福増総合車両センター

概要

 福増総合車両センター(ふくますそうごうしゃりょうせんたー)は、津喜県福増市にある結急電鉄の車両基地です。草深総合車両センター及び、三城総合車両センターの一部検査機能、車両更新機能を移設し、より効率的に車両の検査や更新を行えるようにした「次世代車両基地」です。2021年12月より一部の機能や車両の留置が開始されており、2022年3月12日のダイヤ変更以降は、すべての機能の使用が開始されました。

 広大な敷地内には、新たに建設された「津喜結急博物館(2022年7月開館予定)や、結急物流福増倉庫も建設されました。結急物流福増倉庫は、「トラックと鉄道が協力し合う物流構想(2018年より計画)」に基づいた拠点倉庫となっており、2022年8月からは本格的に貨物電車の運行が開始されました。新たに運行される貨物電車は、通常の通勤電車内に貨物を載せて、八田山線、北萩線、遠山原線の一部の駅に隣接している店舗に商品を輸送する電車です。

機能

 10両編成80本分を留置できます。また、最新の塗装設備、編成ごと検査できる大規模な検査設備を有しており、三城総合車両センターの大規模な検査機能はこの睦井総合車両センターに移設されます。

 この車両基地に留置されることになるのは、2022年3月12日付けの組織変更で誕生した「福増総合車両センター」所属になる車両で、2022年1月時点で仁江車両センターに所属している編成、福増車両センターに所属する旧団体輸送連合の車両、また草深総合車両センターに所属している津古線・アーバンループ線向けの車両になります。そのすべてがこの基地に留置されるわけではなく、旧福増車両センター(8連20本まで対応)、旧仁江車両センターにも留置されます。これら2つの設備は、福増総合車両センターの設備として扱われることが決まっています。

 大規模な検査設備では、大半の部品を分解する大規模な検査の他、車両の内装や制御装置を取り替える工事も行えるようになっています。また、草深総合車両センター内で車体ラッピング工事を手がけていた「両得塗装ラッピング班」は、この福増総合車両センター内に拠点が移されることになっています。

編成

FH編成 CBTC非対応のモノクラス8連

FO編成 4連

FN編成 Lライナー用の特急型車両

※なお、保安装置I-CBTCを搭載している編成は、編成番号が編成識別番号になります。

FS編成

デラックス特急車。八田山特急運用1本、高初特急運用2本。予備1本。

PX1系

 2023年3月ダイヤ変更でデビューする車両で、8連4本が在籍しています。

 (詳しくはこちら)

FE編成

八田山線系統特急用の8連。津喜線特急運用6本、八田山特急運用7本、予備2本。

ME系

 8連6本が在籍しています。永京駅-八田山駅間、古林駅-北萩駅間の特急運用に加え、2023年3月からは雪松急行線-永京駅-奈原駅間の特急にも充当されるようになります。

RE系

 8連9本が在籍しています。運用区間はME系と同じです。

 以前は遠山原特急線で運用されていましたが、所要時間の短縮により余剰となったことから、転入してきました。

FX編成

波動輸送用特急車。

90系

 90系は8連2本が在籍しています。現在在籍している編成は、2023年9月から10月にかけて黄緑色に塗り替えられました。

FL編成

Lライナー用の編成

30系4500番台

 FL編成8連3本(一次2本二次1本)が在籍しています。

 Lライナー用の車両で、津古線古林駅-時野駅(神場府)間や、永京駅-時野駅間で運行されています。なお、2022年3月12日改正で運用を開始し、当面は古林駅発着の運用にのみ入る予定です。

U1系

 U1系は8連7本(うち2本は4+4連)が在籍しています。うち1本は2024年1月に、河南車両センターから転入した中間車6両と、余剰となっていた先頭車2両で組んだ編成となっています。

FP編成(所要8連28本)

 2階建て車両を連結した8両編成です。プラスカー指定席サービスのある運用が24運用、指定席サービスのない運用が2運用の合計26運用を担当しており、予備は2編成確保されています。

30系2000番台

 FP編成8連17本(一次5本二次12本)本が在籍しています。

 2022年3月12日付けで草深総合車両センターより転属しました。

 草深からの転属に先駆け、2022年1月から3月にかけて側面に水色の帯が追加されました。

 2022年度は、8連12本が追加導入されています。

10系100番台

 2022年5月から運用入りしている車両です。8連11本が運行されています。

 当初は8連7本でしたが、7月には昇田車両センターから新たに8連4本が転入しました。追加転入により全体の予備編成が3編成追加されたほか、80系0番台FM8連4本が末広車両センターに転属しました。

FM編成(所要8連66本)

 オール普通車の8両編成です。津古・八田山線系統の運用が53運用、遠山原線高速急行の運用が6運用、津古・遠山原線の茨原鉄道直通運用が4本の合計63運用を担当しています。予備は3編成確保されています。

30系500番台

 FP編成が8連8本在籍しています。なお、当形式のプラスカーは、ロング・クロス転換座席車となっています。

30系500番台特別仕様車 8連2本

 2019年12月25日に登場。2編成のみのレアキャラで、30-542F(2019年12月25日運用開始)と30-543F(2020年2月20日運用開始)が該当する。なお、30-542Fは2020年9月12日より、テレビアニメ「さよなら蒼いスプリング」のラッピングが施されている(1号車と8号車は車体全体に、2~7号車は戸袋部のみラッピング)。

 2編成ともに八田山線直通対応ではあるが、30-542Fに関してはさよなら蒼いスプリングラッピング開始以降、極力津古線、アーバンループ・花浜線を走る運用に入るよう調整されている。

 通常仕様の編成は、8連6本が在籍しています(2022年12月に4編成が河南車両センターに転属)。

30系100番台

 FP編成が8連6本在籍しています。なお、当形式のプラスカーは、ロング・クロス転換座席車となっています。

 全編成が茨原鉄道直通対応車となっています。

30系10番台

 FM編成8連2本が在籍しています。

 31-14F「両得スカイトレイン」は、津古線をかつて走っていた50系をイメージした水色の塗装に、黒色を加えた外装が特徴。同じく津喜市内を走る結急津電線に似ているという人も多いが、実はデザインを担当した会社が同じらしい。

 31-16Fは、通常デザインです。

1000系・1100系

 1000系はFP編成3本、1100系はFP編成が4本、FM編成が5本在籍しています。

 旧塗装の1100系は、2008年登場の1000系から引き継がれている緑色のデザインが特徴の車両です。2017年度に導入され、導入後まもなく両得電鉄との経営統合で両得電鉄→結急電鉄の車両となりました。FP編成に改造された編成もある中、改造されないままFM編成として当車両センター所属になったのが旧塗装の8連5本です。

 1000系の全編成と1100系の8連4本は、2020年11月30日から順次改造工事を行い、編成中1両をロング・クロス転換座席車両に改造しました。この改造工事と同時に車体デザインの変更を行い、津古線のラインカラーである赤色を取り入れたデザインとしました。これは「1000系新塗装」と呼ばれています。

 この新塗装車は、FP編成として扱われており、津古線古林駅から(津喜駅経由)八田山・松波空港方面の急行運用のほか、津古線・北萩線内の各駅停車にも充当されます。

80系100番台後期型

 FM編成8連36本が在籍しています。

 2019年頃から2022年までは「新仙豊標準色」でしたが、2021年8月から2022年3月にかけてCBTC・ATO対応工事が施工され、「津古色」と呼ばれるこのデザインに変更されました。

 2023年3月のダイヤ変更以降は、津古・アーバンループ線内で保安装置CBTCの使用が開始されます。ATOの使用は2023年中から使用を開始する予定で、津古線へのホームドア整備が完了したらワンマン運転も開始される予定です。

 ちなみに、仁江車両センター所属時代は、八田山線と北萩線での運用が主でした。当車両センター開設後は津古線やアーバンループ線内完結の運用にもよく入っています。

10系910番台

 2005年に当時の草深検車区(後の草深総合車両センター)に8連1本が導入した試作車で、ダイレクトドライブモーターなどの新機軸を採用しました。しかし量産されることはなく今も1本のみの存在となっています。登場時から津古線で活躍してきましたが、現在は80系100番台など他の編成と同じ運用に入っており、北萩や仁江にも顔を出すことがあります。

 2022年度に走行機器の更新が行われ、同期リラクタンスモータを搭載しました。

80系0番台(FM編成)

 2023年11月28日現在、8連2本が在籍しています。

80系ワイドドア車

 8連1本のみ在籍しています。営業運転も行いますが、試験車としての機能も有しています。

FO編成

 4両編成です。一部の車両はワンマン運転に対応しています。長柄・ふたば線運用が12運用、奈原線運用が2運用、津喜臨海鉄道直通運用が2運用の合計16運用あり、予備は1本確保されています(長柄線運用は、8連で代走されることもあります)。

30系3200番台

 2023年12月25日に4連1本がデビューした車両です。2024年1月20日には追加で4連2本がデビューし、現在は4連3本が在籍しています。CBTC・ワンマン運転対応車です。

30系1000番台

 FO編成が4連12本在籍しています。

 全編成が2022年3月までに画像の「津古色」に塗装変更されています。主に長柄線の運用や、2022年3月12日に開業したふたば線の運用に充当されます。

30系0番台(FO編成)

>>30系0番台 FO編成4連3本が在籍しています。

 以前は8両編成でした。2016年3月に両得本線向けとして三城総合車両センター(当時)に6+4連1本が導入されましたが、2017年2月に編成組み替えのうえ草深総合車両センターに転属してきました。草深では8連で運用されることとなり、同月23日から津古線での運用を開始しています。

 30系でありながら10系4100番台と同じ前面デザインだったり、電動車の数が多い(5M3T)特徴があります。2018年3月までは車内通路上に21インチLCDが設置されていましたが、2018年5月7日の草深出場時に撤去され、他の30系と同じく窓上の設置に変更されました。

 試作要素が強い車両であり、8連時代は1編成(30-01F)のみの存在だったことから、津古線・アーバンループ線系統の運用のみに充当されていました。

 4連1本は、2017年2月から2020年11月まで津電線で運用された後、仁江車両センターに転属し主に長柄線で運行されていました。その後、2021年12月に津喜臨海鉄道直通対応改造が行われ、試運転の後2022年3月12日ダイヤ変更より津喜臨海鉄道直通運用に充当されています。

観光用車両

 「トロッコきよすみ」用の車両で、4連1本が活躍しています。

FF編成(貨物電車専用)

 定期運用2本、臨時運用2本、予備1本。

54401形・54451形

 2024年1月5日(金)にデビューした車両で、8連5本が在籍しています。それまで80系などの通勤型車両で運行されていた貨物電車の輸送力増強のため、座席をすべて撤去した貨物電車専用の車両となっています。

 54401形の先頭車と54451形の中間車を組み合わせた編成が8連3本、55401形の先頭車と中間車(4両)、54451形の中間車(2両)が混在した編成が8連1本、すべて54401形の編成が8連1本在籍しています。

星久喜支所

 星久喜支所(ほしぐぎししょ)は、2017年のアーバンループ線開業時に、当時の津喜みなと鉄道が新しい車両基地として建設した「星久喜車両センター」を引き継いだ車両基地です。アーバンループ線星久喜駅近くにあり、8連16本を留置できるほか、定期的に行われる車両の検査も行うことができます。

 早朝・深夜には、隣接する星久喜駅始発の電車が設定されています。

過去の車両

30C系

 2023年まで、4連10本が在籍していました。

 仙豊県内や遠山原県内に出張することも度々ありました。

30系900番台(MCT)

 2023年夏まで6連1本が在籍していました。

80系0番台

 FH編成は8連12本が在籍していました。

 CBTC非対応であることから、アーバンループ・津古線方面へ入る運用には極力充当しないようにしています。

 2022年度に30系2000番台に全編成置き換えられたほか、4編成はCBTC化のうえFM編成に転用、もう2編成は末広車両センターに転属されています。

 残った8連6本は、6連に短縮されて名木車両センターに転属しました。

70系50番台

 当車両センターには2022年3月から2023年1月までの間、FO編成4連12本が在籍していました。

 2021年6月から7月にかけて、80系100番台のCBTC・ATO対応改造を行うための予備車として草深総合車両センターに転入してきました。2022年3月に80系100番台の改造工事が完了した後も残存しており、当車両センター所属に変更された後は、時折予備車不足気味の末広車両センターに貸し出されていました。

 2023年1月に全編成が廃車・解体されています。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2024年04月07日

当ページ公開開始日 2022年01月01日