外ノ瀬線

概要

 結急外ノ瀬線(ゆいきゅうそとのせせん)は、仙豊県八田山市中央区の八田山駅(はちたやまえき)から、外ノ瀬市の海岸駅(かいがんえき)までを結ぶ、結急電鉄の鉄道路線です。

 また、途中の松波駅(まつなみえき)から松波空港駅までの「松波空港線(まつなみくうこうせん)」と、寄居駅(よりいえき)から赤観市の松代駅(まつしろえき)までを結ぶ「本木線(もときせん)」があり、どちらも外ノ瀬線と一体的な運行が行われています。

 当路線のルーツは、八田山と県西部の外ノ瀬を結ぶために敷設された「外ノ瀬鉄道(そとのせてつどう)」であり、1942年に陸上交通事業調整法に基づいて当時の仙豊鉄道に吸収されました。

 2019年11月30日には、起点の八田山駅が地下化され八田山線との直通運転が開始されました。沿線都市だけでなく八田山線方面と空港を結ぶルートとしても活躍しています。


車両・運行形態

 車両は特急、通勤電車ともに8両編成で運行されています。

 種別は特急、快速急行、急行、快速、各駅停車の4種類です。

 特急は津喜線の永京駅(ながきょうえき)から八田山線を経由し、松波空港駅へ向かう電車(日中30分間隔)と、八田山駅から外ノ瀬駅と松代駅へ向かう電車(1時間間隔)が運行されています。松波空港駅へ向かう特急は、空港アクセスを目的に設定されていることから、外ノ瀬線内はノンストップです。

 外ノ瀬駅と松代駅へ向かう特急は、八田山駅を出ると古賀(こが)、松波(まつなみ)、藤崎(ふじさき)、河南(かなん)、黒川(くろかわ)、寄居(よりい)の順に停車します。寄居駅では前4両の外ノ瀬駅行きと、後ろ4両の松代行きが切り離されます。寄居駅を出ると、外ノ瀬行きは終点の外ノ瀬駅までノンストップ、松代行きは本木(もとき)に停車します。

日中の運行間隔(10時台-16時台)

・特急(永京駅-八田山・松波空港駅) 30分間隔

・特急(八田山駅-外ノ瀬駅・松代駅) 1時間間隔

 ※途中の寄居駅で、前4両と後ろ4両の切り離しを行います。

・快速急行(八田山駅-外ノ瀬海岸駅) 毎時2本(路務駅-外ノ瀬海岸駅間は各駅に停車)

・急行(津古線古林駅-八田山・松波空港駅) 30分間隔

・急行(見旗駅-外ノ瀬海岸駅) 毎時4本

 ※急行は、八田山駅-松波駅間は10分間隔です。

・各駅停車(八田山駅-路務駅) 10分間隔

・各駅停車(八田山駅-古賀駅) 10分間隔

 ※各駅停車は、八田山駅-古賀駅間で5分間隔。

 急行、快速、各駅停車は通勤型車両で運行され、3ドア車と4ドア車が混用されています(河南車両センターを参照)。

 

 八田山線から松波空港駅へ向かう急行には、末広車両センターまたは福増総合車両センター所属のプラスカー連結8連が充当されます。

沿線概況

 起点の八田山駅は、2019年11月30日に地下2面4線の新駅に移転しました。このホームは八田山線と共用しているホームであり、地下化によりそれまで繋がっていなかった八田山線との直通運転が開始されました。新しいホームということもありホーム幅は広めに取られており、照明も明るいです。

 地下化以前に使われていた高架ホーム(3面6線)は、外ノ瀬鉄道時代の1932年に開業した「旧外ノ瀬百貨店」と一体になっていました。しかし、ホームの幅が狭いことや建物の老朽化、さらに一部のホームが6両編成までしか対応していなかったなどの問題があり、地下化後はすぐに高架線の撤去が行われています。旧外ノ瀬百貨店は歴史的価値があることから、外壁の一部を残した上で高層ビル化される予定になっています(2028年完成予定)。

 八田山駅を出ると、程なくして電車はカーブを曲がって坂を上ります。地上に出ると既存の高架線と合流し、八田山城を右手に見ながら太鼓橋駅(たいこばしえき)に到着します。古賀駅(こがえき)までのこの区間は、NR八田山環状線の内側ということもありオフィスビルやマスメディアの本社・支局などが集中しているエリアです。

 古賀駅からは「八田山丘陵」と呼ばれる起伏の多い場所を進んでいきます。線形は改良されているためカーブこそ少ないものの、坂道が至る所にあって上ったり下りたりを繰り返していきます。県立霊園の最寄り駅である前川駅(まえかわえき)を過ぎると、八田山市を出て松波市に入ります。

 車窓右手に西山(にしやま)を見ながら丘陵地帯を進むと、松波空港線と分岐する松波駅(まつなみえき)に到着します。昔から栄えていた松波村の中心に設けられた駅であり、松波空港開港(1989年)後は空港関係者も多く移り住んできました。駅前には商業施設があり、定期外利用も多くなっています。

 松波駅で分岐する松波空港線は、2003年に開業した路線です。1989年に開港した松波空港へのアクセス路線として計画されていましたが、用地買収が進まなかったことや松波快速鉄道の開業に伴い建設が後回しにされてしまいました。ライバルの松波快速鉄道と比べ、八田山都心へはやや遠回りをして向かうことから不利な状況にありましたが、2019年の八田山線直通運転開始後は春望、見旗など県北部とのアクセスが強化されました。

 藤崎で分岐する樽作線は、港町として栄えている樽作へ分岐する支線。しかし八田山~樽作間にはNR仙縦本線という強力なライバルが走っていることから、基本的に普通電車が10分間隔で折り返すだけとなっています。

 河南は轟線と合流する駅。車庫があることから、ラッシュ時には始発電車も設定されています。その次の主要駅である路務は、八田山の都心から30~40km離れた場所にあります。このあたりまでが八田山への通勤圏内。日中に運行される各駅停車はすべてここで折り返して八田山方面へ戻っていきます。

 路務から先は自然が多い区間。若干勾配がキツい山坂道もあります。一山越えれば寄居。この寄居からは本木線が分岐していきます。ラッシュ時になるとこの本木線から八田山へ向かう電車も運行されますが、お昼は線内折り返しの各駅停車が30分間隔で運行されます。

 寄居を過ぎるとラストスパート。NR西海(さいかい)線と外ノ瀬駅で並んだ後は、海水浴場のある外ノ瀬海岸まで住宅街の中を走ります。

所要時間(八田山駅から)

特急

・松波駅まで15分

・河南駅まで23分

・路務駅まで37分

・寄居駅まで42分

・外ノ瀬駅まで48分

急行

・松波駅まで15分

・河南駅まで25分

・路務駅まで39分

各駅停車

・松波駅まで20分

・藤崎駅まで24分

・河南駅まで40分

・路務駅まで44分

・寄居駅まで58分

・外ノ瀬海岸駅まで1時間5分

・樽作線藤崎駅-樽作駅間は6分

・松波空港線松波駅-松波駅間は5分


むかしばなし

2023年3月17日以前のダイヤ

日中の運行間隔

 特急は現在と変わりません。

 日中は快速急行(見旗-八田山-海岸)が30分間隔、急行(春望-八田山-海岸)が30分間隔、急行(古林-八田山-松波空港)が15分間隔、各駅停車(追川-八田山-路務)が10分間隔、各駅停車(八田山駅-古賀駅)が10分間隔(同区間5分間隔)で運行されています。

 快速急行の停車駅は、八田山駅を出ると古賀、松波、河南、路務で、路務からは各駅に停車します。急行は停車駅に太鼓橋、小宮、藤崎、片倉が加わります。

 寄居駅-松代駅間の本木線は、4連または8連の電車が線内折り返し運行を行っています。ダイヤは寄居駅で快速急行または急行に接続できるよう設定されており、15分間隔で運行されています。

 ラッシュ時は急行(八田山線-八田山-松波空港)毎時4本、通勤急行(八田山駅-海岸駅・松代駅)毎時2本、快速(八田山線-八田山-寄居方面)毎時6本、各駅停車(八田山線-八田山-樽作)毎時8本が運行されています。快速は八田山駅を出ると太鼓橋、古賀、小宮、松波、藤崎、片倉、河南、路務に停車し、路務からは各駅に停車します。快速は混雑するため4ドア車を優先充当しているほか、通勤急行は寄居駅で連結・切り離しを行う関係で4+4連の3ドア車が充当されます。

 このほか、区間列車として松波空港線内折り返しのシャトル電車(毎時4本)が運行されているほか、八田山駅-古賀駅間のシャトル電車も毎時4本ほど設定されています。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年09月28日

当ページ公開開始日 2020年07月12日