春望・山本線

概要

 NR春望・山本線(はるのぞ・やまもとせん)は、仙豊県の関戸市(せきどし)、春望市(はるのぞし)を通り、太平洋沿岸まで出ると八田山市(はちたやまし)へ向かう鉄道路線です。

 関戸駅(せきどえき)-仙豊由良駅(せんとよゆらえき)までが「春望線」、仙豊由良駅-西蔵野駅(にしくらのえき)までが「山本線」となっています。なお、山本線は西蔵野駅から八田山駅まで東浜線に直通しており、基本的に八田山駅-仙豊由良駅間の路線として扱われています。


運行形態・車両

主力は6両のN1600系。

 春望線と山本線は、書類上では別々の路線ですが、運行上は同じ路線として扱われています。

 日中は本数が多い区間で、各駅停車が15分間隔、快速が30分間隔で運行されています。なお、春望駅-宗佐駅間は、各駅停車と快速を合わせて15分間隔となっています。

 快速は関戸-春望間と八田山-宗佐間で速達サービスを提供するものであり、停車駅は関戸を出ると「福沢」「綱具」「小間子」「今富」「仙豊養老」「水元」「春望」と春望から宗佐までの各駅、「山本」「市野」「蔵野」「八田山」に停車します。

沿線概況

春望線関戸-仙豊由良

 起点の関戸駅は、NR仙縦本線西海線結急関八本線に接続しているターミナル駅です。関戸市の中心となる駅であり、乗降客数だけでなく乗り換え客も非常に多いです。

 関戸駅から小間子駅(おまごえき)までの区間は、関戸市街への通勤・通学需要が非常に多い区間であり、ラッシュ時には小間子駅まで仙縦本線直通の列車も運行されています。

 快速停車駅である福沢駅(ふくざわせき)は、今羽川に近く水源を確保できることから、町工場が密集している地域です。この付近の町工場では、飛行機や自動車で使われる部品を製造しているようです。

 かつては福沢駅の近くに貨物駅があり、八田山を拠点としている稲岡自動車の工場近くまで走る貨物列車も運行されていたようです(1982年廃止)。現在は駅の規模が縮小され、2面4線の待避可能な「ごく普通の」駅となっています。

 次の綱具駅(つなぐえき)も快速停車駅です。高速道路に近く、近年は少し離れたところに物流センターが建設されました。しかし、2000年代頃まではそれほど開発が進められておらず、快速も停車していませんでした。

 2010年代に入ると、物流センターの建設に加えてマンションなどの住宅建設が一気に進められました。乗車人員も増え、「快速を停車させてほしい」という住民・市からの要望もあり、2019年3月のダイヤ改正で快速停車駅に昇格しています。

 小間子駅までは平坦な区間が続きます。沿線は住宅地であり、よく渋滞する「春望街道」を嫌い、電車で通勤している人も多いようです。春望街道は関戸から春望を通り、仙豊県の東海岸までを結ぶ国道ですが、道が狭い所が未だに多いようです。

 小間子駅から仙豊養老駅(せんとよようろうえき)までは、山越えの区間です。当路線で最も標高の高い今富駅(いまとみえき)を目指して、山を登っていきます。蒸気機関車が走っていた頃は、この区間だけ重連にして必死に走っていたようです。いまは電車がスイスイと走っていきますが、運転にはより一層気を遣う区間であることは確かです。

 山の中を走り、仙豊養老駅からは「春望盆地」へ入っていきます。山あいの平野にはいくつかの川が流れ、古くから米どころとして栄えていましたが、今は住宅地が広がっています。ここまで来ると関戸よりも春望への通勤・通学需要が多くなります。

 春望駅(はるのぞえき)は、結急八田山線と接続している駅です。多くの乗客が結急八田山線に乗り換え、市街地の中心にある本春望駅(ほんはるのぞえき)や八田山、見旗方面へ向かいます。駅は2面3線の島式で、上を結急八田山線が通っていきます。

 引き続き岩井駅(いわいえき)まで平坦な区間を走ると、再び山越えの区間に入ります。最初の山越え区間と同様に険しい区間ですが、線形改良が行われておりトンネルや橋で地形を克服しています。

 春望線の終わりである仙豊由良駅では、このあと乗り入れる山本線に加えて芽論線(めろんせん)とも合流します。駅は2面4線。広い留置線もありますが、いまは持て余し気味のようです。

山本線仙豊由良-八田山間

 仙豊由良駅からの山本線は、芽論線と合わせて八田山市街と県内東海岸を結ぶために敷設された路線です。起点の仙豊由良駅は、漁港と海水浴場が近い駅であり、海鮮丼を食べに来る観光客も多いようです。駅構内にある広大な留置線は、1970年代まで盛んに運行されていた海水浴臨の列車を停めるために整備されたものですが、現在は草が生え所々使用停止とされている箇所もあるようです。

 宗佐駅(そうさえき)までは海沿いを走ります。この宗佐駅では結急椎名線に接続しています。ここからはライバルの結急線に対抗するため快速運転が再開されます。

 山本駅(やまもとえき)前後の区間は駅間距離が長くなっています。沿線人口がさほど多くなかったことや、並行する道路に長距離路線バス(八田山駅-宗佐駅間)が走っていることも、駅間が長いままとされる要因となっているようです。

 仙豊外環線と接続する市野駅(いちのえき)からは平坦な区間に入り、沿線は一気に住宅地となります。蔵野駅(くらのえき)で結急横渚線と接続すると、その次の西蔵野駅(にしくらのえき)で東浜線の線路に入ります。

 西蔵野駅から八田山駅までの間は、東浜線の北側に寄り添うように走る複々線区間です。終点の八田山駅は山本線線用の1面2線ホームが設けられており、ラッシュ時は素早く列車が折り返していきます。


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2023年02月28日

当ページ公開開始日 2023年01月15日