1360系と2340系

1360系

21世紀の主力車両を

 来戸急行電鉄の車両は、伝統的に3ドアで製造されてきました。しかし、沿線人口の増加にともなって、乗降時間がかかることが問題になってしまいます。そこで、ドア数を4ドアに増やしてスムーズな乗降を可能としたのが1360系です。

 1360系は「21世紀標準」をテーマに開発が進められ、1993年に登場しました。車体は来戸急行電鉄で初めてのステンレス車体。車内はクロスシートを一切なくしたオールロングシートとなっています。

 当初は1991年に登場した2340系のみを導入する予定だったので、直流専用の当形式は導入されない予定でした。しかし、混雑が激しい直流区間の混雑緩和のため計画が変更され、最終的に10連4本が導入されました。1995年に導入された二次車(10連2本)は、ドイツのダンプフ社製GTO-VVVFインバータ制御装置を採用していましたが、後の更新工事で国産のIGBT-VVVFインバータ制御装置に変更されています。

 登場から16年が経過した2009年と2010年には更新工事が行われました。この更新工事では、VVVFインバータ制御装置をGTO素子のものからIGBT素子のものに変更したほか、車内ドア上に17インチLCDを二画面設置し、旅客案内を詳細化しました。ちなみに、この際に採用されたVVVFインバータ制御装置は茨原製作所製。そのため、同じく茨原製作所製のVVVFインバータ制御装置を採用している2360系と加減速音が似ています。

2340系

1360系を交直流仕様に

 1991年にデビューした2340系は、見た目こそ1360系の色違いですが交直流専用車となっています。当時は交直流車の比率を増やす予定だったため、ドア上のLED案内表示機などが設置されました。また。一部車両はセミクロスシート配置となっており、長距離の乗車に配慮されています。

 登場時は8両編成でしたが、1993年から10両編成化されました。デビュー時の計画では、2階建て車両を連結する予定だったようです。しかしこの計画は地下区間の建築限界が対応していないことから没案になってしまいました……

 2010年からは更新工事が開始されています。ただし、一部装置(VVVFインバータなど)のみの更新となりました。2360系と同じメーカーの装置が採用されたため、加減速音が2360系とほぼ同じ音になっています。2016年までにすべての編成が更新され、未更新車を見ることはできなくなりました。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年04月23日

当ページ公開開始日 2017年10月13日