S3系

概要

 団体輸送連合(現在の結急団体輸送支社)では、2022年10月に仙豊県と先島県を結ぶ海底高速道路が開通し、夜行高速バスとの競合が発生することから、対抗策としてサービスアップを行うことにしました。

 団体輸送連合が運行する電車のうち、永京駅または時野駅・神場駅を20時から23時代に発車する電車の一部は、特急型車両で運行されていますが、永京と大阪などを結ぶ夜行バスのような個室や3列シートを備える車両はありませんでした。また、ライバルのNR線寝台特急のような横になれる車両も無く、サービス面では見劣りしてしまいます。

 そこで、寝台車両と個室・または3列シートの車両を連結した夜行特急専用車両を導入することになり、2022年7月20日からS3系が導入されました。

設備・編成構成

 編成は8両編成で、神場・時野方が1号車、永京方が8号車となります。1号車、4号車と5号車、8号車は2階建て車両で、それ以外が平屋車両となります。2階建て車両は寝台車両となっており、4号車と5号車は1人部屋が16部屋、2人部屋が8部屋あります。1号車と8号車は、1人部屋が16部屋、2人部屋が6部屋、さらに「デラックス個室」が2部屋あります。

 「デラックス個室」は、モニターを備えた完全個室となっており、インターネットや動画を閲覧することが可能です(スマホの画面を表示させることも可能です)。

 平屋車両は回転クロスシート車で、既存のS2系(両得90系)と同じ設備となっていますが、座席が改良されてより座り心地のよいものとなりました。

車両について

 S3系は、津喜製作所で製造されました。2階建て車両は、両得電鉄(当時)の「プラスカー」の設計を元に製造されており、平屋車両含めて全車がステンレス製です。

 平屋車両の設計は、後に「Lライナー」用の車両として導入された30系4500番台に受け継がれることになりました。

 制御装置は、山葵製作所のハイブリッドSiC-VVVFインバータ(40系と同じ装置)が採用されており、主電動機出力は190kwです。最高速度は130km/h、加速度は2.5km/h/sですが、設定により3.3km/h/sに変更することも可能です。

 前面は、将来的な増結(10連化)や、4両編成を導入することも計画されていたことから、通り抜けが出来る貫通扉を備えたデザインになりました。2019年度時点では、2020年度に8連3本(導入済み)、2021年度以降にも8連のほか4連も導入し、S2系やU1系で運行される電車を置き換える計画となっていました。しかし、経営状況の大幅な変化があり、今後の導入は延期されることになりました。

2022年度増備車について

 団体輸送連合が結急電鉄の一部となった2021年度の導入はありませんでしたが、2022年度には新たに8連2本が追加導入されることとなりました。これは2022年10月に仙豊県と先島県を結ぶ海底自動車道路が開通することに伴う、高速夜行バスに対抗するための取り組みです。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2022年03月27日

当ページ公開開始日 2022年03月27日