西海線

概要

 NR西海線(さいかいせん)は、仙豊県関戸市の鳶尾駅(とびおえき)から、水野市の三戸駅(みつどえき)までを結ぶ、NR今北八田山支社の鉄道路線です。仙豊県西部の沿岸部を走ることがその由来であり、地域に欠かせない存在として親しまれています。


運行形態

 普通列車は、仙縦本線の関戸駅から鳶尾駅を経由し、西側の海岸沿いをずっと走って三戸駅までを走る列車が1時間に1本運行されます。これに加え、関戸駅から東信楽駅までの区間列車なども運行されており、区間や時間帯によって本数が多くなる場合もあります。

 列車は、2両または4両です。

沿線概況

 起点の鳶尾駅(とびおえき)周辺は、関戸市街に近い駅ということもあって非常に発展していますが、しばらく走って行くとのどかな景色が広がっていきます。ここから2駅先の勝浦駅(かつうらえき)までは関戸市内なのですが、勝浦地区は関戸市内の中でも田舎の方で、そこまで人口が多くないです。

 西海線はそのほとんどが沿岸部の区間であることから、車窓から見える海が有名です。進行方向左手に足利山などの山々を望みつつ、線路のすぐ右手側は海(中海)です。

 入方駅(いりかたえき)や東信楽駅(ひがししがらきえき)は、八田山方面からやってくる結急入方線(入方駅で接続)や中畑線(東信楽駅で接続)がやってくることから、駅周辺が発展しており利用客数も多いです。

 東信楽駅を出ると、しばらくの間山と海に挟まれた田舎を進んでいきます。外ノ瀬駅(そとのせえき)に近づくと平坦な場所が増えていき、住宅の数も増えていきます。

 外ノ瀬駅(そとのせえき)は2面3線のゑゐで、駅の西側に結急外ノ瀬線のホーム(2面3線)が隣接しています。駅周辺は住宅がほどよく密集しており、近隣地域からやってくるバスが多く発着しますが、そのほとんどは当路線ではなく結急外ノ瀬線に乗り換えていきます。

 再び沿岸部を進み、漁港の近い船津駅(ふなつえき)や海水浴場のある赤観駅(あかみえき)を過ぎると、今まで南に進んでいた線路がカーブし、今度は東へ向かって進んでいきます。海の向こうには、天気が良ければ先島県が見えるこの海は、「仙先海峡」です。黒潮が流れるこの海峡はお魚がいっぱい泳いでいるので、漁師が多く集まります。

 松代駅(まつしろえき)は漁港の近い駅の一つで、駅の近くには結婚式やお祭りで有名な「花嫁街道」があったり、この地で創業した全国的なからあげチェーン「からあげ松野」の本店があったりします。


 草鳥駅(くさとりえき)までの沿線には、特筆すべき施設はないのですが、車窓左手の山の奥には八田山工業草鳥研究所や県立少年自然の家があります。草鳥駅からはこれらの場所にアクセスするバスが走っています。

 久方駅(ひさかたえき)では仙縦本線広尾駅(ひろおえき)方面へ向かう久方線が分岐。西海線は引き続き東へと走り、水野市の中心である水野駅(みずのえき)を通り、終点の三戸駅に到着します。

 三戸駅はかつて、この先の先島県や鳥豊地方各所へ向かう連絡線が発着していた駅です。利用客数の割に駅がずいぶんと立派なのは、この名残だからです。今ではすっかり静かな駅ですが、近くの山からは大きな観音様が海を見つめています。


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2022年12月03日

当ページ公開開始日 2022年08月21日