仙豊県

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 今関地方の南にある県。仙豊島にあるので仙豊県といいます。本州とは陸続きになっていませんが、便宜上本州の一部として扱われることが多いようです。

 人口は約830万人。最も人口が多い自治体は八田山市(約285万人)で、次いで関戸市(約109万人)、春望市(約92万人)、見旗(人口97万人)などとなっています。特に八田山市は商業の街、工業の街としても知られており、多くの人々が近隣から通勤、通学してきます。都市圏としては中京都市圏並みの規模であり、永京首都圏とは高速鉄道と在来線で結ばれています。

自治体

八田山市(はちたやまし)

 仙豊県の県庁所在地で、政令指定都市です。江戸時代は関戸に次ぐ第二の都市でしたが、明治以降は軍事施設や港が建設され、多くの人々が移り住んできました。特に南の先島や鳥豊地方の方から移り住んできた人が多いようです。

 主な産業は工業で、地元に本社がある稲岡自動車の工場が数カ所存在しています。また、稲岡自動車と取引を行っている会社の工場も数多く存在しており、市内で働く人の半数以上は稲岡自動車と何らかの関わりを持っているとも言われています。

 観光名所は八田山城跡公園と、真砂ニュータウンにある八田山水族館、泉山にある動植物園です。八田山城跡公園は、戦国時代まで黒色の天守閣があったものの、江戸時代に解体されてしまいました。明治以降は敷地が広大なことを活かし、博物館や美術館、文化ホールなどが建設されて「文化の中心地」となっています。有名アーティストが八田山でライブを行う際は、大抵の場合城跡公園ホールで行われているようです。

 鉄道路線が密集しており、その多くが八田山市街地へと向かいます。一方で、通勤に鉄道を使う人の割合は少なく、多くの人が自家用車で通勤しているようです。

 2008年から稲岡自動車と八田山市では、二酸化炭素排出量を削減するため、環境負荷の少ない鉄道通勤を推奨するようになりました。「鉄道で通勤できる場合は、できる限り鉄道を使う」という方針となり、2019年度までは鉄道利用者が年々増加傾向だったようです。

関戸市(せきどし)

 古くから栄えている港町で、江戸時代は仙豊地方で一番人口の多い都市でした。漁業のほか、鉄道が開通する前は江戸などへ向かう船も多く発着しており、多くの人がやってくることから商業も栄えています。

 観光名所は「関戸城」「今羽神社」「関戸座」などが知られています。特に関戸城は街の中心にあり、白色で目立つこともあり関戸を象徴する場所となっています。

 今羽神社は古くから縁結びの神様として知られており、恋愛成就のほか「良い仕事が舞い込んでくる」ということで幅広い世代に知られています。神社へは市営地下鉄今羽駅まで向かい、そこからバスに乗ると行くことができます。

 関戸城の近くにある「関戸座」は、古典芸能のほかお笑いライブやコンサートも行われる「娯楽の名所」であり、古くからの伝統を受け継ぎつつも、新しい表現にも積極的にチャレンジしています。

 市の主な産業は工業です。沿岸部はその多くが埋め立てられ、製鉄所や火力発電所、石油関連の工場などがあります。特に製鉄所は、1930年代に造船用の鉄を作るために開設された歴史ある製鉄所で、現在も多くの鉄を製造しています。

 人口が集中しているのは、NR仙縦本線、結急関八本線と市営地下鉄の沿線です。沿岸部の工場で働く人々が、多くのマイホームをこの地に建てました。しかしモータリゼーションが進み、市内においては自家用車で通勤する人の割合が年々増加しており、鉄道の存在感は薄れつつあるようです。

 一方で近隣の八田山、春望、見旗への都市間輸送においては、鉄道が圧倒的な存在感を見せています。結急関八本線では、15分間隔で特急電車が運行されていて便利です。

 政令指定都市に指定されています。

春望市(はるのぞし)

 江戸時代は農村だった春望ですが、1936年に当時の仙豊鉄道仙豊本線(せんとよほんせん)が完成すると、仙豊鉄道による開発が進められていきました。第二次世界大戦後の1958年には、仙豊鉄道により春望遊園(はるのぞゆうえん)が建設され、レジャーのまちとして知られるようになりました。八田山市と見旗市の間にあることから、ベッドタウンとしての開発が進められ、2022年時点では人口が約92万人となっています。中心地から離れた場所に建設された住宅地や団地を結ぶため、春望都市モノレール(またがって走るタイプ)が運行されています。

 政令指定都市に指定されています。

見旗市(みはたし)

 漁村でしたが、明治以降に軍郷として開発が進められ、旧陸軍の施設が多く設けられていました。戦後は工業都市として、沿岸部の埋め立て地に発電所などインフラ関係の工場が建設されたり、内陸部にも数多くの工場が建設されました。津喜製作所との結びつきが強い都市でもあります。

 市内を南北に走るモノレール(見旗都市モノレール)があり、懸垂式のモノレールとなっています。市内には製鉄所があり、鉄を多く使うから採用されたという話がありますが、実際は道の狭い市内において建設しやすいのが懸垂式だったという理由のようです。

 人口は2021年時点で約97万人。政令指定都市に指定されています。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年11月16日

当ページ公開開始日 2020年03月22日