結急車両の動き

2024年度

 かなで線系統の保安装置更新(CBTC化)や、プラスカーサービスの拡大を目的として、290両が導入される予定です(導入数は増加する可能性もあります)。

 かなで線系統には30系2500番台6連28本、入方・弁天沢線には30系2500番台6連7本、神豊支社には30系3200番台8連5本(プラスカー連結・同期リラクタンスモータ搭載)が導入されます。

 勝亀支社にはME系2000番台が新たに導入されます。8連5本が導入され、古い車両を置き換える予定です。

2023年度

 旧型の制御装置(界磁チョッパ制御など)を搭載した車両や、ワンマン運転、プラスカーサービスの拡大を目的として255両の車両が導入される予定です。

2023年度新製

・30系3100番台 8連7本,4連2本 神豊支社に導入

・30系3200番台 4連3本 福増総合車両センターに導入

・30系3000番台 8連1本 勝亀支社に導入

・30系2500番台 6連10本 昇田車両センターに導入

・30系2500番台 6連8本 河南車両センターに導入

・40系3連1本 奉鴨支社に導入

・40系3+3連4本 河南車両センターに導入

・10系500番台二階建て車6両

・U1系二階建て車8両

・10系5000番台先頭車 26両

2023年度改造・更新・転用

・30系500番台LC中間車4両→30系2500番台に編入

・10系100番台一部編成の更新(予定)

・80系0番台6連10本(昇田)を椎名・横渚線に転用。

・10系500番台10連5本を8連化し、Lライナー車両化。

・80系100番台10連6本(海浜)を8連化して河南車両センターに転用。

2023年度廃車予定

・神豊8000系8連2本(界磁チョッパ制御)

・神豊8500系4連2本(界磁チョッパ制御)

・奉鴨6500H系3連1本

・勝亀支社70系50番台4連12本(界磁チョッパ制御)

・70系50番台界磁チョッパ車6連22本(椎名・横渚線)

2022年度

 津古・八田山線系統や、Lライナーでのプラスカーサービス拡大や、老朽化した車両の置き換えを目的として、合計302両の車両が導入されました。

 かなで線・観林線の30系2500番台は、すべてロングシートの車両となっています。既存の車両と同じく6両編成で、2025年度を目標としているかなで線・観林線へのCBTC(無線保安装置)の導入に対応しています。30系2000番台と同じく、非常用バッテリーを搭載しています。

 来急支社管内に導入される10系6200番台は、U1系の余剰先頭車2両と、新たに新製した電動先頭車2両を組み合わせて組成される2連2本のことで、来平線に導入されます。ワンマン運転に対応しています。

新製車両内訳

 津古・八田山線系統への30系2000番台の導入を引き続き進めます。また、Lライナー車両のグレードアップのため、30系4500番台の増備を進めます。

・30系2000番台8連 福増総合車両センターに8連16本、末広車両センターに8連4本、河南車両センターに8連2本導入。

・30系2500番台6連 かなで線(旧衣昇線)に6連8本導入。

・30系4500番台8連 Lライナー用に8連4本(福増1本神豊3本)導入。

・10系6200番台2連 来急支社管内に2連2本導入。

・40系1000番台1連 来平線に6両導入。

・30系500番台2階建て車 河南車両センターに4両導入。

・神豊支社 30系3100番台8連3本(プラスカー連結)

・勝亀支社 40系6000番台2連4本(205系鋼鉄車4連4本廃車)

 

転用

・(来急)2360系6連6本→10系100番台中間車を組み込み、10系800番台に改番の上菊園車両センターに転用(8連6本)

・70系50番台6連15本(来急支社へ転用)

・(河南)10系4000番台4連21本が勝亀支社へ転属。

2022年度廃車

・(昇田)70系50番台6連7本→来急支社に転用

・(昇田)70系300番台6連4本(解体済み)

・(菊園)70系50番台4+4連16本(解体済み)

 4+4連3本は6連に短縮の上、来急支社に転用。

・(福増)70系50番台4連12本(解体済み)

 うち中間車2両2組はDEX先頭車と組み合わせられ、4連2本を組成。

 4連10本は6連5本に組み替えの上、来急支社に転用。

・(福増)80系0番台中間2両6組(解体済み)

・(福増)60系1000番台DEX8連5本(解体済み)

・(末広)60系800番台中間2両7組(解体済み)

・(名木)70系50番台6連7本(解体済み)

・(名木)54301形6連2本(解体済み)

・(河南)53201形8連8本(2022年度離脱。解体済み)

・(河南)54301形4連15本(2連4本を茨原鉄道に譲渡。残りは解体済み)

・(奉鴨)6500H系3連7本(解体済み)

・(勝亀)203系4連14本(解体済み)

・(勝亀)205系鋼鉄4連15本(解体済み)

・(勝亀)205年ステンレス車4連8本(解体済み)

・(来急)1340系6連3本(解体済み)

・(来急)54301系6連6本(解体済み)

2021年度

 2021年度は両得電鉄が「結急電鉄」の一部となり、旧両得電鉄の路線網は津喜支社、遠山原支社、来戸支社、仙豊支社に引き継がれた。

 今年度も車両更新計画の根幹となる「ベストプラクティス」の改訂が行われたが、今後のワンマン運転化計画に変更が生じた関係で、車両計画に変更が生じたようだ。このページではその一部をお伝えする。

◆新車導入に関する基本的な方針

 新車に関しては基本的に「CBTCを導入予定の線区」と「ワンマン運転を開始する線区」に導入することとなっている。CBTCの導入に関してはワンマン運転化とセットで推進されることとなっており、2023年から使用を開始する予定の津古線のほか、津喜線、遠山原線、衣昇線系統への導入が決まっている。一方、CBTC化をせずにワンマン運転を行う予定の路線もある。こちらは都心から距離があるローカル線が対象となっており、すでに仙豊支社では2021年3月ダイヤ改正から高初線などの一部電車をワンマン化している。

 CBTC導入予定の線区には、デジタルサイネージを多く搭載している30系2000番台が導入される。一方、CBTC化せずにワンマン運転を行う路線に関しては、30系2000番台の機能を簡素化した40系が導入される。どちらも状態基準保全(CBM)の考えを設計に取り入れた車両であり、結急電鉄では「新保全体系車」と呼称している。

◆車両更新に関する基本的な方針

 両得電鉄では、2016年に「登場後16年で更新、32年で廃車」を基本的な方針とすることが決まっている。しかし、登場から32年以上が経過している車両も多く在籍しており、今すぐこの方針を適用するのではなく、車両新造を段階的に増やしていって2026年頃から本格的にこの方針を適用するという考えだったようだ。

 2021年のベストプラクティスでは、ホームドア整備やCBTC導入などで車両新造以外の設備更新費用が増加していたり、経営状況に変化が見られることもあり、再びこの更新方針を見直すこととなった。「登場後16年程度で更新」に関しては元の方針を引き継ぐことにしたが、「32年で廃車」に関しては断念し、「32~45年の間で廃車」という方針に変更されることとなった。また、それまでは廃車まで一回しか更新を行わない方針だったが、場合により二回更新を行うことも検討する方針となった。

 更新の内容に関しては、VVVFインバータ制御車に関しては制御装置の更新のみを行い、内装は極力更新しない方針だった。これを2021年ベストプラクティスでは、旅客サービスの向上を目的に内装の更新も進めるという方針に変更されている。実際、すでに更新済みのベイコネクト線系統向け80系100番台(海浜車両センター所属)に対して、17インチLCDを新たに装備する更新計画が進行中だ。

◆2021年度以降の車両導入、更新計画について

 

30系2000番台

 津古線八田山線を直通する急行への着席サービス導入のため、2階建て車両を1両組み込んだ8連を津古線と八田山線に導入する。2020年度は草深総合車両センターに導入されたが、今年度は末広車両センター、2022年度は仁江車両センターにも導入する。津古線、八田山線合わせて8連45本が出そろう予定だ。2020年当初の計画では38本の導入が予定されていたが、八田山線内完結の急行にも導入する関係から、導入数が増やされている。

 津喜線向けに関しては2階建て車両を連結した編成がある程度増えていることや、他の線区への導入を優先することから、当面導入を見送る予定となっている。

 遠山原線向けに関しては、2024年度から10連87本を導入し、草深総合車両センター所属の10連をすべて30系2000番台で統一する計画があったが、白紙撤回されている。

 この計画ではCBTC、ワンマン運転に対応した仕様で導入し、2030年頃に遠山原線上谷~木滝神宮間の全列車ワンマン化をする予定だった。乗り入れ先の永越鉄道との協議を進めなければならないことや、他の路線でワンマン化を行うことになったため、白紙撤回という結論に至った。

 代わりに30系2000番台の導入が行われることとなったのは衣昇線系統(昇田車両センター)である。2023年度と2024年度に6連54本を導入し、昇田車両センター所属の全車両を30系2000番台で統一する。2026年度には衣昇線系統にCBTCを導入し、全駅にホームドアを設置することで、ワンマン運転を開始する予定だ。

 2025年度以降に関しては、外ノ瀬線(河南車両センター)にモノクラス8連を導入することがが検討されている。外ノ瀬線は旧型の車両が多い線区でもあり、八田山線でも活躍している形式を導入することで運用を効率化するねらいがある。

 

40系

 2021年3月13日ダイヤ改正で仙豊支社にお目見えした形式。2021年度は2連15本が導入されたが、今年度は2連20本を導入し、仙豊支社管内のワンマン化を推進する。また、塗装を水色とした編成を、草深総合車両センターに2021年度に4連6本、2022年度に4連7本導入する予定。桃志線仁戸崎線(右貫~辰巳ヶ崎間)で運用する予定で、既存の70系50番台6連を置き換える。

 

RC1系

 2025年度予定の「茨原空港鉄道」開業に備え、2024年度に10連6本を導入する予定となっている。

 

2階建て車関連

 津喜線の2階建て車連結を完了させるため、三城総合車両センターの10系4100番台に2階建て車が連結される。

 来戸本線に関しては、二階建て車連結のための準備や、永京地下鉄、永尾電鉄との協議が終了したことから、今年度に二階建て車を一部編成に連結する予定となっている。連結対象となるのは、交直流車である2360系のうち、10連15本である。

 これに伴い、2階建て車である10系1200番台が2両、10系1200番台とほぼ同一設計の2360系1200番台が15両導入される。

転用

 

末広車両センター

 10系4000番台4連22本が外ノ瀬線(河南車両センター)に転属する。河南車両センターでは8両固定編成として扱うことになっており、8連11本が組成されて54301形8連5本、1340系8連3本、53201形8連3本を置き換える。

 54401形は、4連10本が河南車両センターに転属し、53201形8連5本を置き換える予定となっている。残りの4連8本は関八本線(名木車両センター)に転属し、80系0番台8連4本を置き換える。これにより、関八本線から4ドア8連編成が消滅することとなる。(6連は引き続き4ドア運用が残る)

 54301形は、4連19本が廃車となり、末広車両センターからは全廃される。

 80系100番台は、後述の理由により8連4本が仁江車両センターから転入予定。また、菊園車両センターからも4+4連8本が転入する。これに伴い、60系800番台8連7本が6連化のうえ衣昇線(昇田車両センター)に転属し、70系300番台6連5本と80系ワイドドア車6連2本を置き換える。

 

名木車両センター

 54401形の転用に伴い、80系0番台8連4本が仁江車両センターに転属する。これに伴い、仁江所属の80系100番台(後期型)8連4本が末広車両センターに転属する。

 

菊園車両センター

 80系100番台転用のため、70系50番台のうち運用離脱していた4+4連8本が運用に復帰することが決まっている。

 

草深総合車両センター

 40系4連6本の導入に伴い、70系50番台6連3本が廃車される。また、10連の運用が2運用削減されることから、30系2000番台10連2本が三城総合車両センターに転属する。また、2階建て車連結の10系100番台10連のうち、2編成の2階建て車が通常の中間付随車に差し替えられる。また、後述の理由により10系100番台のモノクラス10連が2編成、三城より転入する。

 説明が少々わかりにくくなってしまったが、最終的に10系100番台10連のモノクラス編成は4編成となり、80系100番台10連4本がベイコネクト線系統(海浜車両センター)に転属する。

 

三城総合車両センター

 草深総合車両センターから30系2000番台10連2本が転入する。これに伴い、10系100番台10連2編成の2階建て車を通常の中間付随車に差し替えた上で、草深総合車両センターに転用する予定。

 10系4100番台への二階建て車組み込みに関しては、草深と三城の10系100番台編成組み替えにより2階建て車が4両余剰となるため、4編成に関しては余剰車を活用、残りの2編成は新製した車両を連結することとなる。

 

海浜車両センター

 草深より80系100番台10連4本が転入する。これに伴い10系100番台10連4本が草深総合車両センターに転属する。転属は年度の後半の方になる予定で、年度末には草深の10系100番台10連モノクラスが4本体制となる。

新造

・30系2000番台8連20本

・40系4連6本、2連20本

・10系1200番台(二階建て) 2両

・2360系1200番台(二階建て) 15両

計 241両

 

廃車

・54301形4+4連5本、4連19本

 (うち4連12本を組み替え、6連6本にして来急支社に転用)

・1340系8連3本→6連化の上来急支社に転用

・53201形8連1本

・80系ワイドドア車6連2本

・70系300番台6連5本

・60系800番台中間付随車14両

・70系50番台4+4連6本→計画変更で勝亀支社に転用。

計 252両

 

保留車

・10系100番台付随中間車(17-1XX) 35両

・10系4100番台付随中間車(17-41XX) 6両

計41両

 

 保留車となっている中間車35両は、廃車にせずに2023年度予定の昇田所属の10系100番台の転用に活用する予定。現在の計画では、昇田所属の10系100番台6連18本を、8連化(36両必要)の上菊園(遠山原線遠山原エリア)に転用し、菊園所属の8連編成を10系100番台で統一する。なお、100番台中間車だけを組み込むと1両不足するため、同じ構造の4100番台中間車も1両活用する。4100番台中間車残り5両の処遇は未定。

2020年

30系2000番台

 2020年10月から津喜線、遠山原線、津古・八田山線で順次運行を開始する予定。

 2021年度から2023年度にかけて津古・八田山線に8連38本が導入された後、2024年度からは遠山原線への集中導入(10連87本)が開始される模様。なお、遠山原線への導入は2028年度頃まで続く予定で、草深総合車両センター所属の10連がすべて30系2000番台になる計画だという。また、2024年度以降の車両はワンマン運転に対応させるとのこと。

40系

 2021年3月13日ダイヤ改正で登場する電車。基本設計は30系に準じている。末広車両センターに2連15本が導入され、開路線や高初線で2両または4両で運行される予定。また、遠山原地区の路線に導入することも考えられているようだ。

RC1系

 2025年度予定の「茨原空港鉄道」向けに数編成導入される模様。高速急行の一部が仁戸崎線経由で茨原空港鉄道に直通する予定で、運行間隔は30分に1本を予定しているとのこと。

二階建て車関連

 2020年度中に津喜線、遠山原線向けの10系100番台への二階建て車連結が完了する。また、来年度からは来戸本線の一部編成への二階建て車連結が開始される模様。

車両転用

 2020年7月時点で八田山線向けの8連は81本在籍している。このうち2023年までに38本が30系2000番台(プラスカー連結)に置き換わるが、入れ替わりで80系0番台が8連1本廃車される。また80系100番台(8連37本)が転用される模様。80系100番台は2023年時点で更新開始から10年程度であるため、6連に短縮のうえ遠山原線、遠青線に転用される予定。なお、同線ですでに活躍している70系50番台や80系0番台は一部が廃車される。

 2024年度以降の転用計画は未確定な部分が多いものの、80系0番台の置き換えを目的に10系100番台が一部転用される模様だ。2020年7月時点の計画では、10系100番台43本(二階建て車連結)が津古・八田山線へ8連化された上で転用される予定だ。転用完了予定の2028年度には、八田山線で運行される8連のほとんどにプラスカーが連結されることとなる。

時期試験車両

 詳細は不明だが、2021年度に新型試験車両6連1本が導入される。車体は30系2000番台と同様である。

2019年度

 2019年度 30系500番台10連14本、8連5本、特別仕様2本

2018年度

車両新造

 30系500番台が三城総合車両センターに10連10本、草深総合車両センターに8連5本導入されたほか、30系1000番台が仁江車両センターに4連10本導入されました。

 30系500番台のうち10連の編成には2階建て車両、8連の編成にはデュアルシート車両が連結され、それぞれ着席サービスの提供強化が行われました。

 仁江車両センターに配置された30系1000番台は、長柄線及びつはら線・海千キリン線直通電車での4連運用と、北萩・古急線での8連運用の両方に対応するため、4両編成で導入されました。2編成連結しての運用も行われることから、2段式の電気連結器を備えています。

 10系関連では、両得本線・古林線での着席サービス「プラスカー(指定席車両)」の提供を推進するため、三城総合車両センター及び草深総合車両センターに2階建て車両(10系1500番台)が導入されました。2017年度に引き続く導入となり、2019年3月改正で10系100番台10連の対象編成への連結が完了しました。

 一方で車両差し替えに伴い余剰となった10系100番台の中間付随車は、一部が10系0番台の6ドア車置き換えに用いられました。

車両転用・デザイン変更

 仁江車両センター及び、仙豊支社管内に在籍している通勤型車両に対して「新仙豊標準色」が適用されることとなり、2019年冬より順次塗り替えが進められました。これは2017年度に両得電鉄が打ち出した「地域ごとにアイデンティティを感じられる電車構想」に基づくものです。

 また、80系100番台の機器更新工事が完了し、すべて10系100番台と同等のIGBT-VVVFインバータ制御装置(津喜電機製)に載せ替えられました。

 津喜支社においては、「全編成を対象としたドアボタン設置」が計画されました。これは夏季及び冬季の車内温度維持を目的としたもので、津喜支社に在籍するすべての車両に対して、2024年度までにドアボタンを設置するという内容でした。

CBTC装置設置計画

 CBTCは無線式の保安装置です。信号設備をスリム化することができ、運行の効率化に加えてメンテナンスコストを削減することができます。2018年3月ダイヤ改正で津電線での使用が開始されましたが、これを2022年度に津古線に導入することにしました。

 この計画に基づき、津古線向け30系にはCBTC関連装置が搭載されたほか、2018年度以降に導入される両得電鉄の車両にはすべてCBTC搭載及び、CBTC搭載準備工事を行うことが決まりました。

 なお、この時点では2024年までに両得本線、古林線、浦原線にも導入する計画となっていました。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年12月24日

当ページ公開開始日 2021年05月31日