結急先島エリア

概要

 このページでは、先島県中浜市の舛淡駅(ますたんえき)から奉旗県奉旗市の奉旗駅(ほうはたえき)までを結ぶ「結急先島線(ゆいきゅうさきしません)、中浜市の上町駅(かみちょうえき)から渋谷駅(しぶやえき)までを結ぶ「結急渋谷線(ゆいきゅうしぶやせん)」、内瀬市の内瀬駅(うちせえき)から深江市の深江駅(ふかええき)までを結ぶ「結急深江線(ゆいきゅうふかえせん)」、文瀬市の文瀬駅(ふみせえき)から奉鴨通湊駅(ほうかもとおりみなとえき)までを結ぶ「結急通湊線(ゆいきゅうとおりみなとせん)について解説します。

 いずれも結急電鉄奉旗支社が管轄している区間であり、2021年3月までは奉旗急行電鉄が運行していました。

路線データ

 管轄 結急電鉄奉鴨支社

 軌間 1067mm

 複線区間 先島線と中浜線全線

 単線区間 深江線全線と通湊線全線

 電化区間 全線(直流1500V)

 最高速度 120km/h(先島線の一部)

 運転指令所 先島指令(文瀬-奉旗駅間は奉旗指令)


運行形態

 奉鴨本線では、特急、快速急行、Lライナー、急行、各駅停車が運行されています。

 特急は八田山駅から舛淡駅、奉旗駅を経由し、新垣駅までを結びます。概ね1時間に1本程度が運行されており、編成は6両編成です。南(新垣・奉旗)より1号車、2号車となっており、指定席は5号車と6号車、自由席は1号車から4号車となっています。

 停車駅は八田山を出ると、椎名、舛淡、渋谷、内瀬、川本(一部列車のみ)、勝浦、文瀬、奉旗、小川(野球の試合開催日の一部列車)、按針、栃尾、新垣空港、新垣です。

 快速急行は6両編成の通勤型車両で運行されます。八田山駅を出ると、延津、椎名、舛淡、鶴巻、渋谷、内瀬、川本(一部列車のみ)、勝浦、文瀬、奉旗、小川、高堂、按針、膳紋寺、琴芝、寺脇、栃尾に止まり、栃尾から新垣までは各駅に停車します。Lライナーも同じ停車駅となっています。

 昼間はLライナーが1時間に1本ほど運行されています。Lライナーが来ない時間帯は、快速急行がその代わりとして運行されています。

 急行は6両編成の通勤型車両で運行されます。八田山駅を出ると、蔵野、延津、馬渡海岸、馬渡、高幡、椎名、舛淡、先島三条、弦巻、渋谷、内瀬、川本と、川本から勝浦までの各駅、文瀬、奉旗、塚本公団、小川、野沢、和泉、高堂、今橋、按針と、按針から新垣までの各駅に止まります。

 昼間は毎時3本が設定されていますが、八田山駅下り基準で快速急行(Lライナー)とあわせて15分間隔のパターンダイヤとなるようにダイヤが組まれています。そのため、八田山駅から奉旗駅までの間では30分ほど運行間隔が開く時間帯があります。

 各駅停車は八田山駅-川本駅間の電車(毎時4本)、勝浦駅-膳紋寺駅-奉旗駅-三崎駅間の電車(毎時4本)が主に運行されています。なお、1時間に1本、八田山駅-川本駅-勝浦駅-奉旗駅-三崎駅を通して運行する電車が設定されています。

 6両または3両の通勤型車両が充当されています。

 支線の中浜線(上町駅-渋谷駅間)と深江線(深江駅-内瀬駅間)は各駅停車が15分ほどの間隔で運行されています。3両編成で運行されることが多いようです。

沿線概況

先島線舛淡駅-渋谷駅

 起点の舛淡駅(ますたんえき)は、仙先縦貫線と接続する駅で、2面4線構造となっています。仙先縦貫線開業以前は、中浜線の上町駅から発着するフェリーが仙豊県へのメインルートでしたが、現在はこちらの方がメインルートとなっています。

 車窓左手に先島山脈を望みつつ、住宅街の中を進んでいきます。弦巻川(つるまきがわ)を渡ってしばらくすると、急行停車駅である弦巻駅(つるまきえき)に到着します。2面4線の待避可能な構造となっているこの駅周辺には、先島県の経済を支える食品工場や学校などが密集しており、利用客が多い駅の一つとなっています。

 NR永神高速線の高架線と交差しつつしばらく進むと、中浜線との合流地点である渋谷駅(しぶやえき)に到着します。「中浜丘陵」と呼ばれる丘の上にある渋谷駅は、二つの路線が合流することや、地盤が固いことから車両基地が設けられています。この車両基地は「渋谷車両区(しぶやしゃりょうく)と呼ばれており、奉鴨支社所属の車両のうち先島県内で使用される車両が留置されたり、検査をうけたりします。

中浜線上町駅-渋谷駅

 1978年に仙先縦貫線が開業する以前は、この中浜線が仙豊県方面へのメインルートでした。当時はこの区間が「先島線」と呼ばれていましたが、1978年以降は「中浜線」という別路線として扱われるようになりました。

 起点の上町駅(かみまちえき)は、鉄道車両を積み込める港の中にあります。1981年までは仙豊県の椎名港(しいなこう)や、三戸港(みとこう)、八田山港(はちたやまこう)などへのフェリーが多数運航されており、当時の奉鴨急行電鉄もフェリーを運航していました。現在は観光列車のみが使うだけとなっていましたが、それでも船の玄関口ということで最低限の機能は維持されています。

 中浜駅(なかはまえき)はNR先島本線と接続する駅です。NR線のホームと交差するように高架ホームが設けられています。先島県唯一の百貨店である中浜越後(なかはまえちご)もこの駅の近くです。

 中浜駅から渋谷駅までの区間も人口密集地帯です。中浜線内折り返しの区間電車は、3両編成で運行されることもありますが、時間帯によって混雑が激しいこともあるようです。

先島線渋谷駅-勝浦駅

 先島県の南へ向かっていく区間になります。内瀬駅(うちせえき)では、深江線と合流するほか、人口密集地でかつ食品・繊維関係の工場や学校が密集している川本駅(かわもとえき)など、人口や需要の多い地域を走っていきます。

 川本駅から勝浦駅までの間は、海のすぐ近くを走ることから、車窓から海を眺めることができます。海と山に挟まれた画になるロケーションで、映画やドラマの舞台になったり、多くの鉄道愛好家が写真を撮りに来たりする区間でもあります。

先島線勝浦駅-奉旗駅

 この区間は、奉旗駅方面への需要が多い区間です。先島県の中でも南部の文瀬市は、県庁所在地の中浜方面よりも奉旗方面への通勤・通学需要の方が多く、この区間では各駅停車が毎時4本、急行が毎時4本、Lライナー、快速急行が毎時1本と高頻度で電車が運行されています。

 文瀬駅(ふみせえき)は文瀬市の中心であり、また火力発電所が近くにあります。このほか、文瀬市内には石油コンビナートなど工業系の工場が数多く存在し、ラッシュ時には海の向こうの奉旗県から通勤してくる人もいるようです。

 海底トンネルを抜けると海と山に挟まれた「奉旗遊園駅(ほうはたゆうえんえき)」があります。山の上に建設された奉旗遊園は、古くから親しまれる地元を代表する遊園地です。

 終点の奉旗駅手前では、2021年3月まで別の鉄道だった勝亀本線方面への分岐があります。Lライナーは勝亀本線に直通しますが、以前は勝亀鉄道ホームから奉鴨急行電鉄ホームに移動する際、駅員に切符を見せる必要がありました(現在はどちらも結急電鉄管轄であることから、連絡改札が撤去されています)。

深江線内瀬駅-深江駅

 深江方面へのアクセス路線として建設された区間です。先島県の中でも比較的人口密度が少ない地域を走りますが、それでも利便性を保つために15分間隔で電車が運行されています。

通湊線文瀬駅-奉鴨通湊駅

 文瀬駅-奉旗遊園間の海底トンネルを含む新線が開業する以前は、こちらがメインルートとなっていました。海底トンネル完成後は、文瀬市内の工業地帯を走る支線としての役割を果たしています。この区間も日中15分間隔で電車が運行されています。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年07月22日

当ページ公開開始日 2022年03月20日