中畑・東浜線

概要

 NR中畑・東浜線(なかはた・ひがしはません)は、仙豊県入方市(いりかたし)の東信楽駅(ひがししがらきえき)から、椎名市の椎名駅(しいなえき)までを結ぶ、NR今北の運行系統の一つです。「中畑線」と「東浜線」という二つの路線を結ぶことが由来で、八田山都市圏を東西に結ぶ路線の一つです。

路線データ

 管轄 今北旅客鉄道(NR今北)八田山支社

 軌間 1067mm

 複線区間 全線

 電化区間 全線(直流1500V)

 保安装置 ATS-P

 最高速度 110km/h

 ラインカラー 水色


運行形態

 東信楽駅-椎名駅-先島本線中浜駅方面間の各駅停車が10分間隔で運行されています。

 先島本線中浜駅より南、奉旗駅までの列車は20分間隔です。

車両

 2008年から2010年にかけて、すべての車両がI1602系近郊タイプに置き換えられました。すべて8両貫通編成です。

 2010年までは、1976年の電化当時から活躍していた1312系が活躍していました。当路線では激しい混雑に対応するため、一部の車両がロングシートに改造されていました。

沿線概況

東信楽駅-八田山駅

 起点の東信楽駅(ひがししがらきえき)は、西海線から分岐する駅であり、2面4線構造となっています。駅には隣接して信楽車両センター(八ヒシ)があり、当路線や西海線で運行される車両が在籍しています。

 東信楽駅から中畑駅(なかはたえき)付近までの区間は、八田山からみて西側にある「西山連峰(にしやまれんぽう)」を越える山岳区間です。まだ汽車が走っていた1960年代は、重連のSLが険しい山道を必死に登っていました。その後、車両がディーゼルカーや電車に置き換わり、新線の建設でルート変更されるなどして現在に至ります。

 中畑駅では結急電鉄線と接続します。ここから八田山までは、結急弁天沢線と八田山市営地下鉄東西線がライバル路線となりますが、所要時間・運賃ともに当路線の方が勝っています。この駅からは八田山の中心地に近い区間ですので、沿線の人口密度も高いです。

 矢印駅(やじるしえき)で結急入方線の下を通ると、程なくして八田山環状線(はちたやまかんじょうせん)と合流します。この八田山環状線とは八田山駅(はちたやまえき)まで一緒に走るほか、小森駅(こもりえき)付近からは更に仙縦本線(せんじゅうほんせん)と共に3複線の状態で併走します。

八田山駅-椎名駅

 八田山駅を出ると、ほどなくして仙縦本線からの連絡線と合流します。この連絡線は、1978年に終点の椎名駅(しいなえき)から、先島県(さきしまけん)の舛淡駅(ますたんえき)までを結ぶ海底トンネル、「仙先海峡トンネル(せんさきかいきょうとんねる)」が開通したときに出来たものです。

 海底トンネル開通後は、トンネルを介して先島県や鳥豊地方と線路が繋がったことから、一気に大動脈の一部として機能することになりました。現在も多くの貨物列車や夜行列車が通るルートとなっていますが、各駅停車はそれほど本数が多いというわけでもなく、肩身が狭そうです。

 その各駅停車は、日中は15分間隔で運行されています。これは八田山都市圏周辺では少ない部類なのですが、並行して八田山市営地下鉄や本数の多い結急電鉄が走っており、そちらの乗客が流出しているようです。

 馬渡駅(うまわたしえき)から宮ノ須駅(みやのすえき)付近は、沿岸部が埋め立てられて工業地帯となっています。ラッシュ時は、この工業地帯で働く通勤客で混雑します。

 終点の椎名駅は、海底トンネルを通る「仙先縦貫線(せんさきじゅうかんせん)」へ線路が続く駅です。1978年までは2面3線の駅だったのが、3面6線のホームと大規模な留置線を有する巨大な駅に作り替えられました。全盛期はすべての線路が列車で埋まることも日常のことだったそうですが、現在は永神高速線が開通し列車が減って、かなり設備を持て余し気味です。

むかしばなし

2023年3月17日以前の運行本数・間隔

 各駅停車と快速が運行されています。各駅停車は、東信楽駅-椎名駅間で日中は15分間隔で運行されています。なお、快速が八田山駅-椎名駅間で各駅に停車する関係から、東信楽駅-八田山駅間の区間列車が毎時2本設定されています。

 快速は、東信楽駅-八田山駅間のみ快速運転を行い、八田山駅-椎名駅間では各駅停車として運行されます。日中は30分間隔で運行され、西海線の江降駅(えこうえき)まで直通します。

 なお、各駅停車・快速ともに、大半の列車が椎名駅から仙先縦貫線・先島本線に直通し、中浜駅(なかはまえき)または奉旗駅(ほうはたえき)まで乗り入れます。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年10月23日

当ページ公開開始日 2022年02月27日