば……

 オールロングシート化されて通勤型車両の紺色塗装に変更された車両もあります。

30000系

 1964年に登場した汎用型車両です。2両・4両・6両編成がそれぞれ導入され、最大で10両編成まで幅広く編成を組むことができたほか、座席配置もロング・クロス・セミクロスと線区に応じて柔軟に変更されました。使い勝手のよい車両であることから、1981年に界磁チョッパ制御の31000系が登場するまで導入され続け、全区間で走るおなじみの車両となりました。

 さて、旧塗装では4ドア車と塗装が分けられていましたが、新塗装は4ドア車同様の「アーバン・コミューター」と呼ばれる紺色のものに変更されています。


※当ページの内容はフィクションです

当ページ最終更新日 2022年05月28日

当ページ公開開始日 2022年05月28日