永阪多摩線系統

概要

 永阪多摩線系統は、寺浜県の見崎駅(みさきえき)から永京都の奥多摩駅(おくたまえき)を結ぶ「永阪多摩線(えいはんたません)」、永京都の高品駅(たかしなえき)から寺浜県の池田駅を結ぶ「永阪荏原線(えいはんえばらせん)」、永京都の拝島駅(はいじまえき)から五日市駅(いつかいちえき)を結ぶ「永阪五日市線(えいはんいつかいちせん)」を総称した名称です。

 2017年7月2日ダイヤ改正からは、荏原線高品駅と多摩線府川駅を結ぶ系統が結急電鉄(当時は両得電鉄)ベイコネクト線に直通するようになり、10両編成の電車も運行されて永阪本線に替わる第二の都心アクセスルートとして強化されました。

路線データ

 管轄 永阪電鉄今関管区

 軌間 1067mm

 複線区間 見崎駅-東青梅駅間と荏原線全線

 電化区間 全線(直流1500V)

 保安装置 ATS-Pまたは永阪ATS

 最高速度 115km/h(荏原線と多摩線の一部)


運行形態

 2022年3月12日ダイヤ改正時点の日中(10時台から14時台ごろ)について解説します。

 荏原線では、10連の快速が毎時3本(20分間隔)、10連の各駅停車(高品駅-池田駅間)が毎時6本運行されています。

 多摩線では、見崎駅-青梅駅間で6連の各駅停車が毎時6本(10分前後の間隔)運行されています。このうち、毎時2本ほどが青梅駅より先の奥多摩駅まで直通しています。

 五日市方面は拝島駅-五日市駅間で6連の各駅停車が毎時2本運行されています。

 快速の停車駅は高品を出ると、大崎、西馬込、池田と、池田から溝口までの各駅、登戸、稲田堤、長沼、府中本町、分倍河原、府川となっています。

車両

 多摩線系統には、8連35本と6連13本の電車が在籍しています。

46000系(8連11本)

 荏原・多摩線高品駅-府川駅間の急行電車には、46000系または45000系10連が使用されます。

 2023年3月18日ダイヤ改正より運行開始した、46000系新塗装。

45000系(8連20本)

 結急ベイコネクト線にも乗り入れます。

 46000系と同じく、2023年3月より紺色塗装化が進められています。

40000系(6連12本)

 40000系の6両編成は、各駅停車専用の車両となっています。結急電鉄の直通には対応していません。

沿線概況

荏原線高品駅-池田駅

 1990年代まで18m級4両の旧型車両が多数活躍していた荏原線ですが、今は20級10両の通勤電車が行き交っています。元々のターミナルは、NR永京環状線に接続している大崎駅(おおさきえき)でしたが、2017年にその先の高品駅(たかしなえき)までの区間が開業し、同時に結急ベイコネクト線への直通運転が開始されています。

 起点の高品駅は地下2面4線の駅。駅の管理は結急電鉄が行っており、そこに当路線と北萩・永京空港方面からの湾岸急行電鉄が乗り入れます。この高品駅から次の大崎駅までは地下区間です。

 大崎駅は1面2線の島式ホーム。現在の地下ホームは2017年から使用開始されたもので、それまではNR永京環状線の線路を跨ぐようにして高架ホーム(1面2線)が設けられていました。地下新線が地上に顔を出し、既存の線路と合流すると、地上区間に入ります。

 西馬込駅(にしまごめえき)には車両基地があります。18m車4連が主力だった頃は、ここがメインの車両基地でしたが、10連がメインとなった現在は多摩線用の6連編成が留置されるようになっています。当駅を含む荏原線のホームは、全駅10連に対応できるよう2005年から2016年にかけて延伸されました。

 多摩川を渡るとほどなくして多摩線と平面交差。すぐに池田駅に到着します。

多摩線見崎駅-池田駅

 多摩線の起点である見崎駅(みさきえき)は、寺浜県第二の都市である見崎市の中心駅です。NR西本線に接続しているほか、少し離れたところには永浜電鉄の永浜見崎駅もあり、賑わっています。駅周辺には大企業の拠点があり、ラッシュ時にはこの駅へ向かう通勤需要が多いです。

 駅を出てカーブすると、尻手駅(しってえき)に到着します。この尻手駅では、見崎臨港電鉄に接続しています。見崎臨港電鉄は、埋め立て地に建設された工場への貨物輸送・工員輸送を目的に建設された鉄道であり、戦時中に国有化されたものの1968年に民間に返還されました。

 尻手駅から池田駅までは、NR三浦線に近い所を並行して走っていきます。先に開業したのは当路線ですが、1980年に行われた北本線と三浦線の分離施策により、三浦線専用の新線が近くに開業しています。沿線は住宅地であり、主に見崎駅へ向かう需要と池田駅へ向かい乗り換える需要が多いようです。

 池田駅(2面4線)では、高品駅からやってきた荏原線と合流します。ここまでの各駅はホーム有効長が6連まで対応でしたが、池田駅から先は一部の駅が10連対応となっています。

多摩線池田駅-府川駅

 多摩川沿いを走ることが路線名の由来となった当路線は、多摩川にほど近い住宅街を、北西へ向かって走っていきます。2017年まではすべての電車が6両編成で運行されていましたが、2017年に結急ベイコネクト線との直通運転が開始されると、快速に限り10両編成が運行されるようになっています。

 途中で接続する路線が多いのも特徴ですが、途中駅で他の路線に旅客が流出してしまうことが問題となっていました。運賃収入面での問題もありますが、まだ複々線化が完了していなかった永阪本線の混雑に悩まされたこともあり、これらを解消するために高品駅延伸と両得ベイコネクト線直通が計画・実行されました。

 快速の「池田周り高品行き」は、永阪本線に比べると都心部までやや遠回りですが、高速線も停車する高品駅や、臨海部(ベイコネクト線晴海駅・豊洲駅や津喜方面)へのアクセスに優れており、他路線の混雑率もある程度低下したようです。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年07月01日

当ページ公開開始日 2022年03月21日