U1系970番台

新型二階建て車両

 両得電鉄では2017年から二階建て車両の導入を開始しており、2018年3月10日ダイヤ改正より「プラスカー」として新たな着席サービスが開始されました。車両はNR今北の一部路線で使用されているものをベースとした構造となっていますが、ドアの位置が他の車両と異なり、ホームドア整備時の障害となっていました。

 そこで、ドアの位置を4ドア車両に合わせた新型2階建て車両として、2019年度に「30系9000番台」が2両導入されました。二両が導入され、それぞれ「37-9001」と「37-9002」という車両番号になりました。うち37-9001は津喜線向けの30-529編成(10連)に組み込まれています。一方の37-9002は草深総合車両センターに配置され、津古線向けの30-539編成(8連)に組み込まれました。

 9001が組み込まれた30-529編成に関しては、2階建て組み込み編成でありながら二階建て車両を連結していない10系0番台との共通の運用に入っていました。そのため、他の30系と異なりNR信濃・両武線直通運用にも充当されました(なお、30系のNR信濃・両武線直通運用自体は2018年3月9日まで他の編成でも行われていた)。

 30-529編成は、実際に組み込まれて走ったのは2019年11月30日(ダイヤ改正日)から2021年3月9日までで、以降は別の二階建て車両(2020年度新製の37-529)に差し替えられて運用離脱しています。9002が組み込まれていた30-539編成も、同じく2020年度新製の37-539に差し替えられて2021年3月25日に運用離脱しました

 運用離脱後は2両とも草深総合車両センターに留置され、うち9001に関しては2021年3月28日昼に10系4000番台(末広車両センター所属)の牽引により、三城→検見浜(折り返し)→鹿居(折り返し)→椿森→草深のルートで回送されています。途中折り返しを2回行うことから、9001の前後に10系4000番台4連を連結した9両編成で草深に向かいました。

U1系970番台

 2021年度になると、両得電鉄は結急電鉄の一部となりました。同じく以前は別会社だった「団体輸送連合」も結急電鉄の一部となり、余剰となっていた2両は団体輸送支社に転属しました。これは、Lライナー(永京駅-神場方面の長距離電車)に充当されていたU1系に、2階建て車両を連結するための処置です。

 しかし、30系9000番台はそのままではU1系に組み込めません。これは、車両情報管理システムが異なるからであり、30系9000番台時代のIN-RIMS-1からRIMS-1に配線が変更されました。改造工事は2ヶ月程度で終わり、2021年7月1日にU1系にU1系のU1-5編成とU1-6編成が皆吉車両基地から草深総合車両センターに回送されました。その後、2021年7月2日に組み替え作業を行い、2021年7月3日から7月10日にかけて津古線とLライナーの運行区間全線で試運転を行いました。

 そして2021年7月11日(日)から二階建て車両を組み込んだU1-5編成とU1-6編成の営業運転が開始されています。この編成は基本的に他の編成と共通運用であるため、遭遇できるかどうかは本当に運次第となります。(ある程度運用の流れがあるので、全く予測できないわけではない??)

 なお、団体輸送支社ではU1-5編成とU1-6編成が運用離脱している間、他の編成(1編成)の更新工事を草深総合車両センターで行っている途中で、予備車が永京に1編成、時野に1編成という状態でした。予備車が少なくて不安ということで、2021年4月始めに仙豊支社から80系700番台二階建て編成(これがちょうど2編成で4+4連)を借りれないかと交渉して、2021年5月に全線を走れるように保安装置を整備(NR用の列車無線アンテナとかを搭載した)。2021年6月に試運転と習熟訓練を行って、2021年6月29日から何とか80系700番台による運用を開始させました。基本的に80系700番台は予備編成ではありますが、2021年7月1日から7月10日にかけては編成が不足していることから、連日Lライナーの運用に入っていたようです。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2022年02月13日

当ページ公開開始日 2018年08月30日