津鐘 500形・600形

500形

600形

 津鐘電鉄(当時)では、1978年から混雑対策のため10両編成の運転を開始することになった。この際車両が不足することから、新型車両500形を導入することになった。

 500形は1977年に登場。それまでの車両と異なり、5両編成を基本としており、2編成連結することで10両編成での運行が可能となっている。津鐘電鉄初の冷房車両でもある500形の車体は鋼鉄製であるが、冷房装置を搭載した事による重量増加を加味し、軽量構造を採用した。

 600形は1981年に登場。500形と基本的な構造や機器構成は同じであるが、ステンレス車体を採用してさらに軽量化した。見た目に反して500形同様吊りかけ駆動であることから、相変わらず走行音はうるさかった。また、編成の長さは5両から4両に短縮されている。これは500形5連が津喜高架市電に乗り入れた際、ホーム有効長の関係で停車できない駅があったからである。また、増結用車両として2連も導入された。

 500形は1977年から1980年、600形は1981年から1986年にかけて導入された。これ以降は20m車導入準備を進めることになったので、導入されていない。また、2003年から600形の一部を対象に走行機器の更新工事が行われ、VVVFインバータ制御化された。

 500形は2010年、600形は2017年6月30日に引退した。


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当ページ最終更新日 2020年08月14日

当ページ公開開始日 2019年01月12日