結急千代・楠木線

概要

 千代・楠木線(ちよ・くすのきせん)は、仙豊県千代市の千代駅(ちよえき)から、春望市の楠木駅(くすのきえき)までを結ぶ、結急電鉄の運行系統の一つです。その名の通り千代線と楠木線の2路線を結ぶ運行系統であり、春望都市圏の通勤・通学輸送を担う路線の一つです。

 管轄 結急電鉄仙豊支社

 軌間 1067mm

 駅数 22駅

 複線区間 全線

 電化区間 全線(直流1500V)

 保安装置 ATS-P

 最高速度 110km/h


運行形態

 特急、急行、快速、各駅停車が運行されています。

 特急は1時間に1本ほどが運行されており、八田山駅と千代駅を結んでいます。八田山を出ると、本春望、春望、殿台、市気、福与、千代に止まります。8両編成で、八田山方4両が自由席、それ以外が指定席となっています。

 急行、快速、各駅停車は通勤型車両の8両編成または4両編成により運行されます。

 急行は千代線で、朝と夕方に運行されています。八田山線の八田山駅方面まで直通しますが、当路線内は各駅に停車します。

 快速は千代線及び楠木線内では各駅に停車しますが、八田山線内(殿台駅-本春望駅間)は快速運転を行います。千代線市気駅から本春望駅を経由し、楠木線の今井駅までは15分間隔、千代線の千代駅から市気駅までと、楠木線の今井駅から楠木駅までは30分間隔で運行されています。

 快速の八田山線内停車駅は、殿台、春望、本春望です。

車両

 末広車両センター所属の通勤型電車が使われます。

 2013年に登場した「いぶき」は、休日を中心に運行されています。8両編成ですが、たまに4両編成に分割されて違う路線も走るようです。

沿線概況

千代駅-殿台駅

 この区間は「千代線」の区間です。1925年に「春望鉄道(はるのぞてつどう)」の路線として開業したあと、1942年に陸上交通事業調整法により仙豊鉄道の一部となりました。海沿いの千代と、内陸の春望を結ぶ鉄道として敷設され、それまで鉄道では遠回りをする必要があった2つの街が近くなりました。

 起点の千代駅(ちよえき)は、NR線の駅の山側(西側)に隣接するようにホームがあります。1971年までは貨物連絡があったようですが、現在は連絡線が撤去されており、NRとは線路が繋がっていません。

 千代駅からは緩やかな勾配で坂道を登っていきます。ある程度登ったところからは険しい坂道となり、トンネルをいくつか通ると市気駅(いちきえき)に到着です。市気駅周辺は1960年代までは林業が盛んで、貨物列車が森林鉄道と共に木材を運んでいたようですが、現在はその面影がほとんどなくなってしまいました。

 山を降りて春望盆地に入ると、しばらくして殿台駅(とのだいえき)に到着します。ここから本春望駅までは、結急八田山線の線路を走ります。

本春望駅-楠木駅

 お寺があり修行の場として昔から知られてきた楠木へ向かう区間です。全線開業したのは1934年のことで、戦時中は不要不急線として撤去されかけましたが、奇跡的に存続したまま終戦を迎え、現在に至ります。仙豊支社管内随一の山岳区間として知られており、昔から協力なブレーキを備えた車両が使われ続けてきました。

 終点の楠木駅まで全区間が春望近郊の通勤・通学需要が多い区間で、20m8両の通勤型電車も坂道に挑んでいきます。昔は加速するのにも停車するのにも、なかなかの技量が必要だったようですが、最近のハイパワーな通勤電車は、割と余裕で登っていくようです。

 終点の楠木駅は、ただでさえ狭い敷地に無理やり8両対応のホームを作ったことから、片側のホーム(2番線)が4両編成までしか対応していないという構造になっています。この関係もあり、2017年までは日中に4両編成の電車が設定されていました。

むかしばなし

2023年10月以前のダイヤ

 特急、急行、各駅停車が運行されています。

 特急はおおむね1時間に1本ほどが運行されており、八田山駅と千代駅を結んでいます。八田山を出ると本春望、殿台、市気、福与、千代に止まります。8両編成で、八田山方4両が自由席、千代方4両が指定席車両となっています。

 急行は千代線で、朝と夕方に運行されています。八田山線に乗り入れる一方、当路線内は各駅に停車します。

 各駅停車は8両編成で、昼間は楠木駅と千代駅を結ぶ電車が15分間隔で運行されています。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年11月24日

当ページ公開開始日 2022年03月12日