風杜空港鉄道

概要

 風杜空港鉄道(かぜもりくうこうてつどう)は、風杜府風杜市の流通団地駅(りゅうつうだんちえき)と、尾鈴市の日向駅(ひなたえき)の間を結ぶ鉄道で、1990年に開通しました。

 風杜空港と風杜都心部は、すでに富原電鉄によって結ばれていました。しかし、NR富原の線路とは結ばれておらず、より広域的な輸送を行うためには、NR富原の線路と空港を結ぶ鉄道が必要と考えられました。そこで、鉄道空白地域でもあった風杜市西部を経由し、NR瀬津本線の日向駅へと至る当路線が計画されたのです。

 1990年の開業当時は、普通電車(4両編成)が朝15分、昼20分間隔、特急(風杜空港-西倉・小堀間)が1時間前後の間隔で運行されていました。1995年に特急は廃止されてしまいましたが、普通電車は増発が行われ、2015年3月改正では朝ラッシュ時6分間隔、日中10分間隔で運行されるようになりました。


 全線複線・高架線となっており、普通電車の風杜空港→日向間の所要時間は20分となっています。

運行形態と車両

 2023年3月改正時点では、朝6分間隔、昼・夕10分間隔での運行となっています。普通列車のみが運行されており、ほとんどの時間帯で風杜空港-日向駅(20分間隔)・NR尾鈴線尾鈴駅(20分間隔)間の折り返し運転となっています。

K21000系

 普通電車用の車両として、1990年に4連9本が導入された車両です。NR富原への直通運転に対応した設計で、最高速度は130km/hとなっています。

 車内は大きな荷物を持った乗客に配慮し、全席ロングシートとなっています。1990年から2002年までは公衆電話も設置されていましたが、利用率の低下に伴い現在は撤去されています。

 制御装置はGTO-VVVFインバータ制御(茨原製作所製)を採用しました。1995年に増備された6連1本と増結中間車2両9組も、同じ装置を搭載しています。

 現在は6両編成10本が在籍しています。

富原電鉄2000系

 車両使用料相殺のために運用される車両で、8両編成です。2000系以外の富原電鉄の車両も充当されます。

NR7000系

 NR尾鈴線から乗り入れてくる車両で、8両編成です。

沿線概況

 起点の流通団地駅(りゅうつうだんちえき)は、富原電鉄との共用駅で、2面2線の相対式ホームとなっています。書類上の起点は当駅ですが、実際はすべての列車が富原電鉄の風杜空港駅(かぜもりくうこうえき)まで直通します。車両使用料のため、当路線内を富原電鉄の車両が走ることもあります。

 寺山駅(てらやまえき)は2面2線の高架・相対式ホーム駅で、富原電鉄八幡線と立体交差しています。地上に富原電鉄、2階が改札・連絡通路、3階がホームとなっています。

 那珂駅(なかえき)は2面2線の高架・相対式ホーム駅です。次の村山駅も同じ構造であり、駅周辺は住宅地となっています。当路線は沿線の住宅地から、他の路線との接続駅である寺山、文違、日向の各駅へ向かう需要が多いようです。

 文違駅(ひじかいえき)は高架2面3線の島式ホームを有している駅です。地下鉄1号線に接続しているほか、かつてはこの駅で特急の退避が行われていました。

 池尻駅は那珂駅や村山駅と同じ構造の駅で、駅周辺は住宅地となっています。

 終点の日向駅はNR瀬津本線に接続している駅です。尾鈴線直通電車はここから瀬津本線緩行線に入り、高見馬場駅から尾鈴線に入線します。


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2023年06月25日

当ページ公開開始日 2023年06月25日