結急高初線

概要

 結急高初線(ゆいきゅうたかはつせん)は、仙豊県の岸宮駅(きしみやえき)と五閑駅(ごかんえき)を結ぶ結急電鉄仙豊支社の鉄道路線です。仙豊県北東部の沿岸を走ることから、海岸線を眺めることのできる路線として知られており、特に途中の初浦駅(はつうらえき)や作登駅(さくのぼるえき)周辺はリゾート地として人気が高く、休日には多くの人で賑わいます。

 電車は普通電車(1時間間隔)と特急電車(30分から1時間間隔)が運行されており、特急の一部は永京駅発着の電車もあります。

 路線そのものは1897年に「高初鉄道」が敷設した路線がそのまま引き継がれており、現在も沿線地域から津喜県・永京都方面への主要な交通手段として愛されています。

 軌間 1067mm

 電化区間 全線(直流1500V)

 保安装置 ATS-P


車両

60系1000番台

 1985年に登場した特急型電車で、元々は30系1000番台という形式でしたが、2015年以降は「60系1000番台」として運行されています。先頭車に展望席があったり、海側の座席は窓に向けられていたりして眺望に配慮した車両です。永京駅-五閑駅間の特急のほか、岸宮駅-五閑駅間の各駅停車運用も設定されており、観光客に人気の高い車両です。

40系

 普通電車はほとんどが40系の2両または4両編成で運行されています。この車両は2021年3月から運行を始めた新型車両であり、ワンマン運転に対応しているのが特徴です。また、それまで主力だった車両(10系4000番台など)が3ドアだったのに対し、この車両は4ドアとなっています。

30系2000番台(末広車)

 1日1往復だけ、五閑駅から津喜駅まで走る急行電車が設定されています。2022年3月12日ダイヤ変更以降は、2階建て車両「プラスカー」を連結した30系2000番台で運行されるようになりました。以前は80系100番台のモノクラス8連が、同じく津喜駅まで急行運転していました。

沿線概況

 起点の岸宮駅(きしみやえき)は、結急八田山線とNR仙縦本線に接続している駅です。結急電鉄の駅は3面5線と留置線を有している構造で、そのうち東側の2つのホームから発着しています。この駅から途中の布良駅(めらえき)までは比較的利用客の多い区間で、一部の時間帯には15分間隔で運行されることがあります。朝と夕方には布良発着の仁江行きも設定されています。

 沿線は全体的に海と山に挟まれた区間を走り続けます。険しい地形を克服するため、以前は遠回りをしてきつい坂道を回避していた区間もあったようですが、1960年代から1980年代にかけて線形改良が進められ、トンネルとなっている区間も多いです。また、海岸線ぎりぎりを走ったり海がよく見える高台を走ったりします。

 路線は全線が単線です。ごく一部の区間では複線化計画があり、その名残として線路の隣に空き地があります。ちなみに、路線そのものの最高速度は各駅停車が110km/h、特急が115km/hとなっています。

 初浦駅周辺は幕末に外国から船がやってきたことで知られる港町があり、古くレトロな建物が小川沿いに建ち並んでいるところがあります。海と山に挟まれたロケーションもあり、度々テレビドラマや映画などの舞台となっていることから、多くの観光客が訪れる地域です。

 沿線には多くの海水浴場があります。1997年までは夏に多くの臨時電車が設定されており、特急型車両だけでなく通勤型車両も応援に駆けつけていました。特に1972年に仙鉄仁岸トンネルによって両得電鉄と線路がつながった際は、両得電鉄からデビューしたての60系や20系、さらに遠山原エリアより1510系がやってきました。

むかしばなし

2023年3月17日以前の運行本数・間隔

 普通電車が全線30分間隔で運行されていました。

54351形

 長い間高初線の主力車両として活躍していた車両で、4両編成または8両編成で運行されていました。2021年3月のダイヤ改正で40系に置き換えられ、現在は走らなくなりました。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年09月08日

当ページ公開開始日 2020年10月05日