雪松の車両

531系

 2019年10月にデビューした通勤型車両です。津喜製作所の標準形通勤電車「T-Commuter S」の設計をベースに開発されました。同じくT-Commuter Sの設計をベースに開発されたNR今北のN1604系や、結急電鉄30系の姉妹車両となります。

 編成は10両編成で、蓮庭方から7両目に二階建て車を連結しています。また、車内にはデジタルサイネージが多数設置されており、窓の上にも3画面並んだものが設置されています。

 2019年度から2021年度にかけて導入された10連7本は、ステンレス製の車体を採用しており、普通車はオールロングシート、2階建て車(プラスカー)は回転クロスシートを採用しています。

 2022年度からは、車体をアルミ製に変更した「500番台」の導入が開始されています。2022年度に10連2本が導入されたほか、2023年度に10連2本が追加で導入される予定です。このアルミ車は、普通車の座席をロング・クロス転換座席(リクライニング対応)に変更したほか、それをアピールするために車体デザインを変更しています。

 また、先頭車の乗務員室後ろ付近は、車椅子やベビーカーでの利用に配慮した「フレンドリーゾーン」となっています。

 500番台にも2階建て車が連結されています。基本番台と同様に地下鉄津喜線、結急電鉄への直通運転に対応しており、休日になると津喜中央駅から倉郷駅や秩父駅へ向かう臨時電車が運行されるようです。

106系

 2018年3月にデビューした特急型車両です。特急型車両としては初めて地下鉄・結急電鉄への直通運転に対応したほか、窓を大きくして開放感のあるデザインとしました。2018年度導入分の8連2本は、黄色い塗装となっています。

 2019年度には8連5本が追加導入されました。塗装は、旧型の通勤型車両を連想させる赤色に変更されています。赤色の車両は2022年度にも8連2本が追加導入されており、それまで蓮庭駅から秩父駅へ向かう特急に充当されていましたが、2023年3月改正を機に結急津喜線の奈原駅から永京駅、地下鉄高見馬場駅を経由して秩父駅へ向かう特急にも充当されるようになりました。

509系

 1988年以来15年ぶりのフルモデルチェンジ車両として登場した。車体の製造方法を大幅に見直し、従来よりも低コストで導入が可能となった。内装部材などにモジュール構造を採用しており、安易に改装することが可能となっている。

 全体的にクオリティーが高いデザインであり、2018年度も導入される予定。

 501系や502系などの旧型車両が老朽化していることから、新型車両で置き換えることになった。できるだけ短期間に多くの車両を置き換えるため、509系のデザインコンセプトは「ハイクオリティー・ローコスト」とされた。このコンセプトは、「低コストでも十分なクオリティーの車両を目指す」を目標に設定されており、このコンセプトに基づいてデザインが行われた。

 車体は508系以来採用を続けているアルミ車体だが、ダブルスキン構造に変更された。この構造は車両製造メーカーの標準規格に基づいており、量産効果によるコスト削減を図っている。とはいえ、ステンレス車体に比べてアルミ車体は割高。そこで、できるだけ簡素化できる箇所は簡素化し、内装もモジュール構造とすることにより同時に別部材を製造できるようにしている。

 乗務員室内の機器は乗務員の意見を反映した配置になった。また、マスコンはツーハンドル式からワンハンドル式(左手操作型)に変更。乗り入れ先の両得電鉄や永京地下鉄の新型車両と同じように操作できるようにしている。

2019年度からは、一部編成に2階建て車両の連結が開始された。

507系

 地下鉄直通電車として使われていた502系は、後に登場した506系により地下鉄直通からの撤退が進められていた。しかし、506系も重量や消費電力量などでまだ満足できるレベルとは言い切れず、アルミ車体とVVVFインバータを組み合わせた507系で本格的に置き換えすることになった。

507系後期型

 永京高速度地下鉄の車両は、常に時代の最先端を行く技術を採用し続けていた。特に電機子チョッパ制御は1960年代から採用を始め、1990年後半まで採用を続けていた技術である。507系の設計でも、電機子チョッパ制御は検討されていた。

 しかし、電機メーカーから「電機子チョッパ制御よりも良い制御方式がある」として提案されたのが、当時開発途中だったVVVFインバータ制御である。この制御方式はメンテナンスの手間が減ったり、消費電力量削減が可能であったりするとのことで、1984年から502系電車1編成を改造して試験を行っていた。

 507系で採用されたGTO素子VVVFインバータ制御装置は、502系での試験結果を反映させて設計したものである。より長期の使用を想定し、故障に強い設計とした。信号に影響を与えないよう、誘導障害の対策に追われる苦労の日々も、今となってはいい思い出だ。

 内装もこだわった。ドアの上にはLEDの案内表示器を設置しており、次の停車駅を表示する。この装置は当時珍しいものであったが、数年のうちに普及。現在はより進化したLCDも登場している。

104系

 1994年にデビューした特急型車両です。特急のイメージ刷新を目的に導入され、2000年までに蓮庭駅-秩父駅間、蓮庭駅-倉郷駅間などで運行される特急がこの車両に統一されました。

 走行機器は1999年導入の車両を除き、実績のある501系のものを流用しています。

 2018年から2019年にかけて8連7本が置き換えられ、蓮庭駅-秩父駅間の特急からは撤退しました。現在は蓮庭駅-倉郷駅間で運行される特急に充当されています。

301系

505系

 1979年に登場した通勤型車両です。設計は503系のものを概ね引き継いでいますが、制御方式を抵抗制御から界磁チョッパ制御に変更しました。地下鉄広鐘線・両得浦原線(現在の津喜線)に直通する運用に充当されていましたが、507系や509系の導入後は線内運用に入ることがほとんどとなりました。

 1985年以降に導入された車両は、戸袋窓を廃止しました。

 2015年からは、戸袋窓がある編成に対して、戸袋窓を埋める工事が行われました。

503系

 501系の設計をベースに、1972年に開始された地下鉄広鐘線(現在の地下鉄津喜線)との相互直通運転に対応した車両として導入されました。加速性能を上げたり、前面に非常扉を設置しています。1970年に登場しました。

501系後期型

501系

 1967年登場の通勤電車です。

 ワンマン化改造された編成には、スカートが取り付けられていました。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2024年03月24日

当ページ公開開始日 2020年08月14日