NR久利線

概要

 NR久利線(くりせん)は、神場府神場市の岩瀬駅(いわせえき)から、久利市の久利駅(くりえき)までを結ぶ、NR今北(今北旅客鉄道)の鉄道路線です。神場近郊の北東部を結ぶ鉄道路線であり、岩瀬駅から神場駅(かみばえき)まではNR鳥豊本線(緩行線)、神場駅から神場汐留駅(かみばしおどめえき)までは田井中線に直通しています。

 電車はすべて8両編成で、ラインカラーはスカイブルー。駅ナンバリングは「KK00」となっています。昼間は神場汐留駅から神場駅、岩瀬駅を通り、途中の高幡駅(たかはたえき)まで各駅停車毎時6本と快速2本、高幡駅から久利駅までは、快速が各駅に停車し毎時6本の運行となっています。

 全線が電化(直流1500V)されており、複線です。線路幅は1067mmです。


車両

N1600系0番台

 2001年度にデビューした通勤型車両で、現在は当路線のすべての電車がこの車両で運行されています。編成は8両で、MT比は4M4Tとなっています。同時期に導入された常盤本線用N1600系と同じ設計となっており、車内のLED案内表示器は二段式となっています。

1512系

 2006年まで活躍していた通勤型車両です。当路線では1968年から活躍しており、当初は7両編成でした。

 高運転台車は1974年から2006年まで活躍していました。

沿線概況

 起点の岩瀬駅(いわせえき)は、NR鳥豊本線と線路を共用しています。ホームは鳥豊緩行線のホーム(2面4線)を使用しており、内側の2線が当路線用に割り当てられています。当路線の電車は基本的に鳥豊緩行線に直通しますが、早朝深夜にはこの駅で折り返す電車もわずかに設定されているようです。

 鳥豊本線から離れると、住宅街の中を走る地上区間が続いていきます。中村駅(なかむらえき)ではNRかみば北線に接続。かみば北線は2006年に開業した新しい路線で、開業に併せてこの駅も新設されました。

 高幡駅(たかはたえき)は快速停車駅であり、2面4線構造です。快速は岩瀬を出るとこの駅までノンストップで走りますが、この駅からは各駅に停車します。東側にはライバルの東神電鉄室見線(むろみせん)の駅があります。東神電鉄は神場都心の中心、淀橋駅(よどばしえき)まで高頻度運転を行っており、その運行本数は当路線を上回ります。一方で当路線は神場駅に直通するという利点があり、目的地により使い分けする人が多いです。

 高幡駅から久利駅までは、丘陵地帯を経て山岳区間へと向かう区間になります。上り坂が続くため、1512系時代は雨の日に空転して坂を上れないことがあったとか。現在の主力、N1600系はVVVF車で粘着力があるので、昔に比べると空転しにくくなりました。

 住宅地が続くのは、国道69号線と交差する塚田駅(つかだえき)付近までです。塚田駅周辺は丘陵地帯ですが、傾斜があるところにも戸建て住宅などが建設され、多くの人が利用しています。この塚田駅を出ると地形の険しさが増し、沿線の住宅も数が減っていきます。

 久利みらい駅(くりみらいえき)は、かみば急行線と接続している駅です。山間にある駅ですが、少ない平地を上手く活用してマンションなどが建設されています。かみば急行線は当路線のライバル路線ですが、久利みらい駅(以前は西久利駅だった)周辺の開発を促進し、むしろ塚田駅-久利駅間の利用客数を増加させました。そのため、2008年以前は日中1時間あたり20分間隔だった電車が、現在は10分間隔となっています。

 終点の久利駅(くりえき)は、久利山(くりさん)への登山客輸送を目的に建設された駅です。当路線が私鉄の「久利電気鉄道」だった頃に建設された駅舎は非常に立派で、文化財にも指定されています。


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2023年05月27日

当ページ公開開始日 2023年05月27日