光鐘線

概要

 結急光鐘線(ゆいきゅうひかりかねせん)は、津喜県津喜市中央区の津喜駅(つきえき)から、津喜県光鐘市の光鐘空港駅(ひかりかねくうこうえき)までを結ぶ、結急電鉄の鉄道路線です。2017年6月までは「津鐘電鉄(つかねでんてつ)」が運営していましたが、2017年から両得電鉄が運営。その後、2021年4月からは結急電鉄が運営するようになりました。

 津喜市街と光鐘市、また2017年7月に開港した光鐘空港を結ぶアクセス路線として、津喜市東部に欠かせない鉄道網の一つとなっています。

路線データ

光鐘線

 管轄 結急電鉄津喜支社

 軌間 1067mm

 複線区間 津喜駅-光鐘駅と片貝駅-光鐘空港駅間

 単線区間 光鐘駅-片貝駅

 電化区間 全線(直流1500V)

 保安装置 ATS-P

 最高速度 130km/h(特急) 120km/h(急行)


運行形態

2023年3月18日ダイヤ変更

日中の運行形態

・特急「ひかりかね」(永京空港駅-浜茄子町駅-光鐘空港駅) 1時間間隔

・急行(NR館山駅-高品駅-光鐘空港駅 1時間間隔

 (なお、特急と直通急行は30分前後の間隔になるよう調整されています)

・B快速(津喜駅方面-光鐘止まり) 20分間隔

・A快速(津喜駅方面-光鐘空港) 20分間隔

 (西泉駅-光鐘駅間は10分間隔です)

・各駅停車(津喜駅-西泉駅) 20分間隔

 (津喜駅-西泉駅間は、B快速と合わせて各駅停車10分間隔)

・ふたば線(富街空港駅-光鐘空港駅) 20分間隔

 (光鐘駅-光鐘空港駅間の各駅停車は、10分間隔です)

停車駅

・特急は津喜駅を出ると「西泉」「山田」「光鐘」「光鐘空港」に停車します。

・急行は津喜駅を出ると「都」「坂月」「西泉」「山田」「大豆田」「光鐘」「片貝」「光鐘空港」に停車します。

・A快速は津喜駅を出ると「都」「坂月」「西泉」に停車し、西泉からは各駅に止ります。

・B快速は、終点まで各駅に止ります。

車両

10系700番台は、津鐘電鉄時代から活躍している車両です。

30系700番台は、2階建て車両「プラスカー」を1両連結しています。

2022年3月12日ダイヤ変更からは、永阪電鉄、湾岸急行電鉄の車両に加え、NRの1528系(津喜支社検見浜車両センター所属)が乗り入れるようになりました。4両編成と6両編成を連結した10両編成で運行され、急行電車に充当されています。

沿線概況

 起点の津喜駅(つきえき)から都駅(みやこえき)までの区間は、2017年7月に開業した区間です。津喜駅はベイコネクト線のホームとして以前から使われていた、13番線から16番線を使用しています。このホームは、津喜県を代表する百貨店「ちきり津喜店」の地下にあります。光鐘線の延伸とベイコネクト線との直通乗り入れを記念し、1980年代にバンド「PERSEUS(ペルセウス)」のキーボード担当だった絹田政(きぬたつかさ)氏が作曲した発車メロディーが流れるようになりました。

 新たに建設された津喜駅から都駅までの区間は、既存の結急津喜線の近くを走っており、実質的に津喜線の複々線区間となっています。途中には津喜中央駅(つきちゅうおうえき)があり、津喜線と改札内で接続しています。一方で、同じく津喜線の駅である道場駅(どうじょうえき)付近に駅は設けられず、光鐘線の電車は道場駅を通過(ホームがない)します。

 都駅からはしばらく新線区間を走るものの、次の下長駅(しもながえき)付近からは津鐘電鉄時代から使われている線路に入り、光鐘へ進んでいきます。2017年7月までは「津鐘電鉄(つかねでんてつ)」という鉄道により運行されていたこの路線も、当時の津喜県知事が鉄道統合を進めていたことや、国際的なイベントが予定されており、より効率的でわかりやすい鉄道運営を目指し両得電鉄と統合することになりました。新線は津喜駅側だけでなく、同じく7月に開港した国内線と国際線LCCの空港「光鐘空港(ひかりかねくうこう)」に伸びる新線も同時開業しています。

 下長駅から先の区間は、津鐘電鉄時代の設備がそのまま活用されています。2017年7月改正、つまり当時の両得電鉄との統合前には1両あたりの長さが14mの車両(標準車両は長さ20m)が運行されていたこともあり、駅舎は小さくこぢんまりとした雰囲気の駅が多いです。構内踏切がある駅も多く、「私鉄らしい」雰囲気が残る区間です。

 坂月駅(さかづきえき)では津喜都市モノレールと接続しています。2面4線で特急や急行の待避ができるこの駅は、時折各駅停車の待避が行われています。近隣には三城台団地(さんしろだいだんち)や大宮団地(おおみやだんち)などの団地があり、モノレールの乗客はこれらの団地からこの駅にやってくるようです。

 大草駅(おおくさえき)を過ぎ、西泉駅(にしいずみえき)では、旗野鉄道(はたのてつどう)と接続しています。旗野鉄道は津喜市街から放射線状に伸びる路線を結ぶ路線です。以前は6両編成の電車も運行されていましたが、この光鐘線がベイコネクト線に乗り入れるようになったり、津喜東西線が開業したりして利用客が減少傾向にあり、今は4両編成のみが運行されています。旗野鉄道との直通運転は行っていないものの、接続線があり車両を旗野鉄道線に入れること自体は可能なようです。

 白井駅(しらいえき)、泉駅(いずみえき)を過ぎると、中野駅(なかのえき)に到着します。この駅は津鐘鉄道時代から車庫のある駅として有名です。車庫の正式名称は「海浜車両センター津鐘支所」ですが、2020年3月までは「津鐘車両センター」という名前で10系700番台が在籍していました。2000年代初め頃までは14m車が数多く在籍していたことから、「小さい電車が集まる車庫」として鉄道好きに知られていたものの、現在は10系700番台(津鐘電鉄700形)や80系100番台など、標準型の通勤電車だけが並ぶようになってしまいました。

 新中野駅(しんなかのえき)を過ぎて山田台駅(やまだだいえき)まで来ると、いよいよ津喜市を出て富街市に入ります。光鐘線はその路線名の影響もあり、富街市を経由することがあまり知られていませんが、国際空港と落花生で有名な富街市の最も南の地域をすこし走ります。

 ふたば線と合流する大豆田駅(おおまめだえき)からは、光鐘市に入ります。光鐘市は以前はあまり知られていない自治体でしたが、2017年に仁江空港(津喜県仁江市)の代替として建設された光鐘空港が開港すると、今関地方の人々に広く知られるようになりました。

 2面3線の光鐘駅(ひかりかねえき)でNR光鐘線と接続すると、電車はNR光鐘線を越えて南東に進みます。ここから先の区間は「津久茂鉄道(つくもてつどう)」という小さい汽車が走る鉄道路線の一部でした。1960年代に津久茂鉄道は鉄道営業を廃止することになりましたが、線路の幅が同じということで当時の津鐘電鉄がこれを譲り受け、電化して津喜駅と片貝駅(かたかいえき)の間を直通運転するようになりました。

 かつては海水浴をする時期になるとかなり混雑したようで、1968年から1887年までの間は、国鉄からの直通列車(但馬護町駅からの急行や、永京駅からの1312系、1500系快速など)が光鐘駅-片貝駅間に乗り入れていたようです。ちなみに、津久茂鉄道は現在も野手駅-桃志駅間などで運行している「津久茂電鉄」とは関係がありません。

 2017年7月までの終点、片貝駅には昔からの駅舎が残っていましたが、延伸工事の際に解体(2013年)されてしまい、現在は橋上駅舎となりました。この片貝駅からはしばらく海の上を走り、終点の光鐘空港駅(ひかりかねくうこうえき)に到着します。この駅は1面1線構造ですが、将来的な増発に備えて2面4線にできるよう設計されています。

 余談ですが、光鐘空港は永京都心から遠く、かなり不便だった仁江空港の代わりとして建設された空港です。仁江空港時代と比べると永京都心までの所要時間がかなり短縮され、また特急が1時間に1本、急行が1時間に4本運行されていて空港利用者にはありがたられているようです。発着する国内線は、永京空港に止まりきれない鳥豊地方、富原地方からの便が中心。海外へ向かうLCCは、韓国やインドネシアなどに行く便などが発着しています。海上の人口島にある空港ということで、強風の時には離着陸がなかなか難しいようです。

光鐘線の歴史は両得各線の歴史ページの「光鐘線の歴史」をご覧ください。

むかしばなし

2023年3月17日以前の運行本数

 2022年3月12日ダイヤ変更時点では、「特急」「急行」「快速」「各駅停車」の4つの種別が運行されています。このうち日中も運行されるのは、「特急」「急行」「各駅停車」です。

 特急は、永京都心と光鐘空港を結ぶアクセス列車として運行されており、N20系10両で運行されます。概ね1時間間隔で運行されています。

 急行は毎時4本(15分間隔)運行されています。うち2本はベイコネクト線に直通し、もう2本は津喜駅と光鐘空港駅の間を折り返し運転します。ベイコネクト線に直通する急行は、高品駅から更に湾岸急行線、NR内郷線に直通し、1本が周西駅、もう1本が館山駅まで直通します。停車駅は、都(みやこ)、坂月(さかづき)、西泉(にしいずみ)、大豆田(おおまめだ)、光鐘(ひかりかね)と、光鐘から先の各駅です。

 各駅停車は津喜駅-光鐘駅間で毎時6本(10分間隔)運行されています。うち4本がベイコネクト線に直通します。また、大豆田駅-光鐘空港駅間では、ふたば線からの電車が15分間隔で運行されており、光鐘空港駅と富街空港駅を結んでいます。

光鐘線メモ

・2017年6月までは「津鐘電鉄」の路線

・2017年7月2日に光鐘空港まで延伸

・列車は8両または10両。

・一部列車は2017年7月2日から光鐘ベイコネクト連絡線によりベイコネクトに直通

・一部列車は津喜から津喜みなと鉄道に直通していた(津鐘電鉄時代)。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年07月02