鹿原本線

概要

 鹿原本線(しかはらほんせん)は、永京都墨田区の業平駅(なりひらえき)から、徒義県日光市の鹿原日光駅(しかはらにっこうえき)までを結ぶ、鹿原鉄道の路線です。

 永京と日光を結ぶルートの一つであるほか、途中の荒川駅(あらかわえき)から北釣上駅(きたつりあげえき)までの間は複々線区間であり、通勤・通学需要にも対応した路線です。

 このページでは、鹿原本線の支線的存在である上谷線(かみたにせん)、志多見線(しだみせん)、鹿沼線(かぬません)についても解説します。

路線データ

 管轄 鹿原鉄道

 軌間 1067mm

 複線区間 全線

 電化区間 全線(直流1500V)

 保安装置 SS-ATS

 最高速度 130km/h


運行形態

 運行系統は大きく二つに分けられます。一つ目が都心側の区間で、業平駅-琴寄駅(ことよりえき)までと上谷線・志多見線を含めた系統。二つ目が琴寄駅から鹿原日光駅までと鹿沼線を含めた系統です。

 特急列車は業平駅から鹿原日光駅まで向かう列車に加え、NR蓮庭湘南ラインの蓮庭駅(はすにわえき)から、琴寄駅経由で鹿原日光駅へ向かう列車が運行されています。

 都心側では、荒川駅-宮代駅間で1時間あたり特急1本、急行6本、各駅停車6本が運行されています。志多見線は急行(線内各駅に停車)と各駅停車を合わせて6本、また宮代駅-琴寄駅も同様に急行・各駅停車合わせて6本が運行されています。

 このうち、各駅停車は業平駅発着、急行は上谷駅発着となっており、急行は上谷駅から地下鉄上谷線に直通し、永急電鉄と接続する中目黒駅(なかめぐろえき)まで運行されます。

 都心側では、2008年ダイヤ改正より特急を除くすべての電車が8両編成に統一されました。以前は6両編成やラッシュ時には10両編成も運行されており、ホームが必要な長さよりも長いところにその名残を感じることができます。

 琴寄駅-鹿原日光駅間では、4両編成の普通列車が主に運行されています。ほぼすべての区間で日中は30分間隔での運行となっていますが、鹿沼線が鹿原本線に乗り入れる鹿原駅-新徒義駅間では、15分間隔での運行となっています。

車両

地下鉄上谷線の電車も乗り入れる。

沿線概況

鹿原本線業平駅-琴寄駅間

 起点の業平駅は、2003年に地下2面4線化された駅です。2003年までは、深芝共同鉄道の深芝駅(ふかしばえき)まで直通していましたが、利用客の減少やホームが6両編成までしか対応していないという設備面の欠点があったことから、現在は直通が廃止されています。

 業平駅は結急遠山原線・来急線と遠山原特急線、NR永京環状線、京香電鉄がそれぞれ乗り入れるターミナル駅であることから、周辺の再開発が進められています。鹿原鉄道は「永京ソビエシティー」という、電波塔「永京ソビエ」を中心とした商業施設を貨物ヤード跡地に建設しました。また、両得電鉄(現在の結急電鉄)が「ツナイデ業平」を運営するなど、「東の業平、西の民谷」と呼ばれるほど私鉄手動の再開発が進められました。

 上谷線と合流する荒川駅(あらかわえき)の一つ手前には「関屋駅(せきやえき)」という駅があります。鹿原本線のホームは2面2線でほかの駅とそれほど変わらない造りですが、常丸鉄道と京香電鉄に接続しており、乗り換え客が多いのが特徴です。

 荒川駅では上谷線と合流し、ここからは複々線区間となります。鹿原鉄道の複々線は、内側が各駅停車、外側が特急・急行の走る線路となります。複々線区間の駅はすべて10両編成に対応しており、実際に10両編成が運行されていた時期もありました。ですが、上谷線を介して直通運転を行う地下鉄上谷線が8両編成までしか対応していないことや、効率化のために現在は8両編成のみが運行されるようになっています。

 梅島駅(うめしまえき)で常丸鉄道の堀端駅(ほりずいえき)方面と接続すると、その次の西新井駅(にしあらいえき)では大師線が分岐します。この大師線は、西側にあり永越鉄道本線と接続する城北駅(じょうほくえき)までの路線で、6両編成の電車が10分間隔で折り返し運行されています。

 高草駅(たかくさえき)は永京外環電鉄(外環ライン)と接続する駅です。せんべいで有名な地域であるほか、宅地開発が進められていることから利用客が多く、急行も停車します。

 釣上駅ではNR見喜線(みきせん)に接続し、その次の北釣上駅(きたつりあげえき)で複々線区間が終了します。ラッシュ時はこの北釣上駅を起点とする電車も多く設定されています。

 軽部駅(かるべえき)では結急かなで線と接続します。愉快なアニメの舞台として広く知られているこの駅は、現在高架化工事が進められており、完成すると結急線ホームと共に幅が広くより往き来しやすいようになる予定です。

 宮代駅(みやしろえき)では久喜線が分岐します。久喜線は当路線と鹿原北宮線を結ぶ役割を果たしています。

 NR北本線と接続する琴寄駅(ことよろえき)からは、いよいよ北側のローカル区間に入ります。

鹿原本線琴寄駅-鹿原日光駅

 この区間は、人工都市「鹿原」や、徒義県の由来となった徒義市、徒義県の現在の県庁所在地である宿郷市(やどさとし)などを経由する区間です。8両編成の電車が行き交っていた都心側区間に比べると利用客が少ないですが、自動車関連などの工場も多い鹿原駅から新徒義駅までの間は運行本数が比較的多く、特に徒義駅周辺には鹿原鉄道が運営する商業施設があり賑わっているようです。

 新徒義駅(しんとぎえき)で分岐する鹿沼線(かぬません)は、その名の通り鹿沼駅へ向かう路線で、当初はこの鹿沼経由が日光へのルートとなる予定でした。結局、宿郷を経由するルートに変更されて現在に至ります。



※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年02月25日

当ページ公開開始日 2018年05月29日