遠平線

概要

 NR遠平線(えんへいせん)は、遠山原県遠山原市の北遠山原駅(きたとおやまはらえき)と、福島県いわき市の勿来駅(なこそえき)の間を結ぶ、NR今北(今北旅客鉄道)の鉄道路線です。遠山原県の県庁所在地である遠山原と、常盤本線・東北方面を結ぶため、1895年に開業しました。

 建設目的どおり、東北方面と遠山原を結ぶ特急列車が多く運行されているほか、遠山原の中心地に近い区間では通勤・通学客で混雑します。

 路線は北遠山原駅から由々浜駅までと、秦実駅から勿来駅までが複線、由々浜駅から秦実駅までが単線となっています。全線が電化されており、北遠山原駅から由々浜駅までが直流1500V、由々浜駅から勿来駅までが交流20,000V・50Hzで電化されています。線路幅は1067mmです。

運行形態・車両

 旅客列車は、特急、快速、普通の3種別が運行されています。

 特急は北遠山原駅から勿来駅を経由し、常盤本線のいわき駅まで運行されます。1時間に1本ほどが運行されており、6両編成の交直流車が充当されています。停車駅は北遠山原を出ると、「牧原中島」「由々浜」「秦実」「勿来」「いわき」となっています。

 快速はラッシュ時に設定されています。全列車が交直流車のN2600系やN2500系で運行され、北遠山原駅を出ると「松木」「広中」「真亀」「牧原中島」に止まり、牧原中島から勿来・いわきまでは各駅に停車します。輸送力重視の列車であることから、すべて10両編成で運行されます。

 普通列車は、北遠山原駅から勿来駅を経由し、常盤本線のいわき駅まで直通する列車が毎時1本、勿来駅で折り返す列車が毎時1本、そして北遠山原駅-由々浜駅間の区間列車が毎時2本設定されています。由々浜駅より先の勿来・いわき駅まで向かう列車は交直流車(主に5両編成)で、由々浜駅で折り返す区間列車は直流車(主に4両編成)で運行されています。

沿線概況

 起点の北遠山原駅は、遠山原中心部の玄関口となる駅です。両武本線、豊矢線のほか、私鉄の結急奉典線にも接続しています。ラッシュ時には両武本線の朝湊駅(あさみなとえき)方面まで直通運転する列車も運行されるようです。一方で、北遠山原駅の周辺にはあまりオフィスがありません。遠山原中心部でオフィスが集まっているのは、結急電鉄の遠山原駅や那奈川駅(ななかわえき)周辺です。

 牧原中野駅(まきはらなかのえき)は、当路線で北遠山原駅の次に乗車人員の多い駅です。ここで結急日向港線に乗り換えれば、オフィスが集まっている遠山原駅や那奈川駅へ向かうことができます。一方で、快速列車は旅客流出を防ぐために当駅を通過するようにしており、「これでは不便だ」ということで快速を停車させるようにという要望が出されているようです。


 広中駅(ひろなかえき)では結急日向港線、広中線と接続しています。牧原中野駅で多くの乗客を奪う結急日向港線ですが、この駅では立場が逆転しており、むしろ日向港線日向港駅方面からの乗り換え客が多いようです。日向港線は東にある小栗駅(おぐりえき)などを経由する遠回りルートであることから、当路線に乗り換えたほうが速く通勤できる場合もあるのです。

 海の近くにある真亀駅(まがめえき)は、ホームから海を眺められる駅です。この駅の近くには高台があり、1990年代前半ごろに住宅地が造成されました。駅の近くにはマンションも建てられ、2005年から快速停車駅に昇格しました。

 牧原中島駅(まきはらなかしまえき)では、光村線と合流します。その次の浅井駅(あさいえき)では、結急浅井線と合流します。このあたりまで来るとのどかな場所が増えてきて、利用客数も徐々に減っていきます。

 直流と交流の境目である由々浜駅(ゆゆはまえき)は、駅に隣接して車庫があることもあって始発列車が多数設定されている駅です。直流専用車はこの駅より北へ行けないため、昼夜問わず半数ほどの列車がこの駅で折り返します。

 交流区間に入ると、秦実駅(はだみえき)まで単線区間が続きます。海沿いを走るこの区間は、眺めこそ良いですが風の影響を受けやすいようです。秦実駅で結急秦実線と合流すると、再び複線となって勿来駅を目指します。

 塩田駅(しおたえき)までが遠山原県内の区間で、真田川(さなだがわ)を越えると茨原県内に入ります。茨原県内の区間は限られており、また沿線人口もさほど多くありません。このあたりまで来ると遠山原まで通勤する人が少なくなりますが、逆にいわき方面へ通勤・通学する人が増えていきます。

 粟野駅(あわのえき)を出ると、しばらくして福島県内に入ります。程なくして進行方向左手から常盤本線の線路がやってきて、平面交差。そのまま北へ進み続けると、当路線の終点である勿来駅(なこそえき)に到着します。勿来駅は当路線の終点であるだけでなく、結急来平線と接続する駅でもあります。駅周辺の人口はさほど多くありませんが、いわき・高萩・遠山原方面への交差点ということで、乗り換え客が多いようです。



※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2023年06月10日

当ページ公開開始日 2023年06月10日