八田山線(津喜支社)

概要

 結急八田山線(ゆいきゅうはちたやません)は、津喜県津喜市中央区の津喜駅(つきえき)から、仙豊県八田山市中央区の八田山駅(はちたやまえき)までを結ぶ、結急電鉄の路線です。

 永京都心と仙豊県各地を結ぶ大動脈の一つであり、ライバルのNR永神高速線に比べると所要時間は遅くなりますが、永京駅(ながきょうえき)-八田山駅-松波空港駅(まつなみくうこうえき)間を走る特急や、古林駅(ふるはやしえき)-津喜市中心部-八田山駅-松波空港駅間を走る急行などの長距離電車も運行されており、短距離だけではなく長距離移動も便利な路線となっています。

 2019年3月16日までは、区間ごとに異なる路線として扱われていましたが、これを現在は「八田山線」という路線名称で統一し、書類上も全区間が「八田山線」として扱われるようになりました。


※このページでは、津喜駅-仁江駅間の「結急電鉄津喜支社」が管轄している区間について解説します。

データ・運行形態

 管轄 結急電鉄(2021年4月1日から)

 軌間 1067mm

 複線区間 全線

 電化区間 全線(直流1500V)

 保安装置 ATS-P(全線)

 最高速度 120km/h

2023年3月18日ダイヤ変更

日中の運行間隔

・特急(永京駅-八田山駅-松波空港駅) 30分間隔

・特急(古林駅-津喜駅-北萩駅) 1時間間隔

・Lライナー(永京駅-仁江駅-神場駅) 1時間間隔

 ※Lライナーが運行されない時間帯は、永京駅-仁江駅間の快速急行が1時間間隔で運行。

・急行(津古線古林駅-浜実駅-北萩駅) 30分間隔

・急行(津古線古林駅-浜実駅-八田山方面松波空港駅) 30分間隔

 ※浜実駅-両得睦井駅間は、急行15分間隔。

・準急(椿森駅-高滝駅) 15分間隔

・快速(民谷線-津喜駅-北萩駅) 20分間隔

 ※当路線内は各駅に停車。

・各駅停車(津喜駅-北萩駅) 20分間隔

 (一部は中堀駅まで運行)

・北萩駅-中堀駅 15分間隔

 (急行と各駅停車の一部が直通)

停車駅

・特急は「津喜」を出ると、「鹿居」「両得睦井」「北萩」に停車。

・Lライナーは「津喜」を出ると、「鹿居」「両得睦井」に停車。

・急行は「津喜」を出ると、アーバンループ線経由で「鹿居アリーナ」「花浜」「浜実」「両得睦井」「妹崎」「上得清川」「北萩」に停車し、北萩から中堀までは各駅に停車。

・準急は「鹿居」を出ると、「浜実」「両得睦井」に停車し、両得睦井からは各駅に停車。

・快速は、当路線内は各駅に停車。

車両

2020年7月25日(土) 80系100番台オレンジ色の各停見旗行き(八田山線)

 車両は基本的に福増総合車両センターの車両が使われます。

 特急・Lライナー・通勤電車ともに大半が8両編成です。通勤電車は、80系100番台や津古線からの30系500番台・2000番台などが使われます。また、津喜線に直通する電車は10両編成で、30系2000番台が使われます。

永京駅-八田山駅間の特急に使用される車両(RE系)

永京駅-神場・時野駅間の「Lライナー」に使用されるU1系

永急羽沢駅-日向道場駅-仁江駅間の快速急行に使用される車両(30系2000番台10連)

永急羽沢駅-日向道場駅-仁江駅間の快速急行に使用される車両(永急2000系モノクラス10連)

ラッシュ時に雪松急行電鉄から乗り入れる車両(509系)

古林駅-八田山駅・松波空港駅間の急行に使用される車両(30系2000番台)

各駅停車などに使用される8連モノクラス編成(80系100番台)

沿線概況

 八田山線のうち津喜支社が管轄する区間は、津喜から仁江までの区間である。津喜~仁江間を最短ルートで結ぶ鉄道であり、津喜線遠山原線に次ぐ両得電鉄の幹線である。

 「八田山線」という路線名は、2019年3月16日ダイヤ改正で新たに誕生した名称だ。旧津物線の津喜~鹿居、北萩線の鹿居~睦井、そして古急線の睦井~上得中野、仁江急行線の上得中野~仁江間を一つの系統として再編した。以前から津喜~仁江間を直通する電車は多く、実際の運行系統に合った路線となったわけだ。

 特に利用客が多いのは、鹿居~睦井までの区間。この区間は北萩線北萩方面の電車も運行されることから、本数が多い。日中でも快速急行、急行が毎時合計8本、各駅停車毎時8本が運行され、都心部の鉄道路線と同程度の本数が確保されている。2017年4月8日に若葉の森線が開通してからは、若葉の森線直通電車も誕生した。かつて津喜を主な起点としていた急行も、日中に運転される電車に関しては若葉の森線、津古線方面から運行されるようになった。

 北萩線方面からの需要も多い。北萩市と永京空港、都心(高品)をダイレクトに結ぶ空港郷得ライン、永京湾連絡道路が開通する以前(1990年代前半)は、この北萩線とNR内郷線が永京へのメインルートだった。かつては都心直通(当時の両得本線上谷行き)急行が毎時4本、北萩線中堀発着で運転されていた。北萩方面からの利便性は高かったが、その代わり旧古急線方面からの利便性が低く、仁江方面から睦井で折り返す電車も存在していた。

 その旧古急線は、1962年まで両得電鉄とは別の「古房急行(ふるふさきゅうこう)」が運行していた路線である。以前から両得電鉄と古房急行のつながりは強かったのだが、電車が走る両得電鉄に対し、古房急行は単線非電化。汽車こそ当時すでに廃止されていたが、ボロボロのディーゼルカーが行ったり来たりという状態だった。

 両得電鉄はこの古房急行を、上得中野~仁江間で当時計画中だった仁江急行、さらに当時の仙豊鉄道が計画していた岸宮~仁江延伸区間と繋げることにより、永京~八田山間の直通ルートを形成しようと考えていた。後に八田山線として一体となったこの計画の第一弾として、古房急行線は1964年に電化されている。

 余談だが、古房急行が両得電鉄に吸収された1962年から、1964年の電化まではディーゼルカーが走っていた。「電鉄」を名乗る両得電鉄にも、電車ではない車両が在籍していたのである。

 1967年までの古急線は、ディーゼルカーが電車に置き換わっただけののどかなローカル線であったが、1968年に開通した仁江急行線、そして1972年に開通した旧仙豊鉄道の新仁岸トンネルによって、一気に幹線へと扱いが変わった。1972年に運行が開始された八田山特急は、両得電鉄と旧仙豊鉄道が共同運行していた特急列車だ。

 当時はすでに永京~八田山間を結ぶ高速線(永神高速線)が開通していたが、これに対して運賃で対抗。また当時最新だった両得60系などが導入され、30分間隔で運行していた。この運行スタイルは車両が変わった現在も変わっていない。また、普通電車も一部が直通運転を行い、睦月(一部津喜)から八田山まで直通する長距離普通が運行開始されたのもこの頃である。当時は津喜直通列車が少なく、津喜駅に仙豊鉄道の車両(54201系など)が来ると注目されたようだ。

 旧古急線沿線は現在も豊かな自然が残っている区間がある。上得中野に近い清澄渓谷駅付近は、開発が制限されており、秋になると紅葉がきれいだ。

 旧仁江急行線区間沿線はほとんど開発されていない。一方で線路自体は高規格で建設されており、最高速度160km/hでの運転が可能となっている(実際は特急、急行ともに120km/h)。

 途中駅は清滝公園駅と仁江水族館駅の二つ。清滝高原駅は牧場の近くに設けられている。この牧場は動物と気軽に触れ合えたり、ジンギスカンが食べられたりすることで知られている。もう一つの途中駅である仁江水族館駅は、その名の通り仁江水族館の近くに設けられている。この仁江水族館は両得電鉄系列の水族館であり、両得電鉄線内の各駅にポスターが貼られている。

駅一覧

清滝高原駅

 清滝高原駅(きよたきこうげんえき)は、1968年の仁江急行線開業と同時に開業した駅です。郷得丘陵(ごうとくきゅうりょう)の中にある駅で、駅周辺にはレジャー施設やマンションなどがあります。県道178号線に面しており、北へ2kmほど進むと滝があります。

 

◆構造

 2面2線の相対式ホームを有しています。1968年から1976年までの仁江急行線は、複線対応で建設されたものの単線であったことから、津喜方面と仙豊県方面を行き来していた電車はこの駅ですれ違っていました。

 駅舎は開業当時からのものが今も使われています。基本的な構造は開業当時からあまり変わっていませんが、1995年に跨線橋が新設され、それまで存在していた構内踏切は廃止されています。

 ホーム有効長は210mで、20m車10連までが停車できます。

 

◆停車列車

 各駅停車と急行が停車します。

 快速急行、Lライナー、特急は通過します。

仁江駅

 仁江駅(じんええき)は、1968年の仁江急行線開業時に開業した駅です。仁江市の中心となる駅で、仁江急行線開業以前からNR外郷線・内郷線の駅がすでにありました。

 駅はNR線の駅の南東側にあります。2面4線の構造で、1972年には仙豊鉄道の岸宮駅-仁江駅間が開業したことから、両得電鉄・仙豊鉄道の電車双方が発着するようになりました。

 駅の北側には、リヒト仁江店などの商業施設があり、NR線、結急線の橋上改札と屋根付きの通路で結ばれています。NR永神高速線のホームは、NR在来線とリヒト仁江店の間にあり、こちらは2面4線(通過線あり)構造となっています。

 

◆構造

 2面4線構造で、NR線に面している側から1番線-4番線となっています。津喜・永京方面は1番線と2番線。見旗・八田山方面は3番線と4番線を主に使用します。また、4番線の南隣には「仁江しおさい鉄道」専用の6番線(有効長70m)があり、このホームから仁江しおさい鉄道の電車が発着しています。

 

◆停車列車

 すべての電車が停車します。

むかしばなし

2022年3月ダイヤ変更

・特急2本(8両) 永京-八田山-松波空港

・快速急行1本(10両) 永急羽沢-永京-津喜-鹿居-仁江

・Lライナー1本(8両) 永京-八田山-神場時野

・急行4本(8両) 津古線古林駅-花浜線-仁江駅-松波空港駅

・急行2本(8両) 椿森-鹿居-中堀(若葉の森線直通)

・急行2本(8両) 椿森-鹿居-物原(若葉の森線・長柄線直通)

・各駅停車6本(8両) 津喜-中堀(4本)・北萩(2本)

・本津喜駅経由は快速急行とLライナー合計2本、各駅停車6本、若葉の森線経由は急行4本、花浜線経由は急行4本です。

2021年3月改正

津喜~睦井駅間本数(日中1時間あたり)

特急2本(8両) 永京-松波空港

Lライナー(8両) 永京-八田山-神場時野

快速急行2本(10両) 入能-永京-仁江

急行4本(8両) 津古線古林-椿森-鹿居-松波空港

急行2本(8両) 椿森-鹿居-中堀

各駅停車8本(8両) 津喜-北萩(4本)・椿森-中堀(4本)


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2024年02月25

当ページ公開開始日 2018年12月16日