1510系

概要

 1964年に当時の得原鉄道(現在の結急遠山原エリア)が導入した車両です。それまでの車両よりも長くて大きな車体(長さ20m)と、高性能な走行機器を採用したことで、長距離を走る急行から短距離の普通列車まで幅広い運用に対応しています。

 車内はボックス席を10箇所(中間車両は12箇所)に設けたセミクロスシート車となっており、乗客・現場ともに使いやすく快適な車両であることから、両得電鉄に統合された1968年度以降も増備が続けられました。

 長い間両得電鉄の遠山原県内を中心に主力車両として活躍してきましたが、2000年代中頃から津喜エリアより転入した4ドア車両に置き換えられ、2018年度までにすべての車両が引退しました。

アルミ車

 1975年度以降に導入された車両は、車体をアルミ製に変更しました。それまでの鋼鉄製車両よりも車体が軽くなったことから、性能も若干良くなっているようです。

 登場時は前面に警戒色としてオレンジの帯が入るだけのスタイルでした。なお、アルミ車と鋼鉄車は区別されることなく同じ運用に入っていたことから、当時から鋼鉄車との連結が見られました。

 前だけにオレンジ帯が入るスタイルは質素すぎるという声があり、1978年度からはオレンジと青の帯が車両全体に入るスタイルに変更されました。

 1976年度以降に導入された車両は、わかりにくい違いですが台車が変更されています。これは製造メーカーが以前から使っている台車の製造をとりやめたからだとされています。

彦原ビュートレイン

 彦原線は沿線に温泉と紅葉が綺麗な場所がある観光路線です。1985年夏からは30系1000番台「DEX」が永京の上谷駅から直通する臨時列車も設定されましたが、当時は好景気。「ローカル列車も豪華なものにしてほしい」という意見があり、それを踏まえて登場したのがこの車両です。

 種車は鋼鉄車。前面デザインを変更し、窓を大きくしました。座席も一部区画には特急に使われるものと同じ座席を採用して、「豪華普通列車」として乗り鉄だけでなく観光客にも人気の車両でした。

 鋼鉄車だけでなくアルミ車の廃車が始まってからも活躍し続けましたが、2018年11月に老朽化のため引退しました。

簡略塗装

 1993年に塗装簡略化の試験として、鋼鉄車の車体全体を紺色に塗装した車両が4連1編成登場しました。当時他の私鉄で運行されていた試験塗装車に比べると、非常にシンプルなデザインで違和感はありません。

 ですが、「オレンジ色がないと寂しい」と当時のお偉いさんが言ったらしく、結局1997年の検査時に元の塗装に戻されています。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2022年10月15日

当ページ公開開始日 2017年10月30日