N20系

空へ向かうグレーの特急

 空港アクセス列車「翔」(種別名であり、特急ではない)は、先々代の60系、先代の90系とグレーの塗装が受け継がれてきた。N20系はグレーの塗装を受け継ぎつつ、最高速度160km/hでの高速走行に対応した車両である。

 2009年7月ダイヤ改正以前は永京または上谷駅から両得本線(現在の津喜線)などを経由し、津喜周りで富街空港へ向かっていた「翔」。これを2009年7月ダイヤ改正以降は新たに開通した津喜急行線(現在の津喜東西線)延伸区間(街道宿~富街空港)経由に変更し、最高速度160km/hでの運転を行うことになった。

 当時使用されていた90系では160km/hでの高速走行に対応していないことから、N20系をダイヤ改正と同時に導入し、すべての「翔」を置き換えている。 

 基本設計はRE系をベースとしており、走行機器をRE系と統一することにより、160km/h走行を可能とした。また、高速走行時の騒音対策として、床下機器の一部をカバーで覆っているほか、荷物室を各車両に設けている。車体もRE系とおおむね同じ構造であるが、前面部のスタイリングを変更することによりイメージを変えている。

 2011年から2019年までは永京駅から津喜駅経由で運行されていた空港特急「そら」にも使用されていたが、2019年3月16日ダイヤ改正で同列車は廃止されている。また、2018年3月10日ダイヤ改正以降は、「翔」がベイコネクト線高品駅、空港郷得ライン永京空港駅発着に変更され、両得本線(当時)に「翔」としては入線しなくなった。


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当ページ最終更新日 2021年03月18日