永急羽沢線

概要

 永急羽沢線(ながきゅうはざわせん)は、永京都民谷区の民谷駅(たみたにえき)から、寺浜県羽沢市の羽沢駅(はざわえき)までを結ぶ鉄道路線です。このページでは羽沢線の支線である「海老名線(えびなせん)」、「新寺浜線(しんてらはません)」についても解説します。

 ルーツとなるのは民谷-寺浜間を結ぶ鉄道計画であり、すでに開業していた現在のNR西本線や永浜電鉄とは異なるルートで永京-寺浜間を結びました。その後、1940年代の鉄道統合を経て寺浜より先の区間と一体化されました。

 路線名の由来となっている羽沢駅まで延伸したのは1989年のこと。それ以前も「羽沢線」という路線名でしたが、当時は円行駅が終点となっていました。

 永京-寺浜間の都市間輸送のほか、寺浜・永京方面への通勤・通学輸送需要が非常に多い路線であり、永京首都圏を代表する私鉄路線の一つとなっています。


運行形態

 一日を通して運行本数が多く、起点の民谷駅から寺浜方面への電車は、昼間でも「特急毎時4本」「急行毎時4本」「各駅停車毎時8本」と多く運行されています。また、民谷駅-良江駅間では富沢線、池田駅-綱島駅間では真先線の電車も乗り入れることから、これよりも多くの電車が運行されています。

 特急は民谷駅から寺浜駅まで、昼間は毎時4本ほどが運行されています。うち2本は寺浜駅から寺浜海浜線に入って本牧駅まで、もう2本は羽沢駅まで直通します。2001年に設定された種別であり、民谷駅を出ると桜橋、良江、池田、菊名、寺浜、上菅田、本宿、岡津、横根、円行に停車します。円行から羽沢・海老名までは各駅に停車します。車両は主に特急専用車として2008年から活躍している2050系が充当されます。

 急行は民谷駅を出ると桜橋、鷹番、良江、田園調布、宝来、池田、春日、綱島、菊名、寺浜に停車し、寺浜から羽沢・海老名までは各駅に停車します。主力車両である2000系(8連または10連)が充当されることが多いです。

 昼間の急行は、民谷駅から寺浜駅経由で寺浜海浜線本牧駅へ向かう電車が毎時4本、民谷駅から新寺浜線周りで海老名駅へ向かう電車が毎時2本運行されています。

 各駅停車は昼間の場合、民谷駅から寺浜駅経由で寺浜海浜線本牧駅へ向かう電車が毎時4本、民谷駅から寺浜駅を経由し、本宿駅方面へ向かう電車が毎時4本設定されています。なお、寺浜駅-本宿駅間は毎時6本運転の時間帯が多く、電車により寺浜駅で5分ほど停車する場合があったり、寺浜駅始発で本宿駅方面へ向かう電車もあります。

 本宿駅からは海老名行きが毎時4本、羽沢行きが毎時2本運行されています。海老名方面は新寺浜線周りの急行(区間内各駅停車)と併せて10分間隔、羽沢方面は新寺浜線周りの電車と併せて羽沢駅まで10分間隔で運行されています。

直通運転

 羽沢線では2013年より、地下鉄西都心線永越本線鹿原北宮線、寺浜海浜線との相互直通運転を行っています。

 特急は毎時2本が永越本線森林公園まで、もう2本が鹿原北宮線志多見まで直通します。すべて10連で運行されています。

 急行は民谷発着が30分間隔、地下鉄西都心線(南北線)仲宿発着が30分間隔で運行されているほか、新寺浜周りの電車は1本が永越本線倉郷市まで直通、もう1本は地下鉄仲宿発着となっています。

 各駅停車は地下鉄仲宿発着が30分間隔、地下鉄折袋発着が30分間隔、民谷発着が30分間隔、永越本線赤増発着が30分間隔となっています。

 なお、列車番号のアルファベットは「A」が永急、「S」が永京地下鉄、「N」が永越、「H」が鹿原車という区分になっています。

 寺浜海浜線からはT2000系が乗り入れます。T2000系は永急、地下鉄、永越、鹿原各線だけでなく、NR寺浜線への直通にも対応している万能車両です。

沿線概況

 起点の民谷駅(たみたにえき)は2013年に地下化されています。2面4線構造であり、地下鉄西都心線とホームを共用しています。この民谷駅を出ると坂を上り、次の駅で地上に出ます。起伏の激しい地形ということで、地上に出てもすぐトンネルに入り、トンネルを出ると程なくして桜橋駅に到着します。

 桜橋駅(さくらばしえき)は3面6線の大きな駅で、うち2線は地下鉄神谷線が使用しています。地下鉄神谷線とは2013年まで相互直通運転を行っていましたが、地下鉄西都心線との相互直通運転を開始する際に「直通運転休止」されました。この駅では西都心線経由で乗り入れてきた鹿原北宮線の電車と、神谷線周りで乗り入れてきた鹿原本線の電車が顔を合わせます。

 桜橋駅から良江駅までは複々線区間です。西側に富沢線、東側に羽沢線が通っている線路別複々線となっています。この区間がもっとも賑やかな区間であり、富沢線に乗り入れる地下鉄民谷線結急津喜線の電車も見ることができます。

 良江駅(りょうええき)で富沢線と別れると、つかの間の複線区間に入ります。途中の宝来駅(ほうらいえき)では中原線が分岐します。中原線とは線路こそ繋がっているものの直通運転は行っていません。5両編成の電車が往復するのみのローカル線ですが、中原駅から永浜電鉄線方面に線路を延ばし、永京空港まで乗り入れる計画があります。線路幅の違いを克服しなければなりませんが、実現したら永京西部からの空港アクセスが改善されるため期待されています。

 池田駅(いけだえき)からは真先線が合流し、再び複々線区間に入ります。この区間は外側を羽沢線、内側を真先線が走る構造となっており、富沢線との複々線区間とは雰囲気が異なります。この複々線は地下鉄と接続する春日駅(かすがえき)を通って、新寺浜線との分岐駅である綱島駅(つなしまえき)まで続きます。

 春日駅からは住宅地の中を走って行きます。この区間は起伏に富んでおり、比較的急な坂もあります。永急電鉄の電車は地下鉄線内での加速度と自社線内の高速性能を両立した電車であるため、急な坂もすいすい走っていきます。

 綱島駅手前で新寺浜線が地下に入ります。綱島駅は羽沢線ホームと新寺浜線ホームが多少離れており、改札内の連絡通路を新設して同じ駅として扱われています。

 寺浜駅は寺浜県の県庁所在地である政令指定都市。古くから港町として知られており、利用客も多い駅です。永浜急行からの乗り換え客もおり、終日混雑しています。

 本宿駅(ほんじゅくえき)は、海老名方面が分岐する2面4線の駅。車庫があるため、始発列車が多いのが特徴です。折り返し列車も多く、車庫では永急電鉄の車両に加えて地下鉄、鹿原鉄道、永越鉄道の車両も見ることができます。

 本宿駅から円行駅までの区間は団地が多く、もともと森だったエリアをニュータウンとして開発した場所もあります。1990年代に比べ近年は利用客数が減少しており、沿線の団地では若者を呼び込もうと建て替えなどが積極的に行われています。

 円行駅は永阪江ノ島線(えいはんえのしません)との接続駅です。永急電鉄と永阪電鉄はこの駅から都心へ向かうライバル路線同士であり、お互いに急行を走らせたり、運賃の安さなどをアピールして対抗しています。

 円行駅から先は畑が多くなっていきますが、駅周辺は開発が進んでいます。この光景は羽沢駅近くまで続きます。

 終点の羽沢駅は正月の駅伝でおなじみの場所。この羽沢から永京都心部までのルートは永急電鉄だけでなく、NR線や永浜急行線という選択肢もあります。NR線は本数で対抗。永浜急行線は2ドアクロスシート車両で対抗しています。


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2023年11月19日

当ページ公開開始日 2023年04月30日