10系2000番台

 2021年10月23日から運行を開始した車両です。以前は「10系1300番台」と交直流車の「2360系」という別の形式になっていましたが、全線直流化により交直流装置が不用となり、2360系も実質的に10系1300番台と機能的には同じ車両になりました。そこで、2360系と10系1300番台を同一の形式として扱うことになり、2階建て車両を連結し外装デザインを変更した車両から「10系2000番台」として区分されています。

 2022年8月までに10系1300番台10連12本、2360系10連7本がプラスカーを組み込まれて当番台に編入されました。

 外装デザインは直通運転を行う永京地下鉄蓮庭線のラインカラーに合わせて、紫色を組み合わせたデザインになりました。また、2022年春のダイヤ改正からは来急本線のラインカラーが地下鉄蓮庭線と同じく紫色に変更されます。

10系1300番台

 来戸急行電鉄(くるときゅうこうでんてつ)と両得電鉄(りょうとくでんてつ)の合併計画が進行していた2007年に、両得10系100番台と同じ設計で登場した車両が10系1300番台です。「1300番台」という形式名は、置き換え予定の「1320系」と「1340系」に由来しています。車体、走行機器類ともにすべて両得10系100番台と共通設計であることから、制御装置のメーカーは既存の車両で採用された茨原製作所製ではなく津喜電機(当時)製です。

 2007年度と2008年度に10連6本がそれぞれ導入され、最終的には10連12本が揃いました。これにより1320系は廃車となったほか、1340系は2両編成に改造の上、いわき線系統に転属しています。

2360系

 2009年に登場した交直流車です。老朽化した既存の交直流車を置き換えるため、2009年度から2012年度にかけて導入されました。10系100番台をベースとした設計ですが、ドア上の案内表示器がLCDではなく二段式LEDになっているなどの独自要素も垣間見えます。また、10両編成に関しては来戸側から7両目(2367-XX)がロング・クロス転換座席車両になっています。このロング・クロス転換座席車両は、後に津古線、外環ラインにも導入されました。

 10連15本、6連6本が在籍しており、10連は業平~来戸間の長距離運用で、6連は来戸近郊の短距離運用などに使用されます。また、6連に関してはいわき線や桃豊線に乗り入れる運用もあり、福島県のいわきや遠山原県の両得豊矢にも姿を現わします。なお、10連、6連ともに先頭車(2361-XXと2360-XX)はセミクロスシートです。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年11月01日

当ページ公開開始日 2018年01月13日