結急10系700番台

津鐘電鉄800形

 2000年代初頭の津鐘電鉄(当時)は、準大手私鉄でありながら14m級の小型車両が多く在籍しており、輸送力に問題を抱えていました。そこで、ラッシュ時の混雑する電車を20m級車に置き換える目的で800形が登場しました。

 この車両は同じく20m級車両である700形の実績を踏まえた上で、バリアフリー対応など時代に合った設備を備えた車両となっています。編成は8両固定編成(登場当時)であり、2004年度から2015年度にかけて8連11本が導入されました。

 車体はステンレス製の無塗装車体となっており、車体帯を従来の車両と同じ水色と紺色の配色とすることでイメージを統一しています。また、車両モニタ装置を搭載することでメンテナンスを効率化しており、維持コストも削減されています。

 走行機器には大洋電機製造製のIGBT-VVVFインバータ制御装置を採用しており、設計最高速度は120km/h、加速度は3.3km/h/sとなっています。津鐘電鉄線内の当時の最高速度は105km/hでしたが、この時点で両得ベイコネクト線に乗り入れる計画があったことから、両得電鉄線内での運行にも対応したセッティングとされました。

 2013年以降に導入された809Fから811F編成は、ドア窓の押え方が変更されたほか、当初より自動放送装置を搭載してデビューしました。光鐘空港延伸を見据えて案内表示器のLCD化も行われています。

 ちなみに、2016年から2020年までの間には、803編成の津喜方ユニットを用いて大洋電機製造製ハイブリッドSiC-VVVFインバータ制御装置の試験が行われていました。

両得10系700番台

 2017年7月1日付けで津鐘電鉄は「両得光鐘線」となり、また同日に光鐘空港が開港したことから路線の延伸も行われました。2017年度に導入された10-712Fから10-714Fまでの3編成は、当初より10両編成で導入されています。一体的に運行されるようになったベイコネクト線の編成と長さを揃えるためであり、同年度にすべての編成が10連化されました。

 2018年度にはすべての編成の案内表示器がLCD2画面化(17インチ)されたほか、行先表示器も全編成フルカラーLED化されています。


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当ページ最終更新日 2022年09月17日

当ページ公開開始日 2017年09月18日