勝亀本線

概要

奉旗駅-南小諸駅間。地図「鳥豊北部」より。

 勝亀本線(かつかめほんせん)は、奉旗県の奉旗駅(ほうはたえき)から、知元県の知元駅(ちもとえき)までを結ぶ結急電鉄の路線です。並行するNR鳥豊本線(とりとよほんせん)よりも短いルートで二つの都市間を結ぶことから、古くから重要な路線として利用されてきました。現在はNR永神高速線(えいしんこうそくせん)が奉旗と知元を早く結ぶようになりましたが、よりリーズナブルな料金で特急電車を走らせており、快適に安く移動したい人は勝亀本線を利用するようです。

 なお、当ページでは大和田線(おおわだせん)菅野駅-楠田駅間について解説するほか、別の運行系統となっている菅野駅-知元駅間については解説しません。


運行形態

 各駅停車と優等列車があり、優等列車は通勤型車両で運行されるものと特急型車両で運行されるものの二種類があります。また、途中で折り返す電車は少なく、多くの電車が奉旗駅-知元方面を直通します。

 知元側の菅野駅(すがのえき)から知元方面は、勝亀本線に加えて大和田線(おおわだせん)という路線があり、2008年ダイヤ改正以降はすべての電車が大和田線経由で知元方面へ向かうようになっています。この大和田線は、結急知元線の楠田駅(くすだえき)まで続いており、楠田駅からは神豊支社が管轄する区間、本知元駅(ほんちもとえき)や神場方面に直通します。

 一方で、菅野駅-知元駅間は「岩根線(いわねせん)」として案内されており、書類上は勝亀本線の区間でありながら結急岩根線・知元市営地下鉄南北線と一体的に運行されています。

 各駅停車は、昼間は奉旗駅-南小諸駅間と須藤駅-楠田駅(本知元駅方面)間で15分間隔、南小諸駅-須藤駅間で30分間隔で運行されています。8両または4両編成です。

 特急は30分間隔で奉旗駅-菅野駅-神豊支社本知元駅を経由し、神場府の時野駅(ときのえき)まで運行されます。こちらも8両編成で運行されています。

 追加料金なしの優等列車は、永京駅-奉旗駅-本知元駅-時野駅間を走る急行「Lライナー(長距離急行)」が1時間に1本運行されています。このLライナーは片道7時間近くかかる長距離運用で、ダイヤが乱れた際は勝亀支社所属の通常の車両で代走されることがあります。

 奉旗駅-尾城駅間では、須津線(すつせん)直通の電車が運行されており、勝亀本線内は快速運転を行います。この快速電車は30分間隔で運行されており、4両または8両で運行され須津駅・猪原駅(いのはらえき)方面へ向かいます。

沿線概況

奉旗駅-南小諸駅

 工業都市として栄えてきた奉旗都市圏ですが、そのベッドタウンとして開発が進められたのがこの区間です。沿線には大規模な住宅地や団地があり、2017年3月改正まで存在していた4両編成の電車はいつも混雑していました。

 山岳区間も多く存在する勝亀本線ですが、この尾城駅までは平坦な区間となります。尾城駅では須津方面が分岐しており、ここからはいよいよ険しい山道を登る区間に入ります。

 山道区間は、ライバルのNR鳥豊本線が、地形の険しい区間を避けて遠回りした区間です。勝亀本線は短い距離で結ぶためにあえて険しい区間を通ることにしました。

 スピードよりもトルクを重視したモーターと、動力を確実に伝達できるアメリカ式の駆動方式、そして強力で信頼できるブレーキを備えた車両が、モーターをうならせながら登っていきます。


 沿線は線路際まで山が迫っているゆえにそこまで開発が進んでいませんが、それでも奉旗-知元間の大動脈として15分おきに電車が走る光景は圧巻です。

 南小諸駅(みなみこもろえき)は、この区間で最も乗降客数が多い駅です。駅周辺は「小諸(こもろ)」と呼ばれる地域ですが、駅名は長野県にある小諸駅と区別するため「南小諸駅」とされています。また、NR小諸線と接続しており、太平洋側の中西(なかにし)や中海(ちゅうかい)側の按針(あんじん)にも向かうことができます。

南小諸駅-菅野駅

 南小諸駅からは、少しずつ下っていきます。小谷駅(こたにえき)では戸須方面の小谷線が分岐しています。以前は奉旗駅から戸須駅まで直通する電車も設定されていましたが、2013年3月改正で系統分断が行われ、直通がなくなってしまいました。この小谷線は30分間隔で運行されています。

 須藤駅(すどうえき)まで来ると、山岳区間が終わって平坦な区間が少しだけ続きます。この駅は戸須方面からの戸須線(とすせん)が合流する駅でもあり、須藤駅から朝比駅までの区間は、戸須海岸駅-入来駅(いりきえき)間の戸須・入来線電車(30分間隔)が直通することから、運行間隔が7分30秒間隔となる時間帯があります。


 朝比駅(あさひえき)では、入来方面の線路が分岐します。険しい山に挑む入来方面に対し、こちらは少しだけ山登りをしてまた平地に入ります。千路駅(ちじえき)で岩根方面からの岩根線(いわねせん)と合流すると、次の菅野駅まで複々線区間となります。方向別複々線として建設されており、海側が勝亀本線・大和田線、山側が岩根線の線路となります。この区間で奉旗県から知元県に入り、菅野駅(すがのえき)で再び複線区間になります。

菅野駅-楠田駅(大和田線区間)

 菅野駅-楠田駅間は、知元都市圏のベッドタウンとして開発が進められている区間です。乗客数が増えていきますが、岩根線系統の知元駅-春日駅間が7分30秒間隔で運行されているのに対し、15分間隔であることから増発してほしいという意見も多いようです。

 大和田駅(おおわだえき)でNR富永本線と接続すると、いよいよ終点の楠田駅が近づいてきます。その楠田駅は、終点というよりは神豊支社との接続するための中間地点という感じで、優等列車は通過してしまいます。



※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年11月19日

当ページ公開開始日 2022年02月23日